知覚・認知心理学

出版社: ミネルヴァ書房
著者:
発行日: 2021-05-30
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784623087099
書籍・雑誌
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商品紹介

公認心理師カリキュラムにおける必修科目「知覚・認知心理学」では,「人の感覚・知覚等の機序及びその障害」「人の認知・思考等の機序及びその障害」を学ぶこととされている。本書はこのカリキュラムに対応して,視覚,聴覚,体性感覚,味覚・嗅覚といったヒトが外部の刺激や状況を情報として取り入れる仕組みとその障害について,また,記憶,思考・推論,問題解決・意思決定といった情報処理の仕組みとその個人差や障害について解説する。

目次

  • 序 章 知覚・認知心理学の目的と概要
     1 知覚心理学・認知心理学を学ぶ意味と必要性
     2 知覚心理学と認知心理学の歴史
     3 本書の構成


     第I部 知  覚

    第1章 視  覚──私たちは何をどう見ているのか
     1 視覚系の構造
     2 視知覚の世界
     3 視覚の特徴

    第2章 聴  覚──「聞く」はどのように実現されているか
     1 聴覚系の生物学的基盤
     2 音の認知
     3 話し言葉の生成と認知

    第3章 体性感覚──私たちの心身を下支えするもの
     1 体性感覚
     2 表在感覚
     3 深部感覚
     4 体性感覚に関連する感覚
     5 体性感覚と心理臨床

    第4章 味覚・嗅覚──味・ニオイの知覚の仕組みとその特徴
     1 神経基盤
     2 知覚の特性
     3 快不快(好き嫌い)
     4 障  害

    第5章 知覚の障害──何がどのようにできないのか
     1 感覚・知覚の強さの異常と大きさの異常
     2 失認症
     3 共感覚


     第II部 認  知

    第6章 記憶の構造と機能──情報の保持と利用
     1 記憶の構造と機能
     2 ワーキングメモリ
     3 ワーキングメモリの容量の個人差

    第7章 長期記憶の分類と機能──私たちを形作る様々な記憶
     1 記憶の分類①宣言的記憶
     2 記憶の分類②非宣言的記憶
     3 記憶の機能(応用的研究紹介)
     コラム 電子書籍やデジタルカメラ,スマートフォンの普及の影響

    第8章 思考と推論──どのように前提から結論を導くか
     1 思考とは何か
     2 演繹推論
     3 帰納推論
     4 確率推論

    第9章 問題解決と意思決定──わかる,決める心のしくみ
     1 問題解決
     2 判断と意思決定
     3 日常的思考

    第10章 認知の個人差──認知スタイルと実行機能
     1 認知スタイル
     2 認知の個人差と発達障害
     3 実行機能

    第11章 認知の障害──注意・記憶・思考の問題
     1 注意の障害
     2 記憶の障害
     3 思考の障害
     コラム1 軽い意識障害
     コラム2「見えないゴリラ」の実験とADHD
     コラム3 ワーキングメモリ・トレーニング
     コラム4 笠原嘉のうつ病の小精神療法

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