統合失調症治療の新たなストラテジー 第2版

出版社: 先端医学社
著者:
発行日: 2021-03-30
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784865505030
電子書籍版: 2021-03-30 (第2版第1刷)
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商品紹介

統合失調症の病態から治療まで、すべてを網羅したストラテジーシリーズの第2版
精神医学は統合失調症の病態解明を目指して進歩を続けてきたと言っても過言ではない。2020年代に入り、技術革新によって大量のデータ解析が可能となってきたことで、今まで未知であった精神現象と生物学的メカニズムの関連が解明される日も近づいてきているように思われる。そのような現代において、本書は統合失調症の病態から治療を一つにまとめることを試みた第2版となる。最先端の研究活動に携わっている研究者を筆者に迎え、病態解明から最新の薬物治療、心理社会的介入やリカバリー支援に至るまで網羅的に解説していただいた。統合失調症の研究・治療にかかわる医療従事者の参考となれば幸いである。

目次

  • Part 1 統合失調症研究の現状
     1.GWASを用いた関連遺伝子の探索
     2.統合失調症における神経免疫とミクログリア
     3.バイオマーカーによる統合失調症の予測モデル

    Part 2 統合失調症の病態とその理解
     1.統合失調症における多様な症状とその理解
     2.統合失調症の認知機能と病識
     3.統合失調症の発症と自閉スペクトラム症とのオーバーラップ
     4.画像からみた統合失調症の脳機能

    Part 3 統合失調症の診断と評価
     1.DSM-5ならびにICD-11による統合失調症の診断
     2.診断基準と症状評価尺度
     3.統合失調症の早期診断と鑑別診断

    Part 4 統合失調症治療に用いる薬剤の基本
     1.定型抗精神病薬
     2.非定型抗精神病薬―特徴と位置づけ―
     3.特効性注射剤(LAI)
     4-1.定型抗精神病薬の特徴
     4-2.非定型抗精神病薬の特徴

    Part 5 統合失調症における治療のストラテジー
     1.前駆症状と早期介入の意義と患者へのアプローチ
     2.初発エピソードにおける治療ストラテジー
     3.再発・再燃における治療のストラテジー
     4.休息・回復期における薬物療法のあり方
     5.維持期治療における治療の実際と問題点
     6.治療抵抗性の定義と治療ストラテジー
     7.ガイドラインおよびエビデンスからみた統合失調症治療
     8.統合失調症におけるshared decision making(SDM:共同意思決定)
     9.mECTの適応と実際

    Part 6 統合失調症のリカバリーに向けたストラテジー
     1.統合失調症のリカバリーに向けた多職種によるアプローチ
     2.リカバリーに向けた治療評価
     3.リカバリーに向けた多職種連携における看護師の役割
     4.リカバリーに向けた多職種連携における薬剤師の役割
     5.リカバリーに向けた多職種連携における作業療法士の役割
     6.統合失調症のリカバリーに向けた認知社会機能障害の評価

    Part 7 統合失調症の治療継続に向けたアプローチ
     1.治療アドヒアランスの評価と治療への影響
     2.副作用と併用での注意点
     3.抗精神病薬による身体的副作用の管理
     4.統合失調症において精神症状、認知機能および身体機能がQOLに及ぼす影響

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