マンガでわかる日本料理の常識

出版社: 誠文堂新光社
著者:
発行日: 2022-04-25
分野: 栄養学  >  栄養学一般
ISBN: 9784416520864
電子書籍版: 2022-04-25 (電子書籍版)
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1,760 円(税込)

商品紹介

麹菌は世界最古のバイオ?口づけ器は日本だけ?台所の語源は?日本の自然・風土や民俗、科学、歴史の視点で、食文化の原点から日本料理をひもとき、なぜ?という疑問にマンガやイラストも交えて解説します。日本料理に関わる人、根拠や背景を知りたい人、日本の食文化について知りたい人、必見の書籍です。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 登場人物の紹介
  • 第1章 日本料理を形づくる8つの柱
  • 【1 米】
  • 米は日本の食文化の原点
  • 米をつくるだけじゃない、水田の機能
  • 連作ができ、収穫率にすぐれた米
  • 国土の一割強の狭い農地面積
  • モンスーンアジアは世界の稲作地帯
  • 米は貨幣の代わりだった
  • 米食を達成してまもなく米離れへ
  • 品種改良は量から質へ
  • 白いご飯が食べ方や嗜好を決める
  • < ワイドスコープ 1 > 白いご飯が生んだ、口中調味という食べ方
  • 【2 水】
  • 豊かな清水が生食やだしの文化を生んだ
  • 生食も「ざるそば」もきれいな水が豊富にあってこそ
  • だしの始まり
  • 関西と関東のだしを決めた「昆布ロード」
  • かつお節の歴史
  • 海外のだしとの比較
  • < ワイドスコープ 2 > 日本とフランスのだしを時間軸で比較する
  • 【3 木】
  • 木が口づけ器を生んだ
  • 最初に漆を発見したのは誰 ?
  • 江戸末期まではご飯茶碗も漆器だった
  • 「ジャパン」と呼ばれた漆器
  • 現在、国産漆はわずか3 %
  • 漆の採取から漆器づくりまで
  • 箸のみで食べるのは日本だけ
  • < ワイドスコープ 3 > 世界の三大食法
  • 【4 魚】
  • 四方を海に囲まれた魚の国
  • 日本の近海は世界的に恵まれた漁場
  • 世界の流れに逆行する日本の漁業
  • 持続可能な「育てる漁業」はまだごく一部
  • かまぼこ界を革新した冷凍すり身
  • < ワイドスコープ 4 > カニカマは海外でも大人気
  • 【5 神饌】
  • 神人共食は日本料理の原点
  • おせち料理は直会の名残り
  • 五節供の由来と農耕儀礼
  • 日本料理はなぜ奇数を尊ぶのか
  • なぜ肉食は禁忌されたか
  • < ワイドスコープ 5 > 宗教によって忌避される食べ物
  • 【6 包丁】
  • 生ものを切ることを最上とする日本料理
  • 片刃包丁と包丁の陰陽
  • 魚の生食が片刃包丁を発展させた
  • 包丁式は "見せる" 料理の原点
  • < ワイドスコープ 6 > 日本料理とフランス料理の厨房組織
  • 【7 発酵】
  • 日本料理の縁の下の力持ち、麹菌
  • ご飯に生えたカビから生まれた、麹菌
  • 日本の発酵食品はカビと酵母の発酵の二本立て
  • 味噌と醤油の誕生
  • 世界が注目 ! 調理法としての発酵
  • < ワイドスコープ 7 > 海外の発酵食品地図
  • 【8 うま味】
  • 世界が注目する第5の基本味
  • 日本人科学者が発見した「うま味」
  • うま味をおいしいと感じるわけ
  • 油脂なしでおいしさを生む、うま味の可能性
  • < ワイドスコープ 8 > 世界に広がる "UMAMI"
  • コラム 海外で通じる "食" の日本語
  • 第2章 日本の饗応料理とすしの歴史
  • 【平安時代 / 大饗料理】
  • 貴族たちの饗宴料理
  • 中国の影響を受けた、目で楽しむ料理
  • 【鎌倉時代 / 精進料理】
  • 禅僧が広めた日本料理の基礎
  • 精進料理が日本料理の精神性と作法をつくった
  • だし文化は精進料理から
  • 【室町時代 / 本膳料理】
  • 武士がつくりあげた日本料理の正統
  • 式三献から始まる膳立ての形式
  • 本膳料理が日本料理の基礎である理由
  • 包丁人と本膳料理の展開
  • 【安土桃山時代 / 懐石料理】
  • おもてなしの工夫をこらした茶会の料理
  • 空間展開型の本膳から時系列型の懐石へ
  • 千利休が完成させた茶会の料理
  • 懐石料理の「一期一会」の精神
  • コラム 宣教師が見た日本の食文化
  • 【江戸時代 / 会席料理】
  • 酒宴を楽しむ喰い切り料理
  • 食事と酒宴の順序が逆転
  • 江戸の町で大人気の屋台
  • 食べることの娯楽化
  • 【7世紀末~現在 / すし】
  • 東南アジア発祥のなれずしから世界のSUSHIへ
  • 魚の保存食から3回の革命を経て「握りずし」へ
  • コラム 関西と関東の食文化の違い
  • 第3章 饗応の実践
  • 会席料理の献立
  • 先付
  • お椀
  • 造り
  • 焼もの
  • 煮もの
  • 蒸し物
  • 酢の物
  • 食事・止椀・香の物
  • 水菓子
  • 器と盛りつけ
  • 器は日本料理の醍醐味の一つ
  • 盛りつけの約束
  • 和室のしつらえと作法
  • 上座と下座の考え方
  • < 二択クイズ > 知っておきたい日本料理提供の知識
  • コラム 左が上位か、右が上位か
  • エピローグ
  • 和食が海外のシェフたちを魅了する理由
  • A Simple Art
  • 風土が培った美学
  • うま味をコントロールする技
  • 和食の知恵が地球を救う ! ?
  • 未来への示唆
  • 参考文献、ウェブサイト
  • 冊子版奥付
  • 奥付

