● 最近注目されているグラウンデッドセオリー法(Grounded Theory Approach:GT法)とは何か,看護学にいかに用いるのか―本書は,日本看護界の若手研究者らが,GT法を用いた自らの研究プロセスを公開しながらGT法の本質に迫った他に類のない実践的看護研究方法論.● 月刊誌「Quality Nursing」に連載された,GT法による看護研究プロセスに関する座談会と,日本看護科学学会学術集会の交流集会において展開された,著者らの公開データ分析の記録を中心に内容を構成.● 社会学で開発された質的研究法であるGT法の看護学への導入について,各自の試行錯誤や失敗談を交えつつ熱く語られており,看護研究者や質的研究を志す方には,まさに“知的刺激の宝庫”ともいうべき看護研究の手引書.