G2P-Japanの挑戦 コロナ禍を疾走した研究者たち

出版社: 日経BP社
著者:
発行日: 2023-12-11
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784296119301
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商品紹介

新型コロナウイルスはどのようにして解明されたのか,なぜ基礎研究は重要なのか——この記録こそが、未来をひらく扉だ。新奇の研究集団を立ち上げ,走り続けた若い研究者たち。新型コロナウイルスを追った3年間をたどる。

目次

  • 序章 コロナ前夜

    第1章 京都で緊急プロジェクト
     ウイルスの遺伝子配列が公開される
    「コロナ研究には手を出さない」
     リアルタイム研究の衝撃
     感染経路とウイルスの進化に興味を持つが
     尋常ではないことが起こっている
     刻々と変わる状況
    「何もしないというのは許されない」
     ロックダウンを避け京都で緊急プロジェクト
     ターゲットを絞る
     違いから何を読み取るか 
     瓦解したストーリー
     疎開組それぞれの思い
     果報は海の向こうから

    第2章 研究コンソーシアム立ち上げへ
     論文に背中を押されて 
     日本発の論文が少ない 
     大型研究予算取得にチャレンジ 
     基礎研究で社会に応えたい 
     G2P‐Japan 始動!
     重症化を左右するものは?
     ヒトの白血球型から探る
     抗原決定基に変異が入ると
     論文がメディアの注目を集める 
     刻々と変わる状況を追いかけて

    第3章 初期メンバーたち〜合流の背景
     予期せぬ参戦
     HIV研究の拠点──熊本大学
     若手参加のセミナーで人脈づくり
     ゲノムからウイルスを探る
     実験巧手の哲学と実践
     疾患よりもウイルスそのものに興味

    第4章 新型コロナウイルスの人工合成
     CPER法の改良で新型コロナウイルスを人工合成
     CPER法を習う
     肝炎ウイルスから新興感染症へ
     改善点が見つかるうちは続ける
     動物実験に着手する
     桜の写真が運んだ血液試料

    第5章 次々に現れる変異株
     スピード受理で勢いに乗る
     デルタ株の台頭
     顔つきの悪い細胞
    「カンヅメ」で論文を完成
     カルデナスのアドバイス

    第6章 即断即決、瞬発力で前進
     休学して参加を表明
     東京の繁華街で大捕物
     フットワークの軽さで難題を解決
     データ解析から次の変異株を予測
     新たな動物実験部隊を追加
     ウイルスにこだわらないというトレンド

    第7章 オミクロン株、出現する
     G2P-UKの誘いで共同研究
     新たなチャレンジを決意
     再び「わからない」状況に
     フルスピードで駆け抜ける

    第8章 オミクロンの亜株を追って
     オミクロンの亜株が続々
    “ライバル”の意気込みで
     中和抗体薬の効果を検証
     BA.5株をターゲットに
     腕の見せどころ
     さらに多様化するオミクロン亜株

    第9章 新たな一歩を踏み出す
     変化の兆し
     モチベーションと馬力
     リーダーシップよりもひとりひとりの個性

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