和田啓十郎・漢方復興不屈の魂

出版社: あかし出版
著者:
発行日: 2021-03-01
分野: 臨床医学:一般  >  東洋医学
ISBN: 9784908740145
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商品紹介

帝国議会で漢方存続運動が否決され、漢方は消滅の危機に瀕していたが、漢方の真価を唱え、西洋医学崇拝の医学界に警世の鉄椎を下したのが『医界之鉄椎』である。本書では啓十郎の力の源泉を探ったが、啓十郎が師匠と仰いだ多田民之助という漢方医が実は尾台榕堂の弟子である可能性が極めて高いことも論証した。

目次

  • 序文

    第一章 和田啓十郎の生涯と時代的背景
     第一節 その生涯と業績の概観
     第二節 思想の源泉・信州松代藩の気風
     第三節 啓十郎を啓発した佐久間象山の思想
     第四節 なぜ漢方に情熱を注ぐことになったのか
     第五節 長野県尋常中学校入学と卒業のころ
     第六節 済生学舎への入学と漢方
     第七節 漢方の師・多田民之助をめぐって 尾台榕堂の弟子であった可能性について
     第八節 『医界之鉄椎』以前の著作の検討
     第九節 日露戦争への軍医志願と再上京
     第十節 『仰臥三年』と『噫 医弊』
     第十一節 中村不折のこと
     第十二節 『医界之鉄椎』初版本
     第十三節 湯本求眞の教導

    第二章 東西医学のパラダイムの相違について
     第一節 『医界之鉄椎』改訂第二版
     第二節 平出隆軒の批判
     第三節 国家のアイデンティティーとしての漢方
     第四節 この文化を発展させるということ
     第五節 医療保険制度と漢方
     第六節 『第十一改正・国際疾病分類』の画期的意義
     第七節 漢方の将来と研究に望むこと

    あとがき

    附録 吉益東洞『医事或問』

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