援助者必携 はじめての精神科 第3版

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-04-01
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784260042352
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商品紹介

きれいごと一切ナシ! 口は悪いが役に立つ! 同じ精神科の最前線で働く者だけが知る共感力を全開にした「超実践的アドバイス」集は、いよいよ第3版へ。クレーマー対策、援助者としてのアイデンティティの保ち方、当事者・家族に対峙する時のちょっとしたコツなど、「こんなこと、誰も教えてくれなかった」度はますますアップ! はじめて精神科に足を踏み入れたなら誰もが感じる「不安」が、優しく解きほぐされます。

目次

  • I アプローチの基本――迷わないための考え方
     1 援助者としての姿勢を自己点検する
      2つの姿勢を使い分ける
      たとえばクレーマーと向き合うとき
      「経験」とはパターンを増やすこと
      パターンとしての病名
      「そうこなくっちゃ」というセリフのこと
     2 人は素直に助けを求められない
      困っているのは誰か
      選択肢というキーワード
      妄想という説明装置
      人はつらさを何かに託す
      もう一度、困っているのは誰か?
     3 心の余裕がすべてに優る
      陰性感情は伝わるか
      「様子を見る」ために
      「待つ」ために
      人事を尽くして天命を待つ
     4 「問題が解決する」とは?
      解決より「落としどころ」
      目標設定という落とし穴
      働きかけが功を奏しない場合
      共依存の人たち
      共依存はなぜ安定しているか
      共依存ケースにどう対応するか
      当人が困っていなければそれでよいのか
      いま一度、選択肢というキーワードについて
      患者の本音はどこにある?
      拒薬をどう考えるか
     5 「精神に問題がある」とは?
      優先順位の問題
      孤独になれば誰でも狂う
      精神的な視野狭窄
      中途半端に耐えられない人たち
      プライド、こだわり、被害者意識
      アイデンティティという罠
     6 安心感を処方する
      便秘を望む老人
      排尿誘導と安心感
      マンネリと安心感
      均一性と安心感
      安心感を与えるいくつかの方法

    II 疾患のイメージ――目の前の相手を理解する
     1 高齢者の(突飛な)妄想
      病気ではない?
      高齢者は妄想と親和性が高い
      アパート住まいの老女の話
      なすべきことは何か
     2 統合失調症
      この病気は慢性疾患である
      急性期――陽性症状の時期
      慢性期――陰性症状の時期
      誤診しやすいケース
      統合失調症の原因と治療
      デイケアはなぜ有効か
      病識のこと
     3 うつ状態
      うつに関する問題点
      従来型うつ病
      高齢者のうつ病
      新型うつ病とは何か
      魔法の薬と救済
     4 双極性障害
      うつ病と躁うつ病
      双極I型とII型
      薬物療法の種類
      m-ECTという方法
     5 ストレス関連
      神経症
      PTSDのこと
      さまざまなストレス
     6 パーソナリティ障害
      パーソナリティ障害とは
      境界性パーソナリティ障害(BPD)
      空虚感がもたらすもの
      見捨てられ不安
      相手を試す
      他人を操作する
      対応のツボ
      職場でBPDに出会ったら
     7 発達障害
      発達障害とは何か
      発達障害の治療と援助
     8 依存症
      「底つき体験」をめぐって
      動機づけ面接法
      用語に関する補遺
     9 認知症
      教科書的な知識
      考え方の基本――3つの法則
      嘘をついてはいけないか?
      3つの思い出
      ユマニチュードについて

    III 処遇困難ケース――くじけそうなときの処方箋
     1 家族へのアプローチ
      落ち着きを取り戻していた高齢者
      家族の精神的余裕の重要性
     2 ひきこもり
      ひきこもりの種類――似て非なる
      ひきこもりはなぜ長引くのか
      では、どう対応したらよいのだろう
      いくつかの補足
     3 セルフネグレクトとゴミ屋敷
      人はときおり助けを求めないまま自己完結してしまう
      セルフネグレクトとは何か
      ゴミ屋敷のこと
      どう対応したらよいか
     4 自殺
      自殺をめぐる諸相
      自殺「された」側の思い
      自殺念慮者へどう声を掛けたらよいか
     5 クレーマー対策
      クレーマーと呼ばれる人たち
      感情レベルで寄り添う
      プチ特別扱いという秘技
      その他の工夫

    IV 援助者の精神安定のために
     1 何がわたしたちを苦しめるのだろう
      苦悩の三大要素
      わたしたちは無力ではない
      立腹のてんまつ
     2 カウンセリングはなぜ「効く」のか
      言語化という魔法
      他者という鏡
     3 ささやかだけれど(たぶん)大切なこと

    V 今さら聞きにくいQ&A
     Q1 魔法の言葉
     Q2 ワイルドカード
     Q3 クレーマー事情
     Q4 おせっかい
     Q5 邪悪な親
     Q6 しゃべってくれない
     Q7 コントロール願望
     Q8 共依存
     Q9 愛着障害
     Q10 ケース検討会
     Q11 笑顔

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