コア講義 生物学(電子書籍版)

出版社: 裳華房
著者:
発行日: 2015-06-05
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784785377243
電子書籍版: 2015-06-05 (ver.1.0)
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2,530 円(税込)

商品紹介

生物学のエッセンスを網羅し,これからの生命科学や応用技術分野へとつなげる基礎力を養うための教科書。明快な文章と3色刷の図で,オーソドックスな生物学を個体レベル,ミクロ,そしてマクロの三面から幅広く解説。さらにそれらが現代の生命科学でどう発展しているのかを,随所に配置したコラムや発展学習でサポートする。各章末には演習問題と解答のヒントを用意した。生物学の基礎固めに最適の一冊。

目次

  • 表紙
  • まえがき
  • 目次
  • 現代生物学が生まれるまで
  • 生物学の領域と本書の構成
  • 1 生物の種類
  • 1・1 生物分類法における「種」
  • 1・2 五界説による生物の分類
  • [ 解説 ] 原生動物と後生動物
  • [ Column ] イチョウは精子で受精する
  • [ 解説 ] 分類に迷う動物
  • [ 解説 ] 新口動物と旧口動物
  • 1・3 生物の3大分類
  • [ Column ] 「細胞内共生説」
  • 1・4 生物の本質
  • 2 遺伝と遺伝子
  • 2・1 遺伝に関するメンデルの法則
  • [ 解説 ] 劣性の遺伝子の機能
  • [ 解説 ] 「血が濃い」ということ
  • 2・2 さまざまな遺伝様式
  • 2・3 連鎖と変異
  • [ 解説 ] 突然変異の厳密な定義
  • [ Column ] 体細胞 ( 突然 ) 変異
  • 2・4 遺伝物質の探求
  • [ Column ] BSEの病原体は遺伝子をもたない
  • [ Column ] RNA 酵素「リボザイム」とRNAワールド仮説
  • < 発展学習 > 新しい遺伝学の理解のために
  • [ 解説 ] モザイクとキメラ
  • 3 細胞とそこに含まれる物質
  • 3・1 生物の基本単位 : 細胞
  • 3・2 細胞膜と細胞質
  • [ 解説 ] ゾルとゲル
  • 3・3 細胞内の構造
  • [ 解説 ] 中心体
  • [ Column ] 細菌の細胞
  • 3・4 多細胞生物の構築
  • 3・5 細胞に含まれる分子
  • [ 解説 ] 弱い結合力
  • [ Column ] 水 : 生命を育む分子
  • 3・6 アミノ酸とタンパク質
  • [ 解説 ] タンパク質をつくるアミノ酸の特徴
  • 3・7 ヌクレオチドと核酸
  • [ 解説 ] らせんにはエネルギーが蓄えられる
  • [ Column ] 生物のような振る舞いをみせる感染性の核酸
  • 4 DNA複製と細胞の増殖
  • 4・1 真核生物ゲノムの構造
  • [ 解説 ] ゲノムのすべての領域に意味がある ?
  • 4・2 染色体とクロマチン
  • [ 解説 ] 細菌の染色体
  • 4・3 DNA複製のしくみ
  • [ Column ] DNAの端は複製されない
  • 4・4 細胞内におけるDNAの動態
  • [ 解説 ] 不規則に起こる組換え
  • 4・5 細胞分裂
  • [ 解説 ] 細胞周期のチェックポイント
  • 4・6 細胞の死
  • [ Column ] カロリーの取り過ぎが寿命を縮める ?
  • 5 DNAにある遺伝情報を取り出す : 遺伝子発現
  • 5・1 RNA合成
  • [ 解説 ] 変則的な遺伝情報の流れ
  • 5・2 転写の調節
  • [ 解説 ] 遺伝子の上流と下流
  • [ 解説 ] 転写の伸長を調節する因子
  • 5・3 RNAの加工
  • [ Column ] ラクトースオペロン
  • 5・4 翻訳以外にもあるRNAの機能
  • [ Column ] RNA干渉 : 目的遺伝子を抑え込む方法
  • 5・5 タンパク質合成「翻訳」
  • [ 解説 ] コドンのとり方と読み枠
  • 5・6 翻訳後の出来事
  • [ 解説 ] ユビキチン
  • < 発展学習 > 細胞内情報伝達 : 外部刺激に細胞が応答するしくみ
  • [ 解説 ] 環境ホルモン
  • 6 次世代個体を誕生させる : 生殖と発生・分化
  • 6・1 生殖 : 個体の増殖
  • [ Column ] オスなしで増える単為生殖
  • [ 解説 ] 原核生物にも有性生殖がある
  • 6・2 配偶子の形成
  • [ 解説 ] キアズマと染色体の乗換え
  • 6・3 動物の発生 : 受精卵から胚, 成体への成長
  • [ 解説 ] 調節卵とモザイク卵
  • [ 解説 ] 新口動物と旧口動物
  • [ Column ] オーガナイザー
  • 6・4 幹細胞と分化・再生
  • [ Column ] 再生医療
  • 7 生命を支える化学反応
  • 7・1 栄養と代謝
  • 7・2 酵素
  • 7・3 グルコースからエネルギーを取り出す
  • [ 解説 ] モル
  • [ Column ] アルコールもエネルギー源となる
  • [ 解説 ] グルコース異化の熱効率
  • [ 解説 ] 酸化と還元
  • 7・4 生命活動におけるエネルギー通貨 : ATP
