ライフスタイル療法第2版生活習慣改善のための行動療法

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2003-11-27
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 4263704312
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2,860 円(税込)

商品紹介

生活習慣へのアプローチが健康増進と疾病コントロールに重要であることを踏まえ,実践例を示し解説.日本動脈硬化学会の新ガイドラインに沿って,高脂血症の内容見直しなど最新情報を取り入れた最新版.看護師,管理栄養士のための患者指導に役立つ実践書.

目次

  • ライフスタイル療法第2版生活習慣改善のための行動療法

    ―目次―

    1章 ライフスタイル療法を始める前に
     
     1-1セルフケアを促す治療・指導のために
      ●ライフスタイルが健康のキーワード
      ●行動変容アプローチの基本姿勢
      ●自分のライフスタイルを変えてみることが,もっとも近道
      ●クライアントの中で生じる連鎖
     
     1-2ライフスタイルを変える行動療法
      ●行動療法は科学的な心理療法である
      ●行動療法はどこででも誰にでも役にたつ
      ●現実的・具体的な問題解決法なので実行しやすくわかりやすい
      ●治療の構造が明確なのでマニュアル化しやすい
      ●実践することで理解が進むまずできるところから取りかかる
      ●理論の学習は基礎的なものを
     
     1-3クライアントとの間に良い関係を築く
      ●治療者はクライアントにとって重要な刺激(社会的強化子)である
      ●初対面の第一印象が勝負になる
      ●自分の体調や気分を良い状態に整える
      ●思い込みを捨てて,クライアントのありのままを受け止める(理解)
      ●常に正直に,誠実に行動をする―ささいなことが大切,クライアントも試している―
      ●治療(指導)者―患者の関係を保つ(適度な距離をもち続ける)
     
     1-4習慣変容アプローチの4つのステップ
      ●問題行動を具体的に記述する
      ●行動と状況や環境(刺激)との関係を分析する(行動のアセスメント)
      ●行動技法を選んでクライアントに実行させる(技法の選択と適用)
      ●結果を確認しながら続ける
     
     1-5行動を変えるための方法
      ●行動はその結果に大きく影響される原則にもとづく(オペラント強化)
      ●行動しやすいように環境を整える(刺激統制法)
      ●手本を示して練習をさせる(モデリング)
      ●新しい行動を少しずつ形づくる(行動形成)
     
     1-6よく用いられる行動技法
      ●目標設定
      ●セルフモニタリング
      ●反応妨害法/習慣拮抗法
      ●社会技術訓練
      ●認知再構成法
      ●再発防止訓練
      ●社会的サポート
      ●ストレス対処法
     
    2章 セルフケアを促すカウンセリング
     
     2-1 初回面接で行うこと
      ●面接までに準備すること
      ●クライアントのニーズをつかむ質問の手順
      ●実行を促すテクニック(目標の決め方と動機づけ)
      ●記録の残し方
      ●初回面接のチェックポイント
     
     2-2 2回目以降の面接で行うこと
      ●クライアントの素朴な感想を優先する
      ●課題(宿題)を実行したかどうかをチェック
      ●わずかな進歩を具体的に取り上げる
      ●しなかったときは「できなかった」とみなす
      ●回を重ねてはじめてわかることもある
     実践例 減量のための面接
      Case 外食,飲酒の機会が多く,総コレステロール値が高い女性
     
    3章 ライフスタイルへのアプローチ
     
     3-1 食行動の改善
      ●食べることは「生きること」
      ●食事の制限はストレスになる
      ●食事への関心は高く改善意欲もある
      ●食の評価は食べ方と食べる内容で行う
      ●必要分をきちんと食べることが基本
      ●上手な食品選択が指導に不可欠
      ●食べ方を改善しやすくする具体的な方法
      ●食事の変化は焦らず段階的に
     
     3-2 休養とストレス対処
      ●休養とストレス対処は「こころの健康」のエッセンス
      ●休養は睡眠と生活リズム,そして上手なリラックスで
      ●こころと身体の関係は密接
      ●ストレスは20歳代女性,30歳代男性が感じやすい
      ●行動療法はストレス対処法でもある
      ●ストレス対処は,教育と訓練(練習)で上達させられる
      ●職場・家庭環境と生活習慣がストレスに大きく影響する
     
     3-3 飲酒のコントロール
      ●飲酒の適量は日本酒一合
      ●未成年者の飲酒予防には親への啓発が重要
      ●妊娠中の飲酒はとくに警告が必要
      ●飲酒による心理的な利点を多くあげる人は依存になりやすい?
      ●簡単なスクリーニングと短期の介入で教育効果があがる
      ●節酒をしたい人にはセルフコントロールの方法を
      ●飲酒のコントロールもタバコや食事と同じ
     
     3-4 禁煙支援
      ●行動療法にもとづいた禁煙法が主流
      ●禁煙すると健康が戻る
      ●喫煙習慣の本質はニコチン依存症
      ●喫煙の行動論
      ●喫煙行動の評価方法
      ●禁煙のためのおもな行動技法
      ●ニコチン代替療法は離脱症状対策
      ●再開しやすい状況を予測して続けさせるための工夫を
     
     3-5 身体活動の促進
      ●運動を続けさせるには行動療法が効果的
      ●運動は体にも心にも良い影響がある
      ●身体活動量の評価法には一長一短がある
      ●身体活動を促進するための具体的な方法
      ●ひとりひとりにマッチした指導を
      ●長期の維持をめざしたサポートと課題
     実践例1 企業における選択メニュー方式の
      生活習慣改善プログラム―セルフコントロール(評価/目標設定/モニタリング)による通信指導
      Case 1 休肝日を増やして5万円貯金した例(飲酒コース)
      Case 2 リラックスタイムを増やして肩こりがとれた例(休養コース)
     実践例2 禁煙専門外来における禁煙後の体重コントロール
      Case 1 禁煙後,運動量を増やして,体重コントロールに成功した例
      Case 2 「楽しみながら改善」をモットーに体重コントロールに成功した例
     実践例3 会員制クラブにおける中高齢者のシェイプアッププログラム
      Case 1 脳梗塞のリハビリを目的とした例
      Case 2 医師から減量を勧められてはじめて運動に挑戦
      Case 3 膝痛のため医師から脚力強化の運動を勧められた高齢の女性の例
     

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