深掘り! 関係行政論 保健・医療分野 公認心理師必携
目次
- はしがき
序章 公認心理師と保健・医療分野―公認心理師法―
1.公認心理師とは何か
2.保健・医療分野で働く公認心理師
第1章 安全な医療とは何か―医療法と医療倫理―
1.医療法
(1)医療と医療提供施設
(2)国および地方公共団体の責務
(3)医療事故と医療事故調査
2.医療倫理
3.精神科医療の現状
(1)精神科病院と精神科
(2)精神疾患を有する患者
事例を読む チーム医療における公認心理師の対応
ワーク1
Column 1 精神科医療がわかるマンガ
第2章 精神障害者の福祉の増進を図る―精神保健福祉法①―
1.精神保健福祉法
(1)日本における精神保健福祉に関する法律の歴史
(2)精神障害者の定義・位置づけ
(3)都道府県・市町村における精神保健福祉
2.精神保健福祉センターと精神保健福祉士
(1)精神保健福祉センターの目標と業務
(2)精神保健福祉センターの組織と構成
3.精神保健福祉センターの活動
(1)精神保健福祉センターの人員体制
(2)精神保健福祉センターの業務
事例を読む 薬物依存症への心理的支援
ワーク2
Column 2 学校現場で医療機関との協働・連携を図るとき
第3章 精神障害者に対する医療―精神保健福祉法②―
1.精神保健福祉法
(1)精神障害者等に対する国・地方公共団体の義務
(2)精神保健指定医
(3)精神障害者の入院
(4)精神科病院における処遇等
2.精神障害者の入院時の行動制限
(1)基本理念
(2)通信・面会
(3)隔離
(4)身体的拘束
3.精神科病院の入院とその様態
(1)精神科病院在院患者の推移
(2)行動制限の現状
事例を読む 統合失調症への心理的支援
ワーク3
Column 3 向精神薬は怖い?
第4章 精神障害者の退院促進と社会的自立―精神保健福祉法③―
1.精神保健福祉法における精神障害者の退院促進措置
(1)退院後生活環境相談員の選任
(2)地域援助事業者の紹介など
(3)医療保護入院者退院支援委員会
2.退院後生活環境相談員の役割・業務
(1)入院時の役割・業務
(2)退院に向けた相談支援業務
(3)地域援助事業者等の紹介に関する業務
(4)医療保護入院者退院支援委員会に関する業務
(5)退院調整に関する業務
(6)その他の業務
3.退院後生活環境相談員の業務の実態
(1)退院後生活環境相談員一人あたりの医療保護入院者数
(2)退院後生活環境相談員の業務
(3)退院後生活環境相談員の選任が制度化されたことによる変化
事例を読む 高齢者への心理的支援
ワーク4
Column 4 国連勧告と日本の精神科医療
第5章 依存症の背後にある生きづらさを支える
―アルコール健康障害対策基本法・ギャンブル等依存症対策基本法―
1.アルコール健康障害対策基本法
(1)飲酒関連問題の概念の変遷
(2)法の目的
(3)アルコール健康障害対策推進基本計画
2.ギャンブル等依存症対策基本法
(1)法の目的
(2)ギャンブル等依存症対策推進基本計画
3.依存症の理解と支援方法
(1)依存症の現状
(2)依存症の理解
(3)支援方法
事例を読む ゲーム障害(依存症)への介入
ワーク5
Column 5 動機づけ面接
第6章 自殺を予防し,幸福な人生をつくる―自殺対策基本法―
1.自殺対策基本法
(1)自殺の定義
(2)法の目的
2.自殺総合対策大綱─ 自殺対策の具体的な方法
3.自殺の現状とその理解
(1)自殺率の推移
(2)自殺の要因
(3)自殺に関する総合的理解(自殺の対人関係理論)
(4)幸せな人生の形成
事例を読む 自殺への危機介入
ワーク6
Column 6 コロナ禍での自殺
第7章 被災者のこころをケアする―被災者のこころのケア都道府県対応ガイドライン―
1.被災者のこころのケア
(1)こころのケアとケアレベル
(2)被災者の反応と対応
事例を読む 被災者への心理的支援
ワーク7
Column 7 子どもたちのメンタルヘルス
補論 公認心理師が,なぜ法律を学ぶのか?―法律・予算・仕事・キャリア形成について考える―
1.法律を学ぶ意義
(1)法律を学ぶ意義に関する教科書的見解
(2)本章の目的
(3)生活者としての公認心理師
2.法律を学ぶ意義に関する第三の視点
(1)法律とは何か?
(2)法律の裏にあるもの
(3)法律の描く理想が実現するまで
(4)法律,予算,そして公認心理師の仕事
3.事例─自殺対策基本法が私たちの「仕事」になるまで
4.おわりに─改めて,私たちはどう生きていくべきか?