この書籍の参考文献

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参考文献、ウェブサイト

P.190 掲載の参考文献
『イネという不思議な植物』稲垣栄洋著 (ちくまプリマー新書)
『お米の大研究』丸山清明監修 (PHP研究所)
『日本料理とは何か』奥村彪生著 (農山漁村文化協会)
『最新版 図解 知識ゼロからのコメ入門』八木宏典監修 (家の光協会)
『お米の品種と産地 どうしていろいろあるの?』お米のこれからを考える編集室 (理論社)
『祝いの食文化』松下幸子著 (東京美術)
『昆布と日本人』奥井隆著 (日経プレミアシリーズ)
『昆布を運んだ北前船』塩照夫著 (北國新聞社)
本の万華鏡「第17回 日本のだし文化とうま味の発見」https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/17/ (国立国会図書館)
「鰹節の歴史」https://www.ninben.co.jp/about/katsuo/history/ (にんべん)
『「うつわ」を食らう』神崎宣武著 (日本放送出版協会)
『日本の食文化1 食事と作法』小川直之編 (吉川弘文館)
『漆の本 天然漆の魅力を探る』永瀬喜助著 (研成社)
『漆の文化史』四柳嘉章著 (岩波新書)
『漆の文化 受け継がれる日本の美』室瀬和美著 (角川選書)
『漆百科』山本勝巳著 (丸善出版)
『ほんものの漆器 買い方と使い方』荒川浩和ほか著 (新潮社)
『産地別 すぐわかる うるし塗り見わけ方』仲里嘉克監修 (東京美術)
『地域資源を活かす 生活工芸双書 漆 1』田端雅進・橋田光監修 (農山漁村文化協会)
『食卓文明論 チャブ台はどこへ消えた? 』石毛直道著 (中高叢書)
『箸の文化史』一色八郎著 (御茶の水書房)
『魚食文化の系譜』松浦勉・越智信也・西岡不二男ほか著 (雄山閣)
『日本の水産資源管理 : 漁業衰退の真因と復活への道を探る』片野歩・阪口功著 (慶應義塾大学出版会)
『トコトンやさしい養殖の本』近畿大学水産研究所編 (日刊工業新聞社)
『さしみの科学』畑江敬子著 (成山堂書店)
『身近な魚のものがたり』小泉光久著/河野博監修 (くもん出版)
『科学がひらくスマート農業・漁業 4 魚をそだてる海の牧場』小泉光久著/河野博監修 (大月書店)
『和食食材 かまぼこの世界』鈴木たね子・辻雅司著 (農林統計出版)
『「まつり」の食文化』神崎宣武著 (角川書店)
『神饌』南里空海著 (世界文化社)
『年中行事覚書』柳田國男著 (講談社)
『年中行事を「科学」する』永田久著 (日本経済新聞社)
『肉食の社会史』中澤克昭著 (山川出版社)
『「日本人」を知る本―人・心・衣・食・住 4 日本人の食事』佐藤正光著/江原絢子監修 (岩崎書店)
『日本料理の歴史』熊倉功夫著 (吉川弘文館)
『和食と日本文化』原田信男著 (小学館)
『庖丁人の生活』中沢正著 (雄山閣)
『日本料理と天皇』松本栄文著 (エイ出版社)
『庖丁』信田圭造著 (ミネルヴァ書房)
『包丁と砥石』柴田書店編 (柴田書店)
『料理と科学のおいしい出会い』石川伸一著 (化学同人)
