食べることのリハビリテーション

出版社: 協同医書出版社
著者:
発行日: 2019-11-01
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784763930576
書籍・雑誌
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4,400 円(税込)

商品紹介

本書は,脳-身体-道具の相互作用を考えながら,知覚・注意・記憶・判断・イメージ,それらのあり方を推測させてくれる言語との関連のなかで,食べることの多感覚性に目を向けて患者の病態を評価し,また治療に用いていく考え方と実際を紹介し,提案しています.
摂食嚥下治療の新しい可能性を探るセラピストにとって,見逃せない一冊です.

目次

  • 第1部 「食べること」の経験とリハビリテーション
     第1章 食べることの機能
      1 食べることの認知とその仕組み
      2 美味しさとその予測
      3 食べることの運動学習
      4 「食べる」という行為の表象
     第2章 病態解釈と治療の組み立て
      1 患者が抱える問題の把握(病態分析)〜評価(外部観察・内部観察)
      2 治療の流れ
      3 学習計画の立案(訓練の組織化)
      4 訓練課題の例
      5 心理的道具としての言語

    第2部 「食べること」の治療としてのリハビリテーション
     第3章 観察・病態解釈・治療の実際〜臨床思考をたどる
      症例1 強くむせてしまう右片麻痺患者
          ~舌の身体表象の変質による嚥下障害の可能性
      症例2 「飲み込むのが怖い」高次脳機能障害患者
          ~口腔内の左半側空間無視による嚥下障害の可能性
      症例3 食物残渣の著明な進行性疾患(ALS)患者
          ~感覚麻痺による口腔の知覚変質の可能性
     第4章 治療道具の作製
      1 身体があって初めて物理的な対象物は道具となる
      2 舌の体性感覚地図の評価
      3 食べ物の物性認知につなげる模擬食塊
      4 摂食嚥下障害の治療道具としての絵(写真)カード
      症例4 口唇閉鎖ができない失語症患者~捕食における視覚情報解読の重要性
      症例5 食具を使わない失語症患者~口唇器官-食べ物-食具の関係を読み解く

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