進展ステージ別に理解する 心不全看護

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-03-15
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784260038966
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商品紹介

心不全の病態と必要なケアを、病の軌跡にそって、リスクのある状態(ステージA)から難治性心不全(ステージD)まで、進行ステージ別に解説する。器質的疾患の予防、心不全の初回発症の予防、心不全発症後の再入院予防、心臓リハビリテーション、補助人工心臓を使用する患者へのケア、緩和ケアのポイントがわかる。心不全患者の退院支援や在宅ケアについても解説する。「心不全パンデミック」時代に必携の1冊。

目次

  • 序章 心不全の現状と病の軌跡の理解
     A 高齢化社会における心不全の現状
      (1)社会の高齢化と心不全
      (2)わが国の心不全の現状
      (3)わが国の心不全患者の生命予後
     B 心不全とそのリスクの進展ステージの理解
      (1)心不全とそのリスクの進展ステージ:4つのステージ
      (2)心不全看護における進展ステージの役割
      (3)各ステージの概要と看護の視点

    第1章 心不全ステージAの看護 心不全につながる心疾患を予防する
     A 器質的心疾患の発症リスクとは
      (1)心不全進展ステージ分類:ステージA
      (2)リスク因子
     B 器質的心疾患の危険因子と管理のための看護支援
      (1)高血圧の予防と管理
      (2)糖尿病の管理
      (3)脂質異常症の管理
      (4)心房細動の早期発見と管理
      (5)肥満の改善
      (6)禁煙支援

    第2章 心不全ステージBの看護 心不全の発症を予防する
     A 器質的心疾患の進展予防のための治療
      (1)国策としての心不全発症予防
      (2)器質的心疾患の治療
      (3)心不全ステージBにおける心臓リハビリテーション
      (4)心臓リハビリテーションにおける患者指導のポイント
     B 心不全の発症予防を目ざした看護支援
      (1)患者教育の基本
      (2)コンコーダンスを基盤にした看護技術
      (3)生活習慣改善のための支援技術

    第3章 心不全ステージCの看護 心不全増悪を予防し,再入院を回避する
     A 心不全の病態と症状の理解
      (1)心不全の病態
      (2)心不全の症状と徴候
      (3)心不全の診断と重症度判定
     B 急性期における治療の理解
      (1)薬物治療
      (2)非薬物治療
     C 急性期における看護
      (1)プレホスピタル・救急外来から入院までの多職種連携
      (2)急性期の治療選択における意思決定支援
     D 慢性期における治療の理解
      (1)薬物療法
      (2)非薬物治療
     E 心不全患者におけるセルフケア支援とその理論的基盤
      (1)セルフケアの維持 self-care maintenance
      (2)症状の認知 symptom perception
      (3)セルフケアの管理 self-care management
      (4)セルフケアに対する自信 self-care confidence
     F 心臓リハビリテーションと看護
      (1)心不全に対する心大血管疾患リハビリテーション料の算定要件と運営体制
      (2)心臓リハビリテーション中の心イベント発生率と安全管理体制
      (3)心臓リハビリテーションの実際
      (4)運動機能評価の意義と実際
     G 心不全治療におけるアドバンスケアプランニング(ACP)
      (1)アドバンスケアプランニングとは
      (2)心不全医療におけるアドバンスケアプランニングの位置づけ
      (3)具体的な意思決定プロセス
      (4)事例でみる心不全ステージCのアドバンスケアプランニング
     H 心不全患者の家族介護者支援
      (1)わが国における世帯構造の変化に伴う家族介護者の実態
      (2)心不全という病のなかにいる患者と家族がかかえる問題
      (3)心不全ステージCの患者とともに生きる家族の課題と支援

    第4章 心不全ステージDの看護 症状を緩和し,患者・家族に寄り添う
     A 治療抵抗性心不全の病態と治療の理解
      (1)治療抵抗性心不全とは
      (2)治療抵抗性心不全の病態
      (3)治療抵抗性心不全の臨床症状
      (4)治療抵抗性心不全の予後
      (5)治療抵抗性心不全に対する治療
     B 治療抵抗性心不全患者への看護支援
      (1)補助人工心臓とは
      (2)補助人工心臓の合併症
      (3)iVAD装着患者に対する退院支援
     C 難治性末期心不全患者への緩和ケア:看護師の役割
      (1)難治性末期心不全患者の特徴と治療目標
      (2)難治性末期心不全患者の全人的苦痛の理解
      (3)難治性末期心不全患者に対する緩和ケア
      (4)難治性末期心不全患者の家族に必要な家族看護
      (5)難治性末期心不全患者への意思決定支援

    第5章 地域・在宅における多職種連携と看護師の役割
     A 慢性心不全患者の退院調整,在宅療養支援
      (1)慢性心不全患者の在宅療養への移行とその継続の障壁
      (2)慢性心不全患者の入退院支援
      (3)慢性心不全患者の在宅療養支援
      (4) 在宅療養支援における多職種連携・施設間連携の重要性と看護師の役割
     B 難治性末期心不全患者の在宅管理
      (1)長期入院から早い段階での在宅管理
      (2)再入院予防ケア・セルフケア支援
      (3)急性増悪時の治療
      (4)在宅での看取り

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