改訂 大学生のための 化学の教科書

出版社： 幸書房
著者：
発行日： 2019-03-01
分野： 基礎・関連科学  >  基礎医学関連科学一般
ISBN： 9784782104354
電子書籍版： 2019-03-01 （改訂初版第1刷）
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1,782 円(税込)

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商品紹介

本書は大学生になりたての理工系の学生を対象に、有機化学の基礎に重きを置いた構成となっています。特に記述として工夫されているのは、高校生の化学と大学生で習う化学のギャップを埋める(例えば原子構造を示したボーアモデルの否定)ことに力が割かれています。

目次

  • 表紙
  • まえがき
  • 改訂版 序
  • 目次
  • 第1章 化学の基礎の基礎
  • 1.1 何故化学を勉強するのか……「化学」リテラシーという考え方
  • 1.2 物質の分類
  • コラム 「元素」と「原子」はどう違う ?
  • 1.3 物質の単離・精製
  • 1.4 数の取扱方と単位
  • コラム 炭素の様々な同素体たち
  • 第2章 様々な元素の世界
  • 2.1 原子説そして分子の概念へ ( 歴史を学ぶ )
  • コラム 元素記号と実際の読み方は違う ?
  • 2.2 原子の構造
  • 2.3 元素の周期表
  • コラム レアアースとレアメタル
  • コラム 遂にすべての元素に名前がついた !
  • 2.4 原子量・分子量・物質量
  • コラム 分子量と分子質量のちがい
  • 第3章 原子軌道と電子配置
  • 3.1 ボーアの原子モデル
  • コラム モノの色はどう見える ?
  • 3.2 原子軌道
  • コラム 水素原子の波動方程式
  • コラム 軌道の + ・ - ってなに ?
  • 3.3 原子の電子配置
  • コラム 電子と人は似たものどうし ?
  • 3.4 原子核の壊変と放射性同位体
  • コラム 放射線と私たちの暮らしの関係
  • 第4章 物質の成り立ち～化学結合
  • 4.1 イオン結合
  • コラム イオン液体って何 ?
  • 4.2 共有結合
  • コラム ヘリウムが二原子分子をつくらない理由
  • 4.3 構造式の様々な表記法
  • コラム 分子の構造式をかく方法
  • コラム 分子を3次元で見る
  • 第5章 分子の軌道と極性
  • 5.1 混成軌道と分子の形
  • コラム π軌道とπ * 軌道
  • コラム ルイス構造式をかけば分子の形を推測できる……原子価殻電子対反発 ( VSEPR ) 理論
  • 5.2 電気陰性度と分極
  • 5.3 様々な化学結合
  • 第6章 有機化合物の分類と命名法の基本
  • 6.1 有機化合物の分類と名前の付け方
  • コラム 有機化合物の日本語読みの矛盾
  • 6.2 分岐アルカンの命名法
  • 第7章 有機化合物の官能基と性質
  • 7.1 多重結合を有する化合物
  • 7.2 様々な官能基
  • コラム 有機化合物の分析法
  • 第8章 有機化合物の異性体
  • 8.1 有機化合物の構造異性体
  • 8.2 立体配置に由来する立体異性体
  • コラム 光学活性体 ( エナンチオマー ) の重要性
  • 8.3 立体配座に関する立体異性体
  • コラム シクロヘキサンの2種類の水素
  • 第9章 有機化合物の反応
  • 9.1 ベンゼンと共鳴構造
  • 9.2 有機化合物の反応
  • 9.3 ベンゼン環の反応
  • コラム 爆薬として用いられるニトロ化合物
  • コラム アルキル置換基はプラスやラジカルを安定化させる
  • コラム 人名反応
  • 第10章 物質の状態と気体・溶液の化学
  • 10.1 物質の状態
  • 10.2 気体の物理化学
  • 第11章 反応速度と活性化エネルギー
  • 11.1 化学反応速度論
  • 11.2 反応に影響する様々な要因
  • コラム 天然の触媒…酵素
  • 第12章 溶液の化学
  • 12.1 溶液のいろいろ
  • 12.2 希薄溶液とコロイド
  • コラム セッケンが汚れを落とす原理
  • コラム 冠の構造を持つクラウンエーテル
  • 第13章 化学平衡とエネルギー
  • 13.1 化学平衡
  • 13.2 化学反応とエネルギー変化
  • コラム 部屋が汚れるのは当然 ?
  • 第14章 酸・塩基の考え方
  • 14.1 アレニウスおよびブレンステッド・ローリーの定義
  • コラム 塩基性 ? アルカリ性 ?
  • コラム 酸になるか塩基になるかは相手次第
  • 14.2 酸と塩基の強さ
  • 14.3 酸塩基反応の応用
  • 14.4 ルイスの酸塩基の定義
  • コラム HSAB則
  • 第15章 酸化と還元
  • 15.1 酸化反応および還元反応
  • 15.2 酸化還元反応と電気エネルギー
  • コラム 実用化する燃料電池
  • 主な参考文献
  • 索引
  • 人名索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

