脳卒中を生きる意味

出版社: 青海社
著者:
発行日: 2006-11-08
分野: 医学一般  >  医学随想
ISBN: 4902249227
書籍・雑誌
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3,520 円(税込)

商品紹介

本書は、病いや障害を持つ人々の傍らに寄り添い、直に声を聴くことから始まる生の記録である。病いの発症により人々は、生命・コミュニケーション・身体・家庭生活・社会生活の危機を迎える。絶望の中から再び生きようとする人々にとって、出会いが意味するもの、変容がもたらすこと、そこに現れる希望の可能性を気鋭の社会学者が描きだす。病いや障害を持ちながら〈生きる〉という人々を支える医療専門職、それを目指す学生、さらには本人・家族にとって待望の1冊。

目次

  • 脳卒中を生きる意味

    ―目次―

    序 章 脳卒中を〈生きる〉ということ−問題の所在
    第1節 脳卒中の今
    第2節 問題の所在
    第3節 痛みと苦しみを〈生きる〉
    第4節 「絶望」から「希望」へ−「新しい自分」を見出す
    第5節 本書の構成と意義

    第1章 病を〈生きる〉という経験−課題と方法
    第1節 医療と病の捉え方
    第2節 先行研究の検討
    第3節 病を〈生きる〉ことを捉える枠組み
    第4節 調査の概要−27人のプロフィール

    第2章 〈生きる〉ことの危機−自明な世界の崩壊
    第1節 脳卒中の発症
    第2節 危機の諸相
    第3節 人として〈生きる〉ことの危機

    第3章 病の現れ−〈生きる〉ための試行錯誤(1)
    第1節 生命の危機からの試行錯誤−第1の位相
    第2節 コミュニケーションの危機からの試行錯誤−第2の位相
    第3節 身体の危機からの試行錯誤−第3の位相
    第4節 家庭生活の危機からの試行錯誤−第4の位相
    第5節 社会生活の危機からの試行錯誤−第5の位相

    第4章 病の受け容れ−〈生きる〉ための試行錯誤(2)
    第1節 生命の受け容れ−第1の位相
    第2節 コミュニケーションの困難の受け容れ−第2の位相
    第3節 身体の受け容れ−第3の位相
    第4節 家庭生活の受け容れ−第4の位相
    第5節 社会生活の受け容れ−第5の位相

    第5章 「出会い」と「変容」−「新しい自分」になる
    第1節 「出会い」−重要な他者との相互行為
    第2節 他者の「変容」
    第3節 「新しい自分」になる

    終 章 再び〈生きる〉ために
    第1節 〈生〉の統合化−危機の中から立ち上がる主体
    第2節 病の経験−多様性に開かれる契機(モメント)
    第3節 「弱い主体」が〈生きる〉
    第4節 人々の声に基づく制度と社会の改革へ

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