これまで詳しく解説されてこなかった麻酔後ケアユニット(PACU)は、術後患者の安全を守る砦であり、日本の急性期医療には欠かせないものとなりつつある。術後患者の病態生理に関する知識をさらに深め、症例に応じて確認しながら日常診療を実践するための手引。定番姉妹書『MGH 麻酔の手引 第7版』と併せれば、周術期患者管理の理解がさらに深まる。原著者の一人長坂安子先生と日本のPACU研究先駆者である仙頭佳起先生を監訳者に迎え、訳注も充実。麻酔科医のみならず周術期の患者に携わる医師・看護師・コメディカル必携の1冊。