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主な参考文献

P.289 掲載の参考文献
1. R. B. Heslop, K. Jones, 齋藤喜彦訳 : ヘスロップ・ジョーンズ無機化学 (上・下), 東京化学同人 (1977)
 
2. G. M. Barrow, 藤代亮一訳 : バーロー物理化学 (上) 第4版, 東京化学同人 (1981)
 
3. J. D. Lee, 浜口博, 菅野 等訳 : リー無機化学, 東京化学同人 (1982)
 
4. 藤谷正一, 木野邑恭三, 石原武司 : 絵とき 化学反応の見方・考え方, オーム社 (1989)
 
5. M. D. Joesten, J. L. Wood : World of Chemistry 2nd Ed., Sounders College Publishing (1991)
 
6. A. Streiywieser, C. H. Heathcock, E. M. Kosower, 湯川泰秀監訳 : ストライトウィーザー有機化学解説 (1・2), 廣川書店 (1995)
 
7. 深澤義正, 笛吹修治 : はじめて学ぶ大学の有機化学, 化学同人 (1997)
 
8. 三吉克彦 : はじめて学ぶ大学の無機化学, 化学同人 (1998)
 
9. W. H. Brown, 池田正澄, 奥山格監訳 : ブラウン基本有機化学, 廣川書店 (1999)
 
10. 大野惇吉 : 大学生の化学, 三共出版 (2001)
 
11. 加藤明良, 鍋島達也 : 有機化学のしくみ, 三共出版 (2001)
 
12. 大野惇吉 : 大学生の有機化学, 三共出版 (2002)
 
13. 松本一嗣 : 生体触媒化学, 幸書房 (2003)
 
14. 下井守, 村田滋 : 大学生のための基礎シリーズ 3 化学入門, 東京化学同人 (2005)
 
15. 芝原寛泰, 斉藤正治 : 大学への橋渡し 一般化学, 化学同人 (2006)
 
16. 宮本真敏, 斉藤正治 : 大学への橋渡し 有機化学, 化学同人 (2006)
 
17. 東嶋和子 : ブルーバックス 放射線利用の基礎知識, 講談社 (2006)
 
18. 長島弘三, 富田功 : 一般化学 (三訂版), 裳華房 (2007)
 
19. 鵜沼英郎, 尾形健明 : 理工系基礎レクチャー 無機化学, 化学同人 (2007)
 
20. 北爪智哉, 北爪麻己 : イオン液体の不思議, 工業調査会 (2007)
 
21. 大山隆監修, 西川一八, 清水光弘編 : ベーシックマスター 生化学, オーム社 (2008)
 
22. R. Chang, J. Overby, 村田滋訳 : 化学 基本の考え方を学ぶ (上・下), 東京化学同人 (2010)
 
23. K. P. C. Vollhardt, N. E. Schore, 古賀憲司, 野依良治, 村橋俊一監訳 : 第6版 ボルハルト・ショアー現代有機化学 (上・下), 化学同人 (2011)
 
24. 齋藤勝裕 : 周期表に強くなる!, ソフトバンク クリエイティブ (2012)
 
25. J. E. House, 山下正廣, 塩谷光彦, 石川直人訳 : ハウス無機化学 (上), 東京化学同人 (2012)
 
26. W. H. Brown, C. S. Foote, B. L. Iverson, E. V. Anslyn, 村上正浩監訳 : ブラウン有機化学 (上・下), 東京化学同人 (2014)
 
27. 数研出版編集部編 : 三訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録, 数研出版 (2017)
 
28. 日本化学会命名法専門委員会編 : 化合物命名法 第2版, 東京化学同人 (2016)
 
29. L. Ohstrom, J. Reedijk, Pure Appl. Chem., 88, 1225 (2016).
 
30. 国立天文台編 : 平成30年理科年表, 丸善 (2017)
 

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