精神科治療学 36/4 2021年4月号
目次
- 特集 精神科におけるアウトリーチの勧め
特集にあたって
「価値ということに自覚的になる支援（values─informed care）」の視点から
地域精神医療におけるケアのロジック─医療人類学的観点から─
アウトリーチが広がれば精神医療はよくなるのか？
多施設による精神科アウトリーチの実践に際して留意すべ7つのポイント
多様化するアウトリーチ─アウトリーチネットが目指すもの─
アウトリーチのエビデンスと質評価
アウトリーチにおける医療倫理と医療安全
大学病院における多職種アウトリーチチームのススメ
アウトリーチを立ち上げ実装するために地域で多職種連携を進める方法─診療所の立場から─
精神科医と精神科訪問看護の連携─利用者と家族のニーズを明らかにしながら─
アウトリーチと地域におけるコンサルテーション・リエゾン精神医学
アウトリーチと支援の連続性─西成の子育て支援を例に─
アウトリーチにおける精神療法とチームマネジメント
なぜ河川敷を歩かなければならないのか
臨床経験
急性期治療後3年間認知機能の推移を追跡した神経梅毒の一例
市販鎮静剤ウットの長期乱用により多彩な精神神経症状と
偽性高Cl血症を呈したブロム中毒・依存症の1例
一精神科医による強迫症（OCD）の罹患および治療体験の振り返り
─主治医からの見解も交えて─
海外文献ジャーナルクラブ
Kraepelin の精神科疾病分類に対する批判─1896〜1927年─
連載
〔オピニオン〕
オープンダイアローグと中井久夫による「治療文化論」
訂正報告
「PBI（Parental Bonding Instrument）日本版の信頼性，妥当性に関する研究」
（精神科治療学， 6（10）；1193─1201，1991.）のPBI 質問表と点数表の訂正について
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