人間の解剖はサルの解剖のための鍵である

出版社: 河出書房新社
著者:
発行日: 2018-07-30
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784309027081
書籍・雑誌
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2,420 円(税込)

商品紹介

「人間」ってなんだっけ? 近代の人間観が揺れている。ロボット、人工知能、ゲノム編集、ナッジ、認知バイアス、利己的遺伝子……ポストヒューマン状況に生きる私たちの診断書。

目次

  • ●0・序
    まえがき
    序章:人間(再)入門のために―1989/2019/2049

    ●1・認知革命
    ヒトの過去・現在・未来―『サピエンス全史』とともに考える
    合理性のマトリックスとロボットの戦い―認知と進化の観点から
    社会問題としての倫理学―道徳心理学、人工知能、功利主義
    人間の〈未来〉/未来の〈人間〉―産業社会論、SF、共和主義

    ●2・進化と絶滅
    「生きづらいのは進化論のせいですか?」―進化論と現代社会
    人類の起源という考えそのものについて―起源神話のふたつのドグマ
    人新世における人間―ヒトのつくった地質年代
    絶滅とともに哲学は可能か―思弁的実在論、未来の他者、女性の公式

    ●3・人物
    リチャード・ドーキンス―文明史におけるドーキンス
    アンリ・ファーブル―進化論ぎらい
    多田富雄―自然科学とリベラルアーツ
    見田宗介―大人の青年
    バーナード・ウィリアムズ―道徳における運

    ●4・作品
    21世紀の〈人間〉のための21冊―フーコーからポストヒューマンSFまで
    『利己的な遺伝子』からはじまる10冊―刊行40周年を機に
    人間本性から出発する―ヒース『啓蒙思想2.0』、
     スタノヴィッチ『心は遺伝子の論理で決まるのか』
    対立を調停する―メタ道徳としての功利主義……グリーン『モラル・トライブズ』
    リベラル派は保守派に学べ?……ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』
    リバタリアン・パターナリズムの可能性……サンスティーン『選択しないという選択』
    チューリングの革命と変容するリアリティ……フロリディ『第四の革命』
    ポジティヴ・コンピューティングの挑戦……カルヴォ他『ウェルビーイングの設計論』
    汎用人工知能の文明史的意義……シャナハン『シンギュラリティ』
    ゲノム編集技術はなにをもたらすか……ダウドナ他『CRISPR/クリスパー』
    インターフェースをたどる哲学的実践……プレヒト『哲学オデュッセイ』
    フロム・カタストロフ・ティル・ドーン……島田雅彦『カタストロフ・マニア』
    危険な知識をめぐる二つの問い……映画『猿の惑星』シリーズ
    レプリカントに人間を学ぶ……映画『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』

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