大野 乾の世界

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2003-01-10
分野: 医学一般  >  医学随想
ISBN: 9784897063621
書籍・雑誌
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商品紹介

羊土社発行『実験医学』の編集顧問でありました米国シティオブホープ研究所の大野 乾先生が2000年の1月13日に亡くなられましたが、本書はその半年ほど前に行われたインタビューをまとめ(『実験医学』2002年10月号?12月号掲載),また多くの内外の研究者の追悼の辞を掲載して1冊の書籍といたしました。ピーター・ボリッド特別功労賞、ミネソタ大学シルバーメダル賞、日本人類遺伝学会賞、アメリカ科学アカデミー・エミリー賞、日本遺伝学会・木原賞などの数々の賞に加え、1998年にはデンマーク王立アカデミー新設基礎科学賞の第1回受賞者としてマルガレーテ二世女王より直接受賞されるなどの輝かしい業績をもち、天才の名を欲しいままにされた先生の貴重なお話が満載です。本書でぜひ偉大なる大野 乾先生の軌跡をたどってください。

目次

  • 大野 乾の世界

    ―目次―

    <第1章>ぼくの生い立ちからアメリカでの初期研究まで
     ぼくの生い立ち、家族、学校のこと
     アメリカに渡って
      ―ポスドク時代と初期のシティオブホープ研究所
     妻の翠のこと馬のこと
     最初の重要な研究、バー小体の発見
     H-Y抗原の早急すぎた発表
     ヒト細胞遺伝学への研究のシフト
     免疫学への初期の興味?フィラデルフィア染色体

    <第2章>最盛期:遺伝子重複による進化,アイデアの奔出
     遺伝子重複による進化
     ジャンクDNAの概念の提唱
     免疫学へのさらなる興味
     オーノ教室のワイン・テイスティング、COHセミナーなど
     遺伝子コードの起原
     カンブリア紀の進化の爆発
     遺伝子音楽の作曲―古く老いたる遺伝子は悲しい…
     進化に目的はあるか
     人間の意識と動物の意識

    <第3章>人生を語る
     環境問題を考える
     オーノの愛するもの―そして最高に幸福な「時」
     遺伝学と優生学を語る
     遺伝的決定論と非決定論―ヒトは遺伝子の奴隷ではない
     リタイアとその後―デンマーク王立アカデミーからの受賞
     いま、人生をふり返って

    <後記>The City of Hope Archives/大野 翠

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