「うつ」について

出版社: 星和書店
著者:
発行日: 2018-12-03
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784791109982
書籍・雑誌
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3,520 円(税込)

商品紹介

精神医学界に大きなインパクトを与えるナシア・ガミーが現代の気分障害医療の問題点を歴史的,哲学的,科学的観点から読み解く。ニーチェ,フランクル,ヤスパース,ジェームズ,カミュ,などの哲学者たちや,ヒポクラテス,オスラー,クレペリン,フロイト,などの医師たちの英知を結集。DSM疾病分類や精神科薬物療法の現状はこのままでよいのか。精神科医や患者は今どこにいて,この先どこへ向かえばよいのかを示した。幸福について本を書こうとした著者は,思索の末,絶望やうつ,躁に向き合うことなく幸福へは辿り着けないという結論に達した,その軌跡を共に見つめてほしい。現代の精神科医療における羅針盤となる一冊。

目次

  • 第I部 入口
     物静かな自暴自棄の生活
     抑うつ経験の多様性
     異常な幸福
     プロザックの時代
     知られざるヒポクラテス

    第II部 詐欺師たち
     化けの皮が剥がれたポストモダニズム
     ファルマゲドン?
     大うつ病性障害の創作
     DSM戦争

    第III部 ガイド
     ヴィクトール・フランクル:苦しみを学ぶ
     ロロ・メイ,エルヴィン・セムラッド:私はいる,私たちはいる
     レストン・ヘイヴンズ:同時に反対の考えを持つ
     ポール・ローゼン:過去について正直である
     カール・ヤスパース:哲学的信仰を保つ

    第IV部 出口
     陳腐な「正常」
     午前二時

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