著者らによって開発された「ARC(アタッチメント,調整,能力)」の枠組み。本書は,トラウマティックストレスを経験した子どもたちへの介入の手引きとしてこの枠組みを紹介したもので,すでにアメリカでは高い評価を得ている。外来施設,居住施設を問わず,また学校,家庭でも適用可能な,発達能力を回復しレジリエンスを促進するための臨床ツールが満載。イラストが多用され利用法が明解な配布資料・ワークシート類も,付録として100ページ以上にわたり掲載。児童相談所,児童養護施設,里親の方々はもちろん,家庭,保育園,幼稚園,子ども家庭支援センター,学校や地域の医療機関でも読まれるべき1冊。