症例に学ぶ身体疾患と不安・抑うつ

出版社: ヴァンメディカル
著者:
発行日: 2002-08-03
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 4900799467
書籍・雑誌
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3,080 円(税込)

商品紹介

「身体疾患と不安・抑うつ研究会」は平成11年に、内科、診療内科および精神科の相互の交流の場を持ち、一般診療において十分に理解されていない身体疾患と不安・抑うつに関して、その診断と治療法を一般診療医に普及することを目的として発足したものである。筆者が代表世話人を務め、樋口輝彦氏、岡芳知氏、日比紀文氏に世話人を、さらに全国7地区より17名の幹事に協力を依頼し、約60名ほどのメンバーで3年間の研究会活動を展開してきた。これらの研究会活動および幹事会での議論の中より、内科、診療内科および精神科における身体疾患と不安・抑うつにおける共通の理解を得ていくために臨床的な症例集を作成しようという流れが生じた。そこで7地区の代表幹事にお願いしてそれぞれ3例以上の選考を依頼し、ここに25症例が集められた。(「序」より)

目次

  • 症例に学ぶ身体疾患と不安・抑うつ

    ―目 次―

    1 循環器系
    症例1 不安・抑うつを伴った高血圧の1症例
    症例2 心原性ショックによる血管性うつとその治療
    症例3 パニック障害に併存した強迫症状および抑うつ状態(難治例)

    2 呼吸器系
    症例4 成人の心身症気管支喘息患者の治療例
    症例5 意欲低下・呼吸困難を主訴に緊急入院し、SSRI投与により著明改善した高齢者うつ病患者の1症例
    症例6 気道感染を契機に抑うつエピソードを認めた慢性呼吸不全患者の1例

    3 消化器系
    症例7 不安・抑うつ状態を伴う胃潰瘍の1症例
    症例8 急性胃腸炎から、不安を前景としたパニック障害と診断しうるに至った1症例

    4 内分泌・代謝系
    症例9 糖尿病慢性合併症の進展によりうつ状態を呈した1例
    症例10 抑うつ状態の消長により血糖コントロールが変動したI型糖尿病
    症例11 SSRI・スルピリド併用投与が初期治療に有効であると考えられた神経性食欲不振症の1例
    症例12 回復期の過食と抑うつにSSRIが効果を示した神経性食欲不振症の1症例
    症例13 下垂体性尿崩症の合併を認めた不安神経症の1症例

    5 更年期疾患
    症例14 HRTが効果なくSSRIにより症状改善した更年期うつ病の1症例
    症例15 更年期の身体症状を主訴として来院し、SSRI併用療法が有用であった更年期うつ病の1症例

    6 皮膚科疾患
    症例16 アトピー性皮膚炎に伴う不安・抑うつ

    7 整形外科疾患
    症例17 うつ状態の改善によりリハビリテーションが可能となった慢性関節リウマチの1症例
    症例18 整形外科周術期の疼痛に対してSSRIが有効であった1症例

    8 耳鼻科疾患
    症例19 抑うつ状態を合併した内耳性めまいの1症例

    9 腫瘍
    症例20 共依存が癒しの構造として働いた臨死患者の不安と抑うつ
    症例21 フルボキサミンが死への不安発作の軽減に奏効した1症例

    10 精神・自律神経症状
    症例22 うつ病患者の家族が病状に影響を与えた1症例
    症例23 意識消失を主訴に来院した軽症うつの1症例
    症例24 フルボキサミンが奏効した慢性筋肉痛・不随意運動の1症例
    症例25 高度肥満の中年女性における閉塞型睡眠時無呼吸症候群と非定型うつ病

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