第1章:軽度発達障害の概要
A 「軽度」発達障害という言葉に惑わされてはならない
B ボーダーラインの精神遅滞
C 高機能自閉症・アスペルガー症候群
D 学習障害(Learning Disabilities:LD)
E 注意欠陥多動性障害
(Attention Deficit/Hyperactivity Disorder:AD/HD)
F 軽度発達障害と保護者,教育者,そして子どもの不幸
第2章:鑑別疾患と併存障害
A 気分障害
B 外傷後ストレス障害・適応障害
C 保護者による不適切な扱い(maltreatment)による行動異常
D 反抗挑戦性障害
(Oppositional Defiant Disorder:ODD)と行為障害
E 社会不安障害(Social Anxiety Disorder:SAD)
第3章:“子育て支援”から診断へ
―診断がなくてもできる“子育て支援”
A 子どもに出会って何をするか…まずは行動観察を
B 診断にかかわらず,すぐに指導できること
C 診断を超えて…医師だからこそできること
第4章:薬物療法とその利用
序 薬物療法は患児のために
A 睡眠障害
B 多動性−衝動性に対する治療 119
C 抗うつ薬
D 漢方薬
第5章:注意欠陥多動性障害がある子どもをどう育むか
序 「教育」こそ,軽度発達障害の子どもへの治療である
A 保護者に診断を告げる
B 最初に必ず守らせること
C ペアレントトレーニングの考え方を教える
D できれば幼児期にやらせたい:
フィンガーカラーリングと字の練習
(ひらがな・カタカナ・漢字の練習)
E 小学校入学に関係して
F ギャングエイジについて(小学2年生の後半から)
G 学級崩壊に巻き込まれないために
H 二つのハードル
I 本人への告知と薬物療法の終結
J 思春期対策について
K 治療終結に向けて
第6章:高機能自閉症やアスペルガー症候群がある子どもを
どう育むか
A 保護者に診断を告げる
B 最初に必ず守らせること
C 幼児期に学ばせたいこと
D 小学1年生を迎えるにあたって
E 小学2年生からはじめさせたいこと
F SPELLの法則
G お手伝いと分業
H 告 知
I 中学校以降の経過観察
第7章:周囲との連携を考える
A 対応の原則――ペアレントトレーニングを利用する
B 知能検査による連携と学習障害(LD)
C 出口(就労)から,就学指導を考える
D 教育・保育と保護者を取り持つ
E 自閉症・アスペルガー症候群と保育・教育