依存症の科学

出版社: 化学同人
著者:
発行日: 2016-01-15
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784759818154
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商品紹介

アルコール,ギャンブルからドラッグやIT機器・スマホ依存まで,日本人の依存症者人口は2000万人ともいわれます.心療内科医の著者が,社会・心理的要因から薬物ごとの特質,脳科学に基づく知見,認知療法等の最新の治療法まで,わかりやすく解説.アルコール・薬物・ギャンブル依存症の診断基準付.

目次

  • 依存症の科学

    ―目次―

    第1章 精神医学と依存症
     1 依存症の定義 
     2 軽いレベルも依存症とされる診断基準
       アルコール使用障害の診断基準  
     3 依存症の怖さ―進行性で多くの精神障害が合併する
     4 意志が壊される病気
     5 行為の依存への対応はまだまだ

    第2章 依存症社会の日本
     1 依存症が蔓延しやすい国
     2 パチンコ以上に依存性の高いスマホの恐怖
     3 依存症に「依存」する経済
     4 マスコミが依存症産業に逆らえず、
        依存症患者が拡大していく日本の実情

    第3章 依存症の人が生きづらい日本
     1 依存症を病気と見なさない国
     2 依存症を「自己責任」として報じたがるマスメディア
     3 せっかく「やめた」人を依存症に引き戻す
     4 依存症が意志の問題で病気と思われていないから
        治療につながらない

    第4章 依存症のケースリポート
     1 ケース1―ドラッグとギャンブル(パチンコ)の
             依存症に苦しむ女性
     2 行為の依存―ギャンブル依存症の解説
     3 依存症の人が年をとるとどうなるの?
     4 やはりAAは有効
     5 入院治療で断薬に成功

    第5章 依存性薬物
     1 大麻(マリファナ)
     2 危険ドラッグ
     3 医療用マリファナ(大麻)の問題
     4 覚せい剤
     5 ADHDの話題 ―スマートドラッグ
     6 コカイン
     7 精神刺激薬(覚せい剤とコカイン)の治療
     8 オピオイド
     9 ニコチンが、麻薬への道をつけるという仮説

    第6章 脳科学からみる依存症
     1 依存症の評価区分
     2 薬物依存の形成―学習と条件づけについて
     3 共存する精神疾患
     4 薬物依存の診断
       治療は困難
     5 依存症のトリガー―誘因特性と認知願望
     6 依存症をもたらす脳機能の異常

    第7章 依存症の治療法
     1 依存症の薬物療法
     2 依存症の認知行動療法
     3 マインドフルネス認知療法
     4 メンタル・コントラスティングについて
     5 そのほかの心理社会的介入
     6 喫煙をやめるには―金銭的インセンティブは統計的に有意
     7 入院での集団治療プログラム
     8 AAと自助グループの有効性
     9 自助グループはなぜ有効なのか

    依存に陥らないために―レジリエンスマインドの鍛錬

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