  • 7・5 脂肪の燃焼
  • [ 解説 ] β酸化
  • 7・6 エネルギー源の産生, 貯蔵
  • < 発展学習 > ATPの合成のメカニズム
  • 8 動物の器官
  • 8・1 循環器
  • [ 解説 ] 脾臓
  • [ Column ] 血液型とは
  • [ 解説 ] 毛細血管と組織液
  • [ 解説 ] 一酸化炭素中毒
  • 8・2 消化器系 : 消化と吸収
  • [ 解説 ] 尿素サイクル
  • 8・3 腎臓 : 体液の調節と毒素の排出
  • 8・4 筋肉 : エネルギーを運動に変える
  • [ Column ] 2種類の筋肉 : 赤身の魚と白身の魚がいる理由
  • 8・5 感覚器官
  • 9 多細胞生物個体の統御
  • 9・1 恒常性の維持
  • 9・2 神経系
  • [ Column ] 脳の大きさと知能
  • [ 解説 ] 脊椎動物以外の神経系
  • [ Column ] 個体の死と脳死
  • 9・3 神経細胞
  • [ 解説 ] 神経細胞とグリア
  • [ Column ] 記憶と学習
  • 9・4 ホルモン
  • [ 解説 ] ホルモンの新しい概念 : 非典型的ホルモン
  • 9・5 個体の統御機構
  • [ 解説 ] 熱中症の予防にはスポーツドリンク
  • < 発展学習 > 神経伝達のメカニズム
  • 10 外敵の侵入とその防御
  • 10・1 細菌
  • [ 解説 ] 胃癌は細菌感染症 ? !
  • [ 解説 ] 細菌性食中毒
  • 10・2 ウイルス
  • [ Column ] 染色体に入り込むレトロウイルス
  • [ 解説 ] バクテリオファージ
  • 10・3 免疫
  • [ 解説 ] 抗毒素血清
  • [ Column ] 免疫応答性の謎
  • [ 解説 ] インターフェロン
  • < 発展学習 > 癌から学ぶ細胞健全性の維持機構
  • 11 植物の生き方
  • 11・1 植物の体制と物質移送
  • 11・2 光合成 : 二酸化炭素からグルコースをつくる
  • [ Column ] 光合成細菌と化学合成細菌
  • 11・3 窒素同化 : 窒素を有機物に取り込む
  • 11・4 種子植物の生殖
  • [ Column ] 種なしスイカの種
  • 11・5 植物にみられる調節
  • [ Column ] 連作障害
  • 12 生物の集団と生き方
  • 12・1 個体群の増殖戦略
  • [ 解説 ] 生物の生存における適応度, 資源, 利益, コスト
  • [ 解説 ] ライオンの子殺し
  • [ Column ] バッタの大発生と相変異
  • 12・2 個体群の内部構造
  • [ Column ] タカ派 - ハト派ゲーム
  • 12・3 個体群間の相互作用
  • [ 解説 ] ニッチ
  • 12・4 生物群集の構造
  • [ 解説 ] 生物濃縮
  • 12・5 生態系とその働き
  • [ 解説 ] 水系の生物の分類
  • 12・6 生態系の破壊
  • < 発展学習 > 生理的特性から見た適応戦略
  • 13 生物の進化
  • 13・1 生物の出現
  • 13・2 地質時代の生物
  • [ 解説 ] 適応放散
  • 13・3 生物の進化
  • 13・4 系統学
  • [ Column ] 分子進化と中立説
  • 13・5 ヒトの起源
  • [ 解説 ] 人類の単一祖先説
  • 14 先端バイオ技術と社会とのかかわり
  • 14・1 遺伝子を操作する
  • [ Column ] 制限酵素
  • [ 解説 ] 種多様性の保護とカルタヘナ議定書
  • 14・2 細胞を操作する
  • [ 解説 ] 移植にともなう拒絶反応克服の問題
  • 14・3 個体や人間への応用
  • [ 解説 ] 真のトランスジェニックマウス作成にはさらなる手間が要る
  • 14・4 生産と環境改善への取り組み
  • 演習のヒント
  • 参考書
  • 索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

参考書

P.189 掲載の参考文献
1. 「生態学入門」日本生態学会編 (東京化学同人) 2004年
1. 「生物科学入門」石川統著 (裳華房) 2003年
2. 「理系総合のための生命科学」東京大学生命科学教科書編集委員会編 (羊土社) 2007年
2. 「教養の生物」太田次郎著 (裳華房) 1996年
3. 「基礎生物学」中村運著 (培風館) 2000年
3. 「基礎分子生物学」田村隆明, 村松正實著 (東京化学同人) 2007年
4. 「コア講義 分子生物学」田村隆明著 (裳華房) 2007年
4. 「シンプル生化学」林典夫, 廣野治子編 (南江堂) 2007年
5. 「好きになる生理学」田中越郎著 (講談社) 2003年
5. 「基礎の生化学」猪飼篤著 (東京化学同人) 2004年
6. 「遺伝学」中村千春著 (化学同人) 2007年
6. 「新しい発生生物学」木下圭, 浅島誠著 (講談社) 2003年
7. 「植物生理学入門」桜井英博他著 (培風館) 2001年
8. 「基礎から学ぶ生物学・細胞生物学」和田勝著 (羊土社) 2006年
9. 「基礎遺伝学」黒田行昭編 (裳華房) 1995年

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