ブレインナーシング 38/4 2022年

出版社: メディカ出版
発行日: 2022-07-01
分野: 看護学  >  雑誌
ISSN: 09108459
雑誌名:
特集: 脳神経ナースが薬剤投与・服薬管理で知っておくべき100のこと
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目次

  • 特集 脳神経ナースが薬剤投与・服薬管理で知っておくべき100のこと
       「疾患別の処方薬・注意ポイント一覧」つき

    ■1章 剤形別・症状別の知っておくべきこと

    ●1 剤形別
    [内服薬]
    ・No.001 薬剤が上手に飲めないときは、飲めない状況を明確にし連携する
    ・No.002 片手で薬剤の袋は開けられない!内服の便利グッズを患者に紹介する
    ・No.003 錠剤粉砕や脱カプセルをすると、もとの薬剤と同じ効果が得られなくなる。
          粉砕や脱カプセルはできるだけ避ける
    ・No.004 約90%の人が口腔内崩壊錠(OD錠)であってもほかの錠剤と一緒に飲んでいる。
          OD錠でも特別な飲み方をする必要はない
    ・No.005 薬剤は吸湿しないようにして涼しい場所に置き、投与日数期間内に内服する。
          包装から出して一包化した薬剤は食品と同様に安定性が損なわれる
    ・No.006 錠剤の粉砕はさまざまな問題が生じ、患者によい方法ではない!
          簡易懸濁法は粉砕の問題点を解決する投薬方法
    ・No.007 頓服薬は、決まった時間に飲むのではなく症状が出たときに飲む薬剤
    ・No.008 舌下錠は吸収が早く、直接循環血液中に入る!
    ・No.009 薬剤によっては、決められたタイミングで飲まないと効果が弱まったり、
          副作用が出やすくなることもある
    ・No.010 手術や検査の前に休薬が必要な薬剤がある。
          休薬していないと手術が中止されることも!

    [注射薬]
    ・No.011 片麻痺患者の点滴ルートは非麻痺側に確保する
    ・No.012 皮下注射は効果が長く続き、筋肉注射は痛みや腫れが少ない
    ・No.013 静脈注射は投与速度が速すぎても遅すぎても副作用が起こることがある
    ・No.014 造影剤の血管外漏出にはとくに注意が必要
    ・No.015 複数の薬剤を同時に投与する場合に配合変化が生じ、
          トラブルにつながる可能性がある

    [外用薬]
    ・No.016 貼付薬は貼る場所を毎回変える
    ・No.017 中枢性尿崩症では、デスモプレシンという点鼻薬が使用されることがある
    ・No.018 坐薬挿入時は患者に口呼吸を促す
    ・No.019 軟こう処置では、単純塗布法、重層療法、密封療法の3つがあり、
          目的に応じて使い分ける
    ・No.020 脳梗塞治療でよく使用されるアスピリンにはアスピリン喘息があり、注意!

    ●2 症状別
    [意識障害]
    ・No.021 意識レベルが低下している患者へ内服させるときは、薬剤の形状に注意する
    ・No.022 経鼻胃管から投与する方法として、簡易懸濁法がある
    ・No.023 ボタン型タイプの胃ろうはとくに薬剤がつまりやすいので注意

    [視野障害]
    ・No.024 半盲のある患者には、薬剤の位置をしっかりと伝える
    ・No.025 薬剤を見分けられない原因をアセスメントし、原因に応じて対策を考える
    ・No.026 触覚や注意事項等情報(添付文書)を活用する

    [麻痺]
    ・No.027 包装を破くことができない場合は、内服シートの構造から患者に合った援助内容を考える
    ・No.028 拘縮や可動域の縮小が起こった患者には、装具を使用した内服援助を考える
    ・No.029 薬剤をよく落としたりつかむことができない場合、容器にまとめたりオブラートに包む

    [嚥下障害]
    ・No.030 摂食嚥下機能を見るには、反復唾液嚥下テストを行う
    ・No.031 誤嚥しにくい姿勢と飲み込みやすい体位は異なる
    ・No.032 とろみ剤を使用して、患者の「食べやすさ」を目標に援助する

    [認知症・高次脳機能障害]
    ・No.033 半側空間無視の患者の内服は、薬剤の数や配薬トレー・カップの位置を
          正確に伝え、注意が向くようにする
    ・No.034 失語症のタイプを知り、患者ごとに対応を工夫する
    ・No.035 記憶障害の患者では、スケジュール帳やカレンダーを用いて
          チェックするなど工夫する
    ・No.036 内服拒否の理由をアセスメントして、理由別に対応策を考える
    ・No.037 家族が管理しやすいように支援する


    ■2章 治療薬別の知っておくべきこと

    ●1 血栓溶解薬
    ・No.038 血栓溶解薬は血液の塊(血栓)を溶かす
    ・No.039 rt-PA(アルテプラーゼ)の溶解では、バイアルを逆さまにする手順がある
    ・No.040 rt-PA(アルテプラーゼ)は脳梗塞発症後4.5時間以内に投与する
    ・No.041 rt-PA(アルテプラーゼ)の投与量は体重あたり0.6mg/kgと規定されている
    ・No.042 rt-PA(アルテプラーゼ)は、シリンジポンプ・輸液ポンプを用いて正確に投与する

    ●2 抗血小板薬
    ・No.043 抗血小板薬は血小板に作用し、血液を固まりにくくする!
    ・No.044 アスピリンは急性期と慢性期の用量が異なる!
    ・No.045 クロピドグレルをすばやく効かせるには「ローディング」が必要!
    ・No.046 シロスタゾールは頭痛や動悸に注意!
    ・No.047 抗血小板薬2剤併用療法は「組み合わせ」と「期間」に注意!

