ザ・クインテッセンス 別冊 YEARBOOK02

出版社: クインテッセンス出版
著者:
発行日: 2002-09-10
分野: 歯科学  >  歯科学一般
雑誌名:
特集: 咬合異常による障害とその改善
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6,160 円(税込)

商品紹介

陶智子「不美人論」にはこんな部分があります。「日本は八重歯に対して寛容な国である」として、笑う時の八重歯や歯並びの乱れについて魅惑的とか、肯定的な表現の見える文学作品をいくつか挙げています。ところがこの章の最後のまとめでは、「八重歯がチャームポイントだなんて、そんな時代があったのです」と、歯並びの乱れは過去のこととしています。また、前にも挙げた、村澤博人氏らの「おしゃれ白書」によれば、「女性の意識は、今までの、外面的な短時間で達成できる要素中心から、『これから』は内面的で獲得するにはかなり長期間を要するが達成したもの、という方向に変化しはじめています」このなかには当然のこととして、矯正治療による審美性の獲得が含まれており、その傾向は年々顕著化してきていると思いますが、いかがでしょうか。「矯正YEAR BOOK 02」については、こんなことを考えながら、またSPECIAL ISSUE:特集では、企画を立てる段階から新しい試みをしてみました。「Stylishいま風」になっていますでしょうか。先生方の日常臨床のお役に立てることを祈っています。(「序文」より)

目次

  • ザ・クインテッセンス 別冊 YEARBOOK02

    ―目 次―

    特集 臨床家のための矯正

    [最新の基礎研究を知る]
    ・適応による骨改造時の破骨細胞の活性の制御
    ・咬合機能喪失後のラット臼歯における歯根膜機械受容器の経時的変化
    ・下顎第三大臼歯歯胚形成と先天欠如に関する研究
    ・歯の矯正移動における感覚異常発現機構

    [話題のトピックス]
    ・バイオメカニクスの立場からの歯の移動を知る
    ・鼻炎・口蓋扁桃肥大と不正咬合との関連性

    [術式を知る]
    ・矯正治療とホワイトニング
    ・米国の美白矯正

    [症例から学ぶ術式]
    ・日本人女性I級叢生「borderline case」での抜歯・非抜歯治療における側貌変化の比較
    ・口唇部の調和に配慮し抜歯部位のせいたくを行なった叢生症例

    [特別リポート]
    ・ヨーロッパの矯正歯科の現状
    ・EUにおける卒後矯正専門医教育プログラム「Erasmus」
    ・肥満患者の矯正治療への強力度は?

    [特集:咬合異常による障害とその改善]
    ・[特集:咬合異常による障害とその改善]を編集するにあたって
    ・時代とともに、社会が診た不正咬合
    ・患者からみた不正咬合の障害とその改善
    ・矯正歯科来院患者における不正咬合と歯科治療状況の関連について
    ・先天欠如歯を伴う矯正患者の問題点
    ・矯正歯科患者のスマイル時における口元の審美性
    ・上顎前突に伴う審美障害
    ・顔面形態の主観的評価と矯正治療による改善
    ・知的障害者の矯正歯科治療
    ・口唇・口蓋裂患者の歯科矯正治療を考える
    ・先天異常を伴う下顎前突の咬合および審美障害
    ・不正咬合による障害を最小限にするための矯正治療
    ・骨格性下顎前突症例における形態的、機能的改善:外科的矯正治療による変化
    ・顎関節における不正咬合の影響
    ・若年者のUnilateal crossbite患者の顎運動機能の治療変化

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