まるごと一冊 エイズの本

出版社: 日本プランニングセンター
著者:
発行日: 1996-08-15
分野: 臨床医学:内科  >  感染症/AIDS
ISBN: 9784931197459
電子書籍版: 1996-08-15 (初版)
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1,120 円(税込)

商品紹介

著書は、アメリカでの感染症(エイズ)診療の経験を生かし、現在は国立国際医療センターで、エイズ医療に取り組んでいる。本書は、エイズ診療の最先端を歩む著書が、エイズの基礎知識から、カウンセリング・最新治療・感染防止対策に至るまでを、分かりやすく述べている。

目次

  • 表紙
  • 序文
  • 目次
  • 序章 増え続けるエイズ感染者
  • 増勢が衰えないアジア地域の感染者
  • 日本国内では異性間性交渉で多発
  • エイズ発症者一人の陰に感染者が十人
  • 第一章 感染経路
  • HIV感染経路は基本的に三つ
  • 医療現場では主に針刺事故で感染
  • 感染経路のまとめ
  • 第二章 エイズの検査
  • スクリーニング検査は小さなキットで
  • 酵素抗体法 (ELISA)
  • ゼラチン粒子凝集法
  • 確定検査 (ウエスタンブロット法)
  • 妊婦さんのHIV抗体検査
  • 偽陽性と偽陰性
  • レトロウイルスと抗体
  • I型とII型
  • II型のウイルス
  • サイレントエイズ
  • 尿や唾液で検査
  • いつ誰に検査を行うか?
  • 必ず検査をするべきとき
  • 検査をした方がいいとき
  • 検査前のカウンセリング
  • 第一に、受診者の秘密保持
  • 第二に、次回の診療日を予約
  • 第三に、HIV感染症とエイズとは別である
  • HIV感染の可能性を探る
  • 性的な交渉では
  • 性行為の内容では
  • リスクアセスメント
  • 検査のあとのカウンセリング
  • 第三章 カウンセリング
  • 秘密を守る
  • フォローアップのプラン
  • 母子感染を減らす方法
  • セックスパートナーの問題
  • パートナーに対する告知
  • 感染者本人に対する教育
  • 感染が判明したとき、感染者であると告白して得すること、損すること
  • (1)利益
  • (2)不利益
  • 陽性と診断されてから
  • 大切な「気持ちの持ち方」
  • あるカポジ肉腫の症例
  • 精神状態と免疫機能の関係
  • ストレスを軽減させる
  • 精神科の医師と知り合う
  • 必要な予防接種
  • 健康にいい食事をする
  • 積極的にウエイトトレーニングを
  • 体重をチェックする
  • 睡眠時間をよく取る
  • 薬は決められた通りに服薬する
  • 第四章 感染が判明したときの診療側の対応
  • 患者さんから聞きたいこと
  • 全身状態
  • 皮膚
  • 口の中
  • 心臓・肺
  • 血液
  • 消化器
  • 肛門
  • 泌尿器
  • 神経
  • 医師が注意を払う身体所見
  • 基本的な検査など
  • 免疫力のチェック
  • CD4陽性リンパ球またはヘルパーT細胞
  • 日和見感染症のチェック
  • HIVもB型肝炎と同じ性感染症
  • 梅毒検査が必要
  • 結核とHIV(ダブルトラブル)
  • 結核とエイズ
  • インフルエンザのワクチン
  • 婦人科的問題
  • HIV診療の安全性について
  • トキソプラズマ原虫
  • 網膜炎
  • カリニ肺炎
  • 第五章 未発病者の治療
  • 抗HIV薬の使用
  • AZT開始時期をめぐる苦悩
  • 治療薬使用の試行錯誤
  • AZTやddIを開始する時期
  • 血中のウイルス量という指標
  • 絶え間ないウイルスの増殖
  • 種類が増えてきた抗HIV薬