『和食とうま味のミステリー』北本勝ひこ著 (河出書房新社)
『菌類の世界 : キノコ・カビ・酵母の多様な生き方』細矢剛著 (誠文堂新光社)
『こうじ菌 (菌の絵本) 』北垣浩志著 (農山漁村文化協会)
『ふしぎなカビ オリゼー』竹内早紀子著 (岩崎書店)
『日本の伝統 発酵の科学』中島春紫著 (講談社)
『発酵のきほん』舘博著 (誠文堂新光社)
『英国一家, 日本をおかわり』マイケル・ブース著/寺西のぶ子訳 (KADOKAWA)
『世界は食でつながっている』MAD著/中村佐千江訳 (KADOKAWA)
『月刊専門料理』2017年10月号, 2020年3月号
『料理通信』2019年5月号
「発酵・麹のマガジン」https://note.com/ymurai_koji/m/mbbf77dd1a63a
『うま味って何だろう』栗原堅三著 (岩波ジュニア新書)
『日本の食文化史』石毛直道著 (岩波書店)
『とことんやさしい発酵の本』協和発酵バイオ株式会社編 (日刊工業新聞社)
『味の文化史』河野友美著 (世界書院)
『うま味の秘密 (和食文化ブックレット 7) 』伏木亨著 (思文閣出版)
「クローズアップ現代」2019年6月13日放送「あなたは "脂肪味" を感じますか? 最新研究! 味覚が健康を左右するhttps://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4293/index.html (NHK)
『タンパク質はすごい! 』石浦章一著 (技術評論社)
SHUN GATE「日本らしさが詰め込まれた弁当文化」https://shun-gate.com/power/power_style_29.html (凸版印刷)
『日本料理 伝統・文化大事典』長島博著 (プロスター)
『歴史ごはん 食事から日本の歴史を調べる 2 平安~鎌倉~室町時代の食事』永山久夫・山本博文監修 (くもん出版)
『歴史ごはん 食事から日本の歴史を調べる 3 安土・桃山~江戸時代, 現代の食事』永山久夫・山本博文監修 (くもん出版)
『ビジュアル 日本の住まいの歴史 1 古代 (縄文時代~平安時代) 』小泉和子監修 (ゆまに書房)
『日本の食文化 新版「和食」の継承と食育』江原絢子・石川尚子編集 (アイ・ケイ・コーポレーション)
『和食の歴史 (和食文化ブックレット 5) 』原田信男著 (思文閣出版)
『ヨーロッパ文化と日本文化』ルイス・フロイス著/岡田章雄訳注 (岩波書店)
『大航海時代叢書 第I期 9 日本教会史 上』ジョアン・ロドリーゲス著/江馬務訳 (岩波書店)
『日本食と出汁--ご馳走の文化史--』松本仲子著 (雄山閣)
『すしの貌』日比野光敏著 (大巧社)
『すしの本』篠田統著 (柴田書店)
『すしのひみつ』日比野光敏著 (金の星社)
『回転スシ世界一周』玉村豊男著 (光文社)
『10品でわかる日本料理』高橋拓児著 (日本経済新聞社)
『わかりやすい 日本料理のサービスマナー』市川安夫著 (柴田書店)

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