1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録

出版社: 日経BP社
著者:
発行日: 2023-09-25
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784296202553
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商品紹介

政府・新型コロナウイルス感染症対策分科会会長、唯一のコロナ手記。
新型コロナ・パンデミックは日本社会に様々な問いを投げかけた。
専門家のまとめ役として新型コロナ対策の中心にいた著者が、新型コロナの1100日間を自身が抱いた葛藤とともに振り返る。

目次

  • 第1部 パンデミックと専門家
     第1章 葛藤の始まり
     (1-1)武漢の第一報、そのとき何を考えたか?
     (1-2)ルビコン川を渡る
     第2章 専門家とは?
     (2-1)正解のない中での勉強会
     (2-2)私を含むメンバー同士の衝突
     (2-3)私の風変わりな経歴と与えられた役割
     (2-4)役割の異なる専門家組織
     (2-5)専門家集団が直面した壁
     第3章 専門家の最も重要な役割
     (3-1)なぜ100を超える提言を出すことになったのか
     (3-2)政府の諮問にどのような心構えで臨んだか
     (3-3)“エビデンス”を得る困難さの中で

    第2部 提言の裏にあった葛藤
     第1章 試行錯誤
     第2章 長期戦の覚悟
     第3章 緊急事態宣言の発出を避けたい。しかし……
     第4章 史上初の無観客五輪を提言
     第5章 八方ふさがり
     第6章 これまでと全く異なるオミクロン株の出現
     第7章 日常に戻す議論
     第8章 異なる景色
     第9章 日本はエンデミック化に向かうか

    第3部 新型コロナが投げかけた問い
     第1章 未知の感染症ゆえの苦労
     (1-1)したたかな感染症
     (1-2)なぜクラスター対策?
     (1-3)専門家は検査を抑制しようとしたのか
     (1-4)なぜ医療の逼迫が頻繁に起こったか
     第2章 政府との関係における難しさ
     (2-1)政府とどんな交渉をしたのか
     囲み 諸外国の専門家組織について
     (2-2)提言に対する政府の6つの対応パタ-ン
     (2-3)各政権期における提言の採否
     第3章 誰が市民に伝えるのか
     (3-1)専門家が「前のめり」に見えた理由
     (3-2)新型コロナ対策におけるリスコミの難しさ
     (3-3)専門家が「前のめり」になったために起きた問題
     第4章 葛藤の果てに
     (4-1)皆が大変な思いをした
      囲み 諸外国との累積死亡者数の比較
     (4-2)社会は許容できる死亡者数を決められるか
     (4-3)パンデミックが引き起こした「分断」
     (4-4)葛藤のもう一つの意味
     (4-5)感染症危機に強い社会へ

    付表1:専門家助言組織や勉強会に参加した専門家一覧
    グラフ:日本の新型コロナ感染者数と死亡者数の推移
    付表2:新型コロナ対策分科会やアドバイザリーボードなどに出した主な提言、および、
        基本的対処方針分科会などにおける様々な意見の概要
    補 論:提言の根拠は何だったのか

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