多様化したうつ病をどう診るか

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2011-10-15
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784260014236
書籍・雑誌
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6,380 円(税込)

商品紹介

精神科診療のエキスパートを目指すための新シリーズの1冊。多様化、複雑化した現在のうつ病診療の諸問題を整理し、臨床家が日々感じている実際的な疑問に答える内容。現代型のうつ病、双極スペクトラム、非定型うつ病、生活習慣病としてのうつ病、老年期うつ病、発達障害や統合失調症とうつ病の関係など、いま知りたいテーマを気鋭の執筆陣が縦横無尽に論ずる。

目次

  • 多様化したうつ病をどう診るか

    ―目次―

    第1章 現代型のうつ病をどうとらえるか
     典型的な症例,Aさん
     Aさんのどこが「現代型」といえるのか
     米国精神医学会診断基準DSM-IVでの位置づけ
     「現代型のうつ病」を巡る国内外での研究
     現代型のうつ病の位置づけ,日本と欧米の比較
     治療について文献から
     まとめに代えて−Q&A
     (附)双極スペクトラム障害の薬物療法

    第2章 非定型うつ病に対する薬物治療の覚書
     はじめに−「無定形」化する非定型うつ病
     治療の対象となる非定型うつ病とは何か
     非定型うつ病の薬物療法のエビデンス
     非定型うつ病の治療の原則
     非定型うつ病の薬物治療の実際
     終わりに−薬理学的彷徨の果てに

    第3章 「生活習慣病」としてのうつ病
     具体例の提示
     「生活習慣病」概念における睡眠の軽視
     ディプレッションに対する療養指導の実際
     産業精神保健における療養指導の意義
     生活習慣自体は個人の自由
     低侵襲療法としての生活習慣指導
     生活習慣指導の利点
     生活習慣指導とは何でないか
     生活習慣指導の限界
     医師・患者のパートナーシップ
     おわりに−無理なく,無駄なく,おだやかに

    第4章 老年期うつ病診療のポイント
     疫学
     要因
     診断と臨床特徴
     鑑別診断
     薬物療法
     精神療法
     非薬物的身体療法
     ケア
     予後

    第5章 発達障害からみたうつ病の臨床
     発達障害の概説
     自閉症スペクトラム障害(ASD)
     注意欠如・多動(性)障害(ADHD)
     症例

    第6章 統合失調症に併発したうつ病への対応
     ARMSにおける抑うつ状態
     急性期における抑うつ状態
     精神病後抑うつ状態(PPD)
     再発前駆症状としての抑うつ状態
     薬物によるうつ状態
     主観的QOLと心理社会機能の乖離
     おわりに

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