身近な人が脳梗塞・脳出血になったときの介護と対策 第2版

出版社: 自由国民社
著者:
発行日: 2022-02-22
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784426127763
書籍・雑誌
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1,650 円(税込)

商品紹介

「脳卒中」には出血性の疾患「脳出血」や「くも膜下出血」などがあり、また脳細胞の栄養や酸素を送る血管が詰まることから発症する「脳梗塞」があります。いずれの場合も、カラダの動きが損なわれたり、もの忘れや判断力低下が現れたり、感覚が鈍磨するなど多彩な症状や生活障害を呈することになります。
生活習慣病といわれる高血圧、糖尿病、脂質異常症などが「脳卒中」の誘因になるので、予防としての治療を日常生活で行うことが大切です。しかし、予防をしても加齢やその他の理由で発症してしまうこともあります。不幸にして発症したときには、本書に書かれている手段を講じて無理のない介護を続けることが肝要です。
さらに本書では、退院してからの生活、後遺症などについて知り、運動や日常でのリハビリのやり方について説明しています。また、再発を防ぐための日常生活の送り方や、介護保険の使い方についても解説しています。

目次

  • 第1章 脳卒中について知っておきたいこと
    ●脳卒中の基礎知識
    脳のしくみと働き
    脳卒中はなぜ起きるのか
    ●脳卒中の種類
    脳卒中の種類はこんなにある
    脳梗塞とはどんな病気か?
    脳出血とはどんな病気か?
    くも膜下出血
    一過性脳虚血発作(TIA)
    脳卒中に似た病気

    第2章 脳卒中の治療はこうして行われる
    ●脳卒中の治療
    病気を特定するための診断の流れ
    急性期と慢性期の治療がある
    脳梗塞の超急性期の治療
    脳梗塞の急性期の治療
    脳出血の急性期の治療
    くも膜下出血の急性期の治療
    コラム 脳卒中が疑われたら

    第3章 自宅に戻ってからの家族による介護
    ●退院前の準備
    自宅の生活環境を整える
    介護保険を申請する
    退院後の生活の計画を立てる
    「本人にできること」を知っておく
    後遺症は人によって異なる
    ●後遺症のいろいろ
    運動に関する症状
    感覚に関する症状
    言葉に関する症状
    見え方に関する症状
    日常の動作に関する症状
    理解・認識に関する症状
    食事・排せつに関する症状
    記憶に関する症状
    心に関する症状
    ●二次的な後遺症
    認知症
    廃用症候群
    褥瘡(床ずれ)
    ●自宅介護のポイント
    自宅介護における家族の役割
    ●転倒防止
    脳卒中の経験者に心配される転倒事故
    住まいの安全対策はここをチェック
    安全なお風呂の入り方と準備

    第4章 生活を再建するためのリハビリテーション
    ●リハビリテーションの知識
    脳卒中でリハビリテーションが欠かせないのはなぜか?
    脳卒中のリハビリテーションの効果
    脳卒中のリハビリはこうして行われる
    早期離床をめざして(急性期リハビリ)
    日常生活に戻るために(回復期リハビリ)
    日常生活を続けるために(維持期リハビリ)
    ●運動によるリハビリ
    関節をやわらかくするリハビリ
    座ることが難しい人のリハビリ
    起き上がりが難しい人のリハビリ
    立ち上がりが難しい人のリハビリ
    歩行が難しい人のリハビリ
    テレビを観ながら行うリハビリ
    車いすでの運動
    ●日常でのリハビリ
    言語障害のリハビリ
    摂食・嚥下のリハビリ
    日常生活のなかでのリハビリ

    第5章 再発を防ぐための日常生活の送り方
    ●再発を防ぐ日常生活の送り方
    再発を防ぐ2つのポイント
    再発につながる危険因子
    高血圧の人が気をつけたいこと
    脂質異常症の人が気をつけたいこと
    糖尿病の人が気をつけたいこと
    肥満を予防・改善する
    できるだけ体を動かす
    たんぱく質補給は肉より魚から
    抗酸化成分をしっかりとる
    水分補給はこまめに
    喫煙者は禁煙を
    お酒とのつき合い方
    ストレスとのつき合い方
    コラム 痛みをやわらげるマッサージの効果

    第6章 介護保険やその他の公的サービスの利用法
    ●介護保険
    後遺症が残ったら介護保険の申請を
    サービスを利用するには、まず申請から
    介護保険で利用できるサービスは?
    家庭でリハビリ指導を受けることもできる
    リハビリができる通所サービスもある
    段差解消なども介護保険が利用できる
    ●その他の公的サービス
    障害者になったときの公的サービス

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