こころの科学 2024年増刊号 心理臨床と政治

出版社: 日本評論社
発行日: 2024-03-20
分野: 臨床医学:内科  >  雑誌
雑誌名:
特集: 心理臨床と政治
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目次

  • 特集 心理臨床と政治

    *序 論
    心と政治
     ―「善く生きること」についての二つのまなざし

    *家族の暴力を生みだす社会
    暴力の理解とDV加害者臨床
     ―ソーシャルレスポンスの観点から
    加害の地図を描く
     ―DVに作用する男性性を可視化する臨床実践
    「ケアの倫理」から考える、家族と国家
    母の愛は政治的である
     ―母娘問題のこれまでとこれから

    *臨床と権力のつながり
    行政のなかの心理職
     ―なごや子ども応援委員会の取り組みから
    権力の暴力とケア——児童相談所の一時保護をめぐって
    心理職の価値を高めるために、我々が政治的にやるべきこと
     ―研究およびパブリック・アフェアーズの観点から
    臨床心理学と政治
     ―日本臨床心理学会の一九七〇年代を振り返る

    *心理臨床家をとりまく力学
    国家資格の力学―行政、アカデミズム、権力
    学派たちの政治
    精神分析とフェミニズム、そして臨床心理学へ
    SNSよ、こころを掻き乱さないでくれ
    私たちの仕事とくらしを守る―心理職ユニオンからの提案
    被害の語りと心理学——セラピー文化のポリティクス

    *対人援助と社会変革
    「反・対話」の関係性を変える
     ―精神医療・福祉の現場を見据えて
    アディクション臨床における社会的な力の影響
    市民団体の活動による政策転換
     ―アルコールの社会規制を中心に
    声を奪われた被害者の権利を擁護する社会の実現に向けて

    *対 談
    心理臨床にとって政治とは何か

    *総論にかえて
    「パーソナル・イズ・ポリティカル」再考
     ―フェミニズムからPTMFまで

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