食べることのリハビリテーション
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目次
- 第1部 「食べること」の経験とリハビリテーション
第1章 食べることの機能
1 食べることの認知とその仕組み
2 美味しさとその予測
3 食べることの運動学習
4 「食べる」という行為の表象
第2章 病態解釈と治療の組み立て
1 患者が抱える問題の把握(病態分析)〜評価(外部観察・内部観察)
2 治療の流れ
3 学習計画の立案(訓練の組織化)
4 訓練課題の例
5 心理的道具としての言語
第2部 「食べること」の治療としてのリハビリテーション
第3章 観察・病態解釈・治療の実際〜臨床思考をたどる
症例1 強くむせてしまう右片麻痺患者
~舌の身体表象の変質による嚥下障害の可能性
症例2 「飲み込むのが怖い」高次脳機能障害患者
~口腔内の左半側空間無視による嚥下障害の可能性
症例3 食物残渣の著明な進行性疾患(ALS)患者
~感覚麻痺による口腔の知覚変質の可能性
第4章 治療道具の作製
1 身体があって初めて物理的な対象物は道具となる
2 舌の体性感覚地図の評価
3 食べ物の物性認知につなげる模擬食塊
4 摂食嚥下障害の治療道具としての絵(写真)カード
症例4 口唇閉鎖ができない失語症患者~捕食における視覚情報解読の重要性
症例5 食具を使わない失語症患者~口唇器官-食べ物-食具の関係を読み解く