  • 併用療法の時代へ
  • 高価な抗HIV薬
  • 治療薬の副作用
  • AZTの副作用
  • ddIの副作用
  • CD4が五〇〇以下、二〇〇以上の場合
  • CD4が二〇〇以下になったら
  • カリニ肺炎の予防
  • 非定型抗酸菌症 (通称MAC) の予防
  • 真菌症 (カビ) の予防
  • 網膜炎の早期発見
  • 歯科の治療
  • 第六章 エイズ治療薬の開発
  • 抗エイズウイルス薬の開発
  • 新薬開発の努力
  • 調べまくられているウイルス
  • 人間の主導権を握るウイルス
  • 考えられ実用化されている薬
  • 薬剤開発のステップ
  • 抗ウイルス効果の検討
  • 化学的な検討
  • 安全性有効性に関する検討
  • 臨床治験
  • 臨床治験の第一層
  • 臨床治験の第二層
  • 臨床治験の第三層
  • 第七章 小児のHIV感染症
  • 速い病気の進行
  • 診断の難しさ
  • 診断が確定したら
  • 医師に診てもらうべき状況
  • 告知について
  • 第八章 いろいろな症状とその原因
  • 呼吸器症状
  • CD4が二〇〇以上のとき
  • 結核
  • カリニ肺炎
  • その他の呼吸器疾患
  • サイトメガロウイルス
  • カビ
  • 非感染症
  • 診療
  • 隔離について
  • 神経症状
  • 頭痛
  • 感染性の原因
  • 非感染性の頭痛の原因
  • 意識障害
  • エイズ脳症
  • その他の神経学的な問題
  • 眼科領域の症状
  • 血液疾患
  • 貧血
  • 白血球減少
  • 血小板の低下
  • リンパ節が腫れ
  • 消化器症状
  • 口腔内食道病変
  • 下痢
  • 直腸・肛門周囲の病変
  • 細菌性感染症を起こす細菌
  • ウイルス感染症を起こすウイルス
  • 真菌症
  • 悪性腫瘍の種類
  • 腹痛の原因
  • 皮膚症状
  • 発熱
  • 第九章 代表的な病原菌別の診療
  • カリニ(ニューモシスチスカリニ)
  • 非定型抗酸菌
  • 結核菌
  • カンジダ
  • クリプトコッカス
  • サイトメガロウイルス
  • 水痘、帯状疱疹ウイルス
  • 単純ヘルペスウイルス
  • トキソプラズマ
  • 第十章 エイズのワクチン
  • 理想的なワクチンの開発成功のために
  • 理想的なワクチンとは?
  • ワクチン開発に必要なもの
  • 最近、特に注目されていること
  • 開発上の困難
  • これから考えられるワクチン
  • 第十一章 HIV感染防止対策
  • 病院内での感染防止対策
  • 患者間、患者から医療従事者への感染
  • いわれないHIV感染症の診療拒否
  • 針刺事故による感染の可能性の確率
  • 頭部
  • 口腔
  • 髄膜
  • 唯一の例外は結核
  • 医療従事者から患者さんへの感染
  • ユニバーサルプレコーション(普遍的予防措置)について
  • 血液を丁寧に扱うことが事故を防ぐ
  • 医療従事者がHIV感染の血液を浴びたときにはどうするか
  • 家庭内での感染防止対策
  • 感染しないケース
  • 第十二章 エピソード集
  • 一 感染の爆発的広がり
  • 二 長期未発症者
  • 三 カウンセリングの必要性
  • 四 社会的病理とエイズ禍
  • 五 普遍的予防措置
  • 六 私にとっての最初の患者
  • 七 高価なHIV感染症治療
  • 八 心のサポート
  • 九 HIVは人を選ばない
  • 十 充実したアメリカのコメディカル
  • あとがき
  • リスト
  • 都道府県別 エイズ相談窓口
  • 電話相談を行っている機関団体
  • 人権侵害や差別を受けた場合の相談窓口
  • 奥付

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