神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ 改訂第2版

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2019-02-10
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784758319386
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6,160 円(税込)

商品紹介

リハビリテーションにおいて神経難病領域の疾患にかかわる機会は増え,在宅でのチーム医療が求められるようになった。また,多発性硬化症,パーキンソン病,脊髄小脳変性症/多系統萎縮症の各ガイドラインの改訂や発行が行われ,神経難病疾患を取り巻く状況は変化している。そのような状況を踏まえ,内容を刷新するため改訂を行った。
初版の構成はそのままにして,在宅での歯科医,介護福祉士,栄養士,理学療法士,作業療法士によるかかわりについて新たな章を設けて解説。また,従来の項目においても最新の技術や各職種のかかわりを追加して,内容の刷新を図っている。
初版に引き続きオールカラーで,本領域を網羅した充実の1冊である。

目次

  • I 神経難病リハビリテーションの概要
     1 . 神経難病のリハビリテーション
      難病とは何か
      神経難病の患者のニーズとは何か
      リハビリテーションの実態について
      リハビリテーションの指導時のポイント
      セラピストへの神経難病リハビリテーションに関する教育について
      おわりに
     2 . 療養環境整備とチームアプローチ
      神経難病療養者に対する療養環境整備とチームアプローチの意味
      神経難病療養者の療養環境整備(療養経過と支援課題,ALS を例に)
      多職種によるネットワークづくり
      保健所,保健師の役割
     3 . 医療費助成制度と福祉制度
      はじめに
      難病患者の医療費助成制度について
      在宅難病患者一時入院事業について
      利用できる制度について(医療費助成制度以外)
      在宅生活を送っている難病患者の事例
     4 . 就労支援
      就労の現状
      難病をもつ人の働き方
      就労者の事例
      難病をもつ人の就労を支えるもの

    II 神経難病の障害像
     1 . 運動機能障害
      随意運動発現の流れ
      障害部位と一次的運動機能障害との関連性
      主な運動機能障害
      神経・筋疾患による運動機能障害のとらえ方
     2 . コミュニケーション障害 
      神経難病のコミュニケーションの特徴と評価
      コミュニケーションエイドの導入
      社会福祉制度の活用
     3 . 摂食嚥下障害
      摂食嚥下の流れとその障害
      誤嚥とは
      神経難病と嚥下障害
      嚥下障害の始まり
      摂食嚥下障害への対応
      リスク管理
      栄養管理
      流涎
     4 . 呼吸障害
      神経難病の呼吸障害
      神経難病の呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法
      神経難病の呼吸障害に影響する因子
      呼吸障害の評価
      呼吸障害に対する対症療法
      非侵襲的人工呼吸器(NPPV)
      侵襲的人工呼吸器(TPPV)
      チーム医療
      神経難病患者に対する呼吸理学療法
      排痰機器
      まとめ
     5 . 心理的課題とQOL
      患者・家族への心理的配慮
      用具適用上の心理的な問題と対応
     6 . 歯科・口腔衛生
      口腔のつくりと役割
      口腔ケアの必要性
      神経難病患者の口腔症状と口腔ケアの課題
      在宅療養している患者の口腔ケアの課題と対応
      口腔リハビリテーションを取り入れた口腔ケア
      多職種連携の必要性
     7 . 歯科治療
      神経難病の症状と口腔ケア
      神経難病患者における口腔ケアの実際
      
    III 疾患別リハビリテーションの実際
     1 . パーキンソン病(関連疾患としてPSPを含む)
      疾患の概要
      標準的な評価指標とリハビリテーション
      リハビリテーションの実際
     2 . 脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を含む)
      疾患の概要
      疾患の徴候
      リハビリテーションの目的
      評価(検査)
      標準的な理学療法
      作業療法
      言語療法
      摂食嚥下障害
      高次脳機能障害
      リスク管理
      SCD 患者のリハビリテーションへのニーズと自主トレについて
      おわりに
     3 . 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
      疾患の概要
      標準的なリハビリテーション
      理学療法
      作業療法
      言語療法
     4 . 多発性硬化症
      疾患の概要
      理学療法
      作業療法
      言語聴覚療法
     5 . 筋強直性ジストロフィー,多発性筋炎などの筋疾患
      筋疾患に対するリハビリテーション
      筋ジストロフィー
      多発性筋炎
      
    IV 神経難病患者の在宅リハビリテーション
     1 . 管理栄養士の立場から
      はじめに
      栄養状態のアセスメント
      神経難病患者に必要な栄養
      摂食嚥下障害への食事の対応
      低栄養(PEM)への食事の対応
      訪問栄養食事指導について
     2 . 介護福祉士の立場から  溝呂木大介
      神経難病患者と介護福祉士
      事例紹介
      介護福祉士の視点
      おわりに
     3 . 作業療法士の立場から  田中勇次郎,渋谷亮仁
      神経難病患者の訪問作業療法
      神経難病患者の支援者支援
      おわりに
     4 . 理学療法士の立場から  笠原良雄
      はじめに
      在宅診療の紹介
      神経難病と嚥下障害
      「訪問する」ということ
      介入の実際
      リスク管理
      スタッフ連携
      おわりに

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