「存在を肯定する」作業療法へのまなざし 

出版社: 三輪書店
著者:
発行日: 2014-06-10
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784895904735
書籍・雑誌
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3,080 円(税込)

商品紹介

本著では「障害受容」という枠組みを超えて、障害があるために「できない」ことがある当事者に対して、「できる」ことを増やそうとする作業療法(学)から、その当事者をそのままに肯定する作業療法(学)の具体的な構築に迫った画期的な本である。「できる」ことを増やそうとする従来のリハビリの概念を覆し、これからの新しい作業療法(学)について、社会学、障害学、現象学、そして当事者研究からの学際的視点と作業科学を基盤とした実践的手法の側面から提案する。

目次

  • 「存在を肯定する」作業療法へのまなざし 

    ―目次―

    序章 「存在を肯定する」作業療法へのまなざし
         ―なぜ「作業は人を元気にする!」のか
     1.作業療法学・リハビリテーション学の歴史的流れから
       「存在の肯定」へ
     2.「障害受容」でもなく「自己決定・QOL」でもなく
     3.本書の成り立ち―「存在の肯定」をめぐる五つの論考

    第1章 自己決定論、手足論、自立概念の行為論的検討
     1.はじめに
     2.自己決定論と手足論
     3.どのように自立概念を捉えるか
     4.まとめ

    第2章 存在の肯定、の手前で
     1.存在を肯定する作業療法はあるか?
     2.痛みと死をもたらす病に
     3.障害の諸相、のうちの異なり
     4.できる/できない
     5.補うこと/してもらうこと
     6.しかし社会は
     7.仕事の場合は境界が異なってくる
     8.常に当座できることはある

    第3章 すべての「働きたい」を肯定する地域をつくる
         ―作業科学に基づく概念枠組みの探求と実践
     1.はじめに
     2.“ワークシェアリング就労支援”
     3.支援方法
     4.期待や批判への対応
     5.すべての「働きたい」を肯定する地域をつくる

    第4章 存在を肯定する作業
     1.はじめに
     2.病いの体験と存在価値の揺らぎ
     3.即興体験からみえてきたこと

    第5章 あなたと私のやりとりを支え、交流し続ける身体の営み
         ―顔に出会い身体と向き合う在り方を
          身体が身体に問いかけながら
     1.はじめに
     2.やりとりを続けられなくなったときにこそ
     3.顔はどこまで広がるのか
     4.状況に参加するということ
     5.やりとりを続けるために

    第6章 「存在を肯定する」作業療法へのまなざし

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