    ●3 抗凝固薬
    ・No.048 抗凝固薬は血液を固まらせる成分のはたらきを抑える
    ・No.049 ワルファリンは食事や併用薬の影響が大きい
    ・No.050 DOACである4つの薬剤にはそれぞれ特徴がある
    ・No.051 DOACの用量調整基準は異なる
    ・No.052 アルガトロバンは48時間で持続静注から点滴に切り替える

    ●4 脳保護薬
    ・No.053 エダラボンはフリーラジカルを捕まえて、脳組織を障害から保護する!
    ・No.054 エダラボンの使用には腎機能に注意
    ・No.055 筋萎縮性側索硬化症(ALS)にもエダラボンが用いられる

    ●5 脳浮腫治療薬
    ・No.056 脳が浮腫を起こしたときに使用する
    ・No.057 高張グリセロールの投与時間は短く
    ・No.058 D-マンニトールを終了するときにはリバウンドに注意
    ・No.059 五苓散を用いることもある
    ・No.060 脳浮腫抑制に使われるそのほかの薬剤にはデキサメタゾンがある

    ●6 昇圧薬
    ・No.061 昇圧薬は、血圧を上げて循環動態の危機をしのぐ薬剤
    ・No.062 ドパミン、ドブタミン、ノルアドレナリン、それぞれの長所の理解が大切!
    ・No.063 起立性低血圧は、第一に原因の精査、そして適切な治療薬の選択を

    ●7 降圧薬
    ・No.064 降圧薬はその名のとおり、血圧を下げるはたらきがある
    ・No.065 脳梗塞急性期の過度の降圧は要注意!
    ・No.066 降圧目標は患者の病態に応じて異なる!

    ●8 血栓性・末梢血行改善治療薬
    ・No.067 血漿浸透圧の維持と血管内水分量の確保などを目的に使用される!
    ・No.068 脳梗塞においても低分子デキストランが広く用いられる

    ・No.069 神経免疫疾患にも血液希釈療法が行われることがある

    ●9 脳血管攣縮治療薬
    ・No.070 脳血管攣縮は脳主幹動脈の可逆的狭窄
    ・No.071 全身的薬物療法として、塩酸ファスジルやオザグレルナトリウムを投与する
    ・No.072 脳血管攣縮に対する脳血管内治療がある

    ●10 抗てんかん薬
    ・No.073 発作に合った適切な抗てんかん薬を!
    ・No.074 抗てんかん薬は適切な量を適切な用法で!
    ・No.075 発作はなるべく早く発見して、適切な治療を行うことが大切

    ●11 脳腫瘍治療薬
    ・No.076 ステロイドは脳浮腫を軽減するはたらきがある
    ・No.077 テモゾロミドは悪性神経膠腫に対するもっとも一般的な薬剤
    ・No.078 アバスチン(R)はステロイド同様に脳浮腫に対して強い効果を示す
    ・No.079 ギリアデル(R)は腫瘍摘出後の脳に直接貼る薬剤
    ・No.080 オプチューンOptune(R)は電場を使用する特殊な治療法

    ●12 鎮静薬
    ・No.081 鎮静薬は苦痛や不安を取り除き、身体的・精神的ストレスを軽減する
    ・No.082 鎮静薬投与時は呼吸状態や血圧、心拍をよく観察する
    ・No.083 ベンゾジアゼピンにはさまざまな効果があり、拮抗薬も存在する
    ・No.084 プロポフォールはキレがよい
    ・No.085 デクスメデトミジンは自然な睡眠に近い状態になる

    ●13 鎮痛薬
    ・No.086 鎮痛薬は痛みを和らげるために使用される!
    ・No.087 非ステロイド性消炎鎮痛薬はシクロオキシゲナーゼを阻害し効果を発揮する!
    ・No.088 アセトアミノフェンは非ステロイド系消炎鎮痛薬より安全に使用できる!
    ・No.089 オピオイドは強力な鎮痛作用を有する!
    ・No.090 鎮痛薬の副作用に注意!

    ●14 睡眠薬
    ・No.091 日中の生活に支障がない場合は不眠症の診断にはならない
    ・No.092 睡眠薬は種類によってはたらきが異なる
    ・No.093 消失半減期は薬剤ごとに大きく変わる
    ・No.094 入眠困難には消失半減期の短い薬剤を、睡眠維持障害には
          より消失半減期の長い薬剤を用いる
    ・No.095 睡眠薬の副作用には眠気、転倒、健忘などがある!

    ●15 片頭痛治療薬
    ・No.096 片頭痛の薬剤治療には2 種類のはたらきがある!
    ・No.097 トリプタンは急性期治療薬の代表格である
    ・No.098 発作予防薬の上手な使い方とは
    ・No.099 CGRP関連薬は新しい片頭痛発作抑制薬である
    ・No.100 鎮痛薬を飲み過ぎると頭痛が悪くなるの!?


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