人間の解剖はサルの解剖のための鍵である
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目次
- ●0・序
まえがき
序章:人間(再)入門のために―1989/2019/2049
●1・認知革命
ヒトの過去・現在・未来―『サピエンス全史』とともに考える
合理性のマトリックスとロボットの戦い―認知と進化の観点から
社会問題としての倫理学―道徳心理学、人工知能、功利主義
人間の〈未来〉/未来の〈人間〉―産業社会論、SF、共和主義
●2・進化と絶滅
「生きづらいのは進化論のせいですか?」―進化論と現代社会
人類の起源という考えそのものについて―起源神話のふたつのドグマ
人新世における人間―ヒトのつくった地質年代
絶滅とともに哲学は可能か―思弁的実在論、未来の他者、女性の公式
●3・人物
リチャード・ドーキンス―文明史におけるドーキンス
アンリ・ファーブル―進化論ぎらい
多田富雄―自然科学とリベラルアーツ
見田宗介―大人の青年
バーナード・ウィリアムズ―道徳における運
●4・作品
21世紀の〈人間〉のための21冊―フーコーからポストヒューマンSFまで
『利己的な遺伝子』からはじまる10冊―刊行40周年を機に
人間本性から出発する―ヒース『啓蒙思想2.0』、
スタノヴィッチ『心は遺伝子の論理で決まるのか』
対立を調停する―メタ道徳としての功利主義……グリーン『モラル・トライブズ』
リベラル派は保守派に学べ?……ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』
リバタリアン・パターナリズムの可能性……サンスティーン『選択しないという選択』
チューリングの革命と変容するリアリティ……フロリディ『第四の革命』
ポジティヴ・コンピューティングの挑戦……カルヴォ他『ウェルビーイングの設計論』
汎用人工知能の文明史的意義……シャナハン『シンギュラリティ』
ゲノム編集技術はなにをもたらすか……ダウドナ他『CRISPR/クリスパー』
インターフェースをたどる哲学的実践……プレヒト『哲学オデュッセイ』
フロム・カタストロフ・ティル・ドーン……島田雅彦『カタストロフ・マニア』
危険な知識をめぐる二つの問い……映画『猿の惑星』シリーズ
レプリカントに人間を学ぶ……映画『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』