周術期輸液の考えかた ―何を・どれだけ・どの速さ―

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2005-02-01
分野: 臨床医学:一般  >  栄養/食事/輸血
ISBN: 4524236317
書籍・雑誌
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商品紹介

周術期の輸液を行うための考え方,背景となる基礎知識を学ぶ入門書.輸液の量,成分,速度の決定に際して生理学的根拠に基づく判断ができ,多数のイラストと要点をまとめたユーモアあふれる文章からなる解説を読み進むうちに,実際の処方ができる力が身につくよう工夫されている.一人で輸液計画が立てられるようになることを到達目標としている.

目次

  • 周術期輸液の考えかた ―何を・どれだけ・どの速さ―

    ―目次―

    第1章 単位を知る
     A. 単位:モルと当量
     B. mOsm/kg・H2O,mOsm/L
     C. 浸透圧モル濃度と浸透圧

    第2章 水はどこへ行く?
     A. 浸透圧が等しくなるよう水が分布
     B. 体内水分布
     C. 組織間液と血漿
     D. ブドウ糖はどこへ行く?
     E. 乳酸リンゲル液はどこへ行く?

    第3章 水と塩で生きる
     A. 毎日の食事からみた水分量と電解質量
     B. 輸液だけで生きるとしたら

    第4章 細胞外液を輸液すると?
     A. 輸液による血液量の変化
     B. 細胞外液の輸液:組織間質にも行く
     C. 健常者に細胞外液を輸液すると
     D. 出血を細胞外液補充液で補うと
     E. 術後患者に細胞外液を輸液すると
     F. 血圧低下と輸液

    第5章 脱水をさがせ
     A. 脱水とは
     B. 脱水の原因
     C. 脱水のさがしかた
     D. 水不足?塩不足?どちらも不足?

    第6章 水たまりの出現:サードスペース
     A. サードスペースとは
     B. サードスペースの発見
     C. サードスペースの特徴

    第7章 ハイポボレミア
     A. ハイポボレミアとは
     B. 心拍出量はいかにして決まるか?
     C. ハイポボレミアの診断
     D. ハイポボレミアの治療:輸液負荷

    第8章 乏尿
     A. 尿の生成
     B. 尿量減少
     C. 腎前性高窒素血症
     D. 乏尿を発見したら
     E. 尿所見による腎前性腎不全とATNの鑑別

    第9章 ナトリウム
     A. 血清ナトリウムの測定
     B. 低Na血症
     C. 高Na血症

    第10章 術中輸液計算
     A. 水分量の計算
     B. 電解質量の計算
     C. 輸液の選択

    第11章 漏れやすい血管と輸液
     A. アルブミンが漏れる
     B. 血管透過性亢進の診断
     C. セプシス患者の循環動態

    第12章 外科侵襲と水の動き
     A. 術後数日の尿量に注目
     B. バランス物語
     C. 輸液バランスの推移を追う
     D. 麻酔・鎮痛・鎮静に注意

    第13章 バランスシートを考える
     A. INバランス
     B. OUTバランス
     C. 失敗例から学ぶ:バランスでNa濃度を考える

    第14章 違いがわかる輸液製剤
     A. 細胞外液補充液
     B. 維持液
     C. 開始液(1号液)
     D. 開始液と脱水

    第15章 肺水腫
     A. 正常肺胞壁での水の動き:肺間質への液漏出と汲み出し
     B. 肺水腫の発生
     C. 輸液量と肺水腫

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