うつ病医療の危機

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2014-06-26
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784535984110
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商品紹介

診断や薬物療法等の問題点・限界に鋭く切り込み、あるべき診療の方向性を明らかにする。うつ病医療を立て直すためにできることとは。

目次

  • うつ病医療の危機

    ―目次―

    第1部 うつ病の混乱 
     A 診断をめぐって 
     ●うつ状態とうつ病診断の変遷 
     ●うつ病の混乱――科学・社会・経済のはざまで 
     ●早期診断・早期治療の功罪
     ●日常臨床における診断の混乱にどう対応するか 
       ―抑うつ症候群の形成機序と疾病分類問題 
     B 治療をめぐって 
     ●うつ病診療において心理療法以前に行うこと 
     ●「うつ病が治る」とはどうなることか 
     ●うつ病の転帰に関するエビデンス 
     ●なぜ薬物療法偏重となるか 
     ●プライマリケア医の抗うつ薬の使い方に警鐘を鳴らす

     C 職域のメンタルヘルスとの関係 
     ●職場のメンタルヘルス講演は適切か 
     ●うつかなまけかが問題となる人ーー精神科医の立場から

    第2部 薬物療法が抱える問題 
     ●薬物療法偏重と誤診 
     ●向精神薬療法と自殺リスク 
     ●向精神薬長期服用時の副作用と治療終結 
     ●精神科臨床におけるEBMの意義と今後の課題 

    第3部 うつ病医療を立て直す
     ●内科医に求められるうつ病治療 
     ●精神科医教育への危惧 
     ●精神科医療における地域連携 
     ●うつ状態の地域連携クリティカルパス 

    第4部 患者さんとご家族へ 
     ●抗うつ薬によるうつ病治療が必要な時 
     ●主治医以外の意見を求めたほうがよいとき

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