第1章 言語とコミュニケーションの発達
1 発達の全体像
A 前言語期
B 幼児前期
C 幼児後期
D 学童期
2 前言語期
A 前言語期とは
B コミュニケーションと音声言語の発達
3 幼児前期
A 幼児前期とは
B 語彙と構文の発達
4 幼児後期
A 幼児後期とは
B 語彙と構文の発達
C 会話とナラティブ
5 学童期
A 学習言語の発達
B 読み書きの発達
C 学童期におけるその他の言語の問題
第2章 言語発達障害とは
1 言語発達障害とは
A 言語発達障害とは
B 言語発達の阻害要因と言語発達障害
2 言語発達障害の医学的背景
A 発達の生理学(脳機能の発達を含む)
B 発達の病理学(発生異常,周産期障害など)
3 言語発達障害の臨床
A 言語発達障害の臨床の過程
B 評価・言語病理学的診断
C 指導・支援
D 子どもの未来を育てる専門家
第3章 評価(アセスメント)・診断
1 情報収集
A 主訴
B 生育歴
C 現症
D 関連領域からの情報
E 情報収集の方法
F 情報収集の実際(面接)
2 検査
A 検査の位置づけと目的
B 検査の対象領域
C 検査の種類
D 診療報酬点数と発達検査・知能検査
E 標準的な検査の流れ
F 代表的な各種検査
G 個別検査を実施する際の留意点
3 評価のまとめ
A 評価のまとめの位置づけ
B 評価・診断過程の留意点
C 包括的な評価・診断に向けて
D 包括的な評価・支援につなげるためのICFの活用
E 収集した情報のまとめと報告書の作成
第4章 指導と支援
1 発達段階に応じた指導
A 指導の基本的背景
B 前言語期における指導
C 幼児前期における指導
D 幼児後期における指導
E 学童期における指導
2 環境調整
A 保護者支援
B 関係諸機関との連携
C カウンセリングマインド
3 特異的言語発達障害
A 特異的言語発達障害とは
B 言語・コミュニケーション障害の特徴
C 評価
D 近年のSLI児の言語指導や支援
E 事例紹介
4 限局性学習障害
A 限局性学習障害とは
B 評価
C 支援
D 発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)
E 事例紹介
5 知的能力障害
A 知的能力と知的能力障害
B 言語・コミュニケーション障害の特徴
C 評価の前提:言語聴覚士と子ども・養育者の関係性
D 評価
E 支援
F 事例紹介
6 自閉症スペクトラム障害
A 自閉症スペクトラム障害とは
B 言語・コミュニケーション障害の特徴
C 評価
D 支援
E 事例紹介
7 注意欠如・多動性障害
A 定義
B 発達経過
C 病態
D 言語・コミュニケーション障害の特徴
E 医学的診断
F 神経心理学的評価
G 支援
H 言語聴覚士による支援
I 事例紹介
8 脳性麻痺・重複障害
A 脳性麻痺・重複障害とは
B 言語・コミュニケーション障害の特徴
C 評価
D 支援
E 課題と展望
F 事例紹介
9 小児失語症と後天性高次脳機能障害
A 小児失語症と後天性高次脳機能障害とは
B 言語・コミュニケーション障害の特徴
C 評価
D 支援
E 事例紹介
第5章 保健,福祉,教育との連携
1 特別支援教育における言語発達障害児の支援
A 特別支援教育の歴史
B 教育における言語障害
C 言語障害教育の歴史
D 言語障害教育の現状と課題
E 言語障害教育における専門性の向上
2 地域支援における連携
A 乳幼児期における言語聴覚士
B 保育所などとの連携・支援における言語聴覚士の役割
C 学童期の支援における言語聴覚士の役割
3 高等教育における支援(就労支援を含む)
A 言語発達障害のある大学生の実態
B 大学等高等教育機関における障害のある学生への支援
C 職場での支援状況
D 高等教育や就労場面での専門職の役割と連携
第6章 言語発達障害支援の最前線
1 言語聴覚士のかかわりと位置づけ
A ICT支援
B 多言語児童生徒の学習支援
C 低出生体重児における言語発達の問題
2 ICT支援
A 障害のある人の生活・学習を助ける支援技術
B 障害者の権利としての合理的配慮とICT機器
C 障害の個人モデルから社会モデルへの移行
D ICT利用が発達にもたらす影響
E 身近なICT機器・あるテクが言語発達障害支援を変える
F 心理検査を用いた情報共有による権利擁護
3 多言語児童生徒の学習支援
A 多言語環境で育つ子どもたち
B 多言語児童生徒の学習支援の実情と課題
C 支援の方法――岐阜県可児市の例
D 今後の展望と課題
4 低出生体重児における言語発達の問題
A 低出生体重児とは
B 言語発達の特徴
C ディベロップメンタルケア