「抜け殻家族」が生む児童虐待
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目次
- はじめに
第1章 児童虐待をどうとらえるか
1 社会学の力量が試される
2 先行的児童虐待研究の成果
3 家族研究成果を活用する
4 虐待事例の検討と考察
5 児童虐待家族モデル
第2章 児童虐待問題と抜け殻家族
1 児童虐待の現実をゆがめる統計手法の改変
2 児童虐待加害者のプロフィール
3 自らの参与観察経験から
4 社会的ネットワークの機能
第3章 アパシー論とアノミー論から見た家族規範の衰退
1 児童虐待の背景としての脆弱化した家族規範
2 エンパワーメントの条件を探す
3 政治への無関心とアパシー論
4 アノミー論とその指標
5 アノミー指標で測定する
第4章 児童虐待の大都市比較
1 児童虐待の趨勢
2 増加する児童虐待
3 児童虐待の都市比較分析
4 児童虐待の通告経路
第5章 児童虐待解決の補助線
1 児童虐待死の無念さと無策を超える視点
2 行政改革は定員問題ではない
3 児童相談所の定員未満問題
4 児童相談所への通告と介入
第6章 児童虐待防止策と「子育て共同参画社会」
1 児童虐待防止対策の強化に向けた政府の「緊急総合対策」
2 科学の力で虐待防止の「特効薬」成分を見つける
3 児童虐待の背景に家族機能の消滅
4 虐待死を防ぐための提案と「子育て共同参画社会」づくり
第7章 少子社会における児童虐待
1 研究方法と先行研究の成果
2 日本の少子化の動向
3 少子化と小家族化
4 都市の児童虐待に見る共通因子
5 家族支援の方法と課題
おわりに