PT/OT/STのための 臨床に活かすエビデンスと意思決定の考えかた

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-10-15
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784260042710
書籍・雑誌
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4,180 円(税込)

商品紹介

臨床に携わる療法士にとって、「臨床」と「研究(エビデンス)」は欠くことのできない要素といえる。本書ではその両者を融合することの必要性を説くとともに、患者の価値観という大切な要素もそこに組み合わせる。エビデンスの活用だけで適切な意思決定ができない場合に、自身の経験、また患者の価値観をどのように反映させていくか、治療に必要な知識を情報へ転換し、活用するスキルを身に付けるための具体的な指針を提示する。

目次

  • 序章 玉石混交の情報から治療法を決めるスキルが求められている

    第1章 エビデンスと世の中の情報を取捨選択するための基礎知識
     1 エビデンスとは何か?
      1 エビデンスとは
      2 Evidence‒based medicineとは
      3 エビデンスレベルとは
     2 Evidence‒based practice
      1 Evidence‒based medicineの歴史
      2 EBMおよびEBPとは
      3 EBPの手続き
      4 まとめ
      COLUMN 専門家の経験と対象者の個別性
     3 論文情報を判断するための研究デザイン
      1 症例報告
      2 観察研究
      3 ランダム化比較試験
      4 システマティックレビューとメタアナリシス
      5 質的研究
      COLUMN 統計解析の不思議な点
      COLUMN P値に囚われる有意症という病気
      COLUMN 論文情報は信用してよいの?
     4 インターネット情報を判断するための基礎知識
      1 SEOと健康情報
      2 医療広告ガイドライン
      3 理学療法士及び作業療法士法に違反する表現の例
      COLUMN Yahoo! ニュースで医療情報を書くときに気をつけていること
      COLUMN m3ライターとして執筆で気をつけていること
      COLUMN 医療AIの利点と懸念点
     5 診療ガイドラインを読むうえで必要な基礎知識
      1 診療ガイドラインとは
      2 診療ガイドライン作成方法の概略

    第2章 患者の価値観・希望
     1 患者の価値観・希望とは
      1 患者の価値観・希望の重要性
      2 患者の価値観・希望とは
      COLUMN 脳卒中患者の価値観や疑問を調査しました
     2 患者の価値観を医療に反映するための資料
      1 診療ガイドライン
      2 患者向け診療ガイドライン
      3 論文情報

    第3章 治療法を決定するための目標設定とコミュニケーション
     1 人は合理的に意思決定ができるのか?
      1 囚人のジレンマから考える意思決定
      2 感情が意思決定や行動に関わる実例
      3 合理的な意思決定の困難さゆえ,医療者―患者コミュニケーションが必要
     2 目標設定と意思決定
      1 目標設定の重要性
      2 リハビリテーションの目標とは
      COLUMN 患者から示された目標は本当にその人が思っている目標なのか?
     3 限定合理性とさまざまなバイアス
      1 限定合理性とは
      2 意思決定に関わる理論とバイアスの基礎
     4 医療における意思決定モデル
      1 パターナリズムからインフォームドコンセントへ
      2 shared decision making

    第4章 臨床における意思決定過程
     1 脳卒中―歩行障害
     2 脳卒中―上肢機能障害
     3 脳卒中―失語症
     4 大腿骨頚部骨折
     5 心不全
     6 慢性腰痛
     7 COPD
     8 パーキンソン病
     9 ALS
     10 脊髄小脳変性症
     11 変形性膝関節症
     12 変形性股関節症
     13 肩関節周囲炎
     14 脊髄損傷
     15 スポーツ障害
     16 ウィメンズヘルス
     17 めまい
     18 肩の慢性疼痛

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