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下部消化管●小腸・大腸疾患
P.145
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● 潰瘍性大腸炎に対する5-アミノサリチル酸の有用性をメタアナリシスすると,活動期はプラセボよりすぐれるがサラゾスルファピリジンとは同等,緩解維持ではやや劣る.しかし,副作用を考えると優劣はない
P.146
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● 左側結腸・直腸炎型患者に対するブデソニド注腸療法(2.0mg / 100ml以上)は有効で,安全であった
P.148
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● 炎症性腸疾患に対する除去フィルターを用いた白血球除去治療
P.150
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● 難治性潰瘍性大腸炎でのステロイド離脱・減量に対しての免疫抑制薬の効果に一定のコンセンサスが得られていないが,本研究は6-MPがステロイド離脱に有効としている
P.152
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● ステロイド静注療法に抵抗性を示した潰瘍性大腸炎20例に対するプラセボを対照としたシクロスポリン持続静注療法の無作為二重盲検比較試験
P.154
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● 軽度ないし中等度の活動性を有する潰瘍性大腸炎に対する経皮的ニコチン
P.158
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● クローン病に対するメサラミンの緩解維持効果が,多施設共同の無作為二重盲検試験によって確認された
P.160
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● 活動期クローン病の初期治療としての経腸栄養のメタ分析
P.162
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● アザチオプリンおよび6-メルカプトプリンの炎症性腸疾患に対する有効性は確立したものであり,さらに有効性と安全性を高める試みがなされつつある
P.164
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● ステロイド離脱困難・継続治療中の活動性クローン病におけるメトトレキサートの有用性
P.166
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● 抗TNF-α抗体の反復投与は,クローン病の緩解維持療法として有効である
P.168
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● クローン病の瘻孔治療に抗TNF-α抗体は有効である
P.170
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● IL-10静注によるステロイド抵抗性クローン病治療は,安全で許容性があり有用であろう
P.172
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● クローン病の治療において,メトロニダゾール・シプロフロキサシン併用投与はメチルプレドニゾロン同様の有効性と安全性をもつ
P.174
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● 緩解期クローン病患者における腸溶製剤の魚油投与の緩解維持効果について
P.176
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● 免疫抑制作用をもつミコフェノール酸モフェチルが,CDAI300以上のクローン病に対し,アザチオプリンより有効であった
P.178
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● タクロリムス水和物は,ステロイド抵抗性の炎症性腸疾患においてすみやかな緩解導入をもたらし,緩解維持の面でシクロスポリンにまさり,今後期待できる治療法である
P.182
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● 感染症腸炎に対するT-3262の臨床的研究
P.184
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● O-157:H7大腸菌に対する治療に抗菌薬投与の是非が問題とされるが,本研究は,早期に抗菌薬の経口投与をしたほうがHUSを防ぎ予後良好としている
P.190
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● Synsorb-Pkは有意な副作用もなくinvitroでの有意な便中ベロ毒素吸着能を有しHUS予防薬としての可能性が示唆された
P.192
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● 虫垂炎が疑われる患者に対してCT検査は患者の治療を改善し,さらに入院費も節減する
P.194
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● 進行大腸癌患者に対する標準的な治療法である5-FU / 静注(d,l型)LV療法は,5-FU / 静注l型LV療法と5-FU / 経口(d,l型)LV療法と同等の治療効果がある
P.196
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● 5-FU持続投与法の腫瘍縮小効果は24%で間欠静脈内ボーラス投与法の2倍だが,生存延長効果はわずかであった
P.200
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● 経口的UFT/LV併用化学療法は,進行大腸癌に対する有用な治療法である
P.202
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● 切除不能大腸癌に対するUFTと5-FU持続静注の併用による薬物動態修飾化学療法(PMC)の効果
P.204
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● 大腸癌化学療法におけるイリノテカンの役割
P.206
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● 進行大腸癌に対する5-FU+INF-β療法の臨床第II相試験
P.208
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● 大腸癌に対する腹腔鏡下手術の有用性が短期間の観察期間ではあるが,無作為試験によって明らかにされた
P.210
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● NSAIDs使用と直腸・大腸癌の頻度
P.212
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● アスピリンの常用によって大腸癌発生の危険率は低下するが,そのためには10年以上の服用期間を必要とする
P.214
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● Minnesota studyで認められた大腸がん検診の有効性の大半は,便潜血検査により得られたものである
P.216
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● 大腸がん検診のスクリーニング法としての便潜血検査の感度は約90%と考えられた
P.218
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● 便潜血検査を用いた大腸がん隔年検診においても,21%の死亡抑制効果を認めた
P.220
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● スリンダクによる家族性大腸腺腫症における大腸腺腫の抑制―効果予知因子の評価―
P.222
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● S状結腸内視鏡検査においてnonadvanced adenomaを発見した際にtotal colonoscopyは必要か?
P.224
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● 過敏性腸症候群の平滑筋弛緩薬による治療効果のメタアナリシス
P.226
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● 過敏性腸症候群に対するmebeverineカプセルとmebeverine徐放カプセルの効果および安全性についての二重盲検クロスオーバー比較試験
P.228
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● 過敏性腸症候群に対するotilonium bromideとプラセボによる15週間の二重盲検比較試験
P.230
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● 138人の過敏性腸症候群患者における抗うつ薬治療:5年間の臨床経験
P.232
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● 機能性胃腸障害に対する新しい薬理学的治療.ミアンセリンのプラセボを対照とする二重盲検比較試験
P.234
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● 過敏性腸症候群に対するポリカルボフィルカルシウムの効果は対照薬にくらべて有意に高い
P.236
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● 過敏性腸症候群に対するマレイン酸トリメブチンの効果は臭化メペンゾラートと同等である
P.238
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● 5-HT3受容体拮抗制吐薬は下痢型過敏性腸症候群とNUDに伴う上部消化管症状に対して有効性を認める
P.240
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● 過敏性腸症候群における便秘および腹部不快症状に対するシサプリドの効果の二重盲検試験
P.242
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● 術後癒着性イレウスに対する大建中湯の効果は緩徐ではあるが期待できる
P.244