言語聴覚士のための基礎知識 音声学・言語学 第2版

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-03-01
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784260041270
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商品紹介

言語聴覚士をめざす学生が学ぶ「音声・言語学」領域のすべて(「音声学」「音響学」「聴覚心理学」「言語学」)を網羅したはじめての教科書。

目次

  • 第1章 音声と言語,その発達ー学びの手引き
     1 音声学で学ぶこと
     2 言語学で学ぶこと
     3 音響学で学ぶこと
     4 聴覚心理学で学ぶこと
     5 言語発達学で学ぶこと
     6 言語と脳で学ぶこと

    第2章 音声学
     1 発声発語器官と構音
      A 発声発語器官
      B 構音
      C 発声発語動態の記録
     2 音声記号と分節音
      A 表音文字表記と音声表記
      B 二重分節と分節音
      C 音素
      D 相補分布,条件異音,自由変音
      E 音素体系
      F 音素表記と音声表記
      G 音声の分類
      H 調音結合
      I 同化
      J 音節
     3 超分節的要素
      A アクセント
      B イントネーション
      C リズム
     4 日本語音声学
      A 分節的特徴
      B 特殊モーラ
      C 韻律的特徴
     5 音声学と言語聴覚障害学
      A 事例:発達途上にみられる構音の誤り
      B 話しことばの障害
      C 言語聴覚療法への音声学の応用

    第3章 言語学
     1 言語学の基礎
      A ことばとは何か
      B 記号体系としての言語
      C 言語の生産性を支える性質
     2 音韻論
      A 音韻:記号表現(シニフィアン)を構成する音の機能的情報
      B 音素
      C 日本語の音素
      D 弁別素性と音韻規則
      E アクセントの音韻情報
     3 語彙・文法・意味
      A 「文法」とことばの知識
      B 文法I:統語範疇と統語構造
      C 文法II:チョムスキーと生成文法
      D 文法III:文法現象と文法関係
      E 語彙I:語と形態素
      F 語彙II:語の形成過程
      G 語彙III:語の内部構造
      H 意味I:「意味」とは何か
      I 意味II:語彙の意味
      J 意味III:文の意味
      K 意味IV:文脈と意味
      L 人文科学から自然科学へ
     4 言語学と周辺分野
      A 言語学と哲学・歴史学
      B 言語学と心理学・認知科学
      C 言語学と自然科学
      D 言語学とコミュニケーション論
     5 言語学的にみた日本語
      A 日本語の歴史と語彙層
      B 音韻論からみた日本語
      C 文字論からみた日本語
      D 形態論からみた日本語
      E 統語論・意味論からみた日本語
     6 言語理論と言語聴覚療法
      A 失語症とは
      B 失語症の特徴
      C 失語症の評価
      D 失語症検査
      E 診断について
      F 失語症リハビリテーションについて

    第4章 音響学
     1 音の物理的側面
      A 音の物理と心理
      B 周波数と振幅,位相
      C 純音と複合音
      D 周期音,非周期音,過度音
      E 音圧実効値
      F デシベル
      G 時間波形と周波数スペクトル
     2 音響管の周波数特性
      A 音波の伝播,反射と干渉
      B 音響管の共鳴
      C 境界条件と共鳴周波数
      D 音声生成の音響理論
      E 有声音源の特性
      F 音声生成のソース・フィルタ理論
      G アンチフォルマント
      H 無声子音の周波数特性
     3 言語音の音響分析
      A サウンド・スペクトログラム
      B 言語音の音響的特徴:分節的特徴
      C 超分節的特徴

    第5章 聴覚心理学
     1 音の心理物理学
      A 聴覚閾値,痛覚閾値,可聴範囲
      B 弁別閾と相対弁別閾
      C 大きさ(ラウドネス)
      D 高さ(ピッチ)
      E 音色
      F 時間と時間的パターンの知覚
     2 聴覚の周波数分析とマスキング現象
      A 同時マスキングと継時マスキング
      B 臨界帯域と聴覚フィルタ
     3 両耳の聴こえ
      A 両耳加算
      B 両耳間差と音源定位
     4 環境と聴覚
      A 音による環境理解(カクテルパーティー効果,聴覚情景分析)
      B 環境騒音と聴覚
     5 音声の知覚

    第6章 言語発達学
     1 言語発達を説明する理論
      A 「言語」のとらえ方と言語発達理論
      B 発達支援の観点からの言語発達
      C 生後1年間の音声知覚発達
     2 前言語期の発達
      A コミュニケーション行動の発達
      B 認知機能の発達
      C 発声および音声の発達
     3 1~2歳の言語発達
      A 初語の出現・語彙の増加
      B 構文の発達
      C 象徴機能の発達
      D 言語発達を促す大人のかかわり
     4 幼児期の言語発達
      A 幼児期の認知発達
      B 幼児期の発話例
      C 語彙・構文・談話の発達
      D 音韻意識の発達
     5 学童期の言語発達
      A 学習言語とは
      B ナラティブの発達とその評価や指導
      C 意味的側面の発達
      D メタ言語能力の発達
      E リテラシーの発達
      F CLD児と言語聴覚士
     6 読み書きの発達
      A ひらがな,カタカナ,漢字の読み書きに関する習得度
      B 読み書きの習得度に関連する認知能力
      C 読み書きの障害
     7 基礎理論と臨床
      A 言語とコミュニケーションの発達
      B 言語発達障害とは
      C 言語発達障害の評価・診断
      D 言語発達障害の支援

    第7章 言語と脳
     1 脳の構造と機能
      A 側頭葉の構造と言語関連機能
      B 頭頂葉の構造と言語関連機能
      C 後頭葉の構造と言語関連機能
      D 前頭葉の機能と言語関連機能
      E ネットワークとしての脳
     2 言語に関連する脳活動の観測方法
     3 言語の脳神経モデル:モデュール説とネットワーク説
      A 言語の古典モデル
      B 言語の箱矢印モデル
      C 言語の並列分散処理モデル
     4 意味の脳神経ネットワークモデル
     5 脳科学と臨床

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