GIST診療ガイドライン 2022年4月改訂 第4版

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2022-04-30
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784307204460
書籍・雑誌
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商品紹介

GIST(消化管間質腫瘍)は、有効な分子標的薬開発を機に大きな転換点を迎えた。8年ぶりの改訂となる第4版では「画像診断」「病理診断」「外科治療」「内科治療」の各領域で、最新のエビデンスを取り入れ、専門家間のコンセンサスも加味した本邦の臨床現場に即した内容としている。関連するCQ と連動した8つの診断・治療アルゴリズム等記載も充実し、GIST診療に必携の一冊となっている。

目次

  • ■本ガイドラインの概要
    1.本ガイドラインの目的
    2.本ガイドラインが対象とする利用者
    3.本ガイドラインが対象とする患者
    4.利用上の注意
    5.診療ガイドライン改訂方法
     1)改訂基本方針
     2)スコープ作成
     3)CQ・BQ作成
     4)文献検索と採択基準
     5)システマティックレビュー
     6)推奨草案作成
     7)推奨決定
    6.外部評価
     1)GIST診療ガイドライン評価ワーキンググループによる評価
     2)日本癌治療学会会員向けパブリックコメント
     3)日本癌治療学会がん診療ガイドライン評価委員会によるAGREEII評価
    7.本ガイドラインの普及と改訂
    8.利益相反(COI)
     1)利益相反申告
     2)利益相反申告に基づく推奨決定会議における制限
     3)本ガイドラインの独立性
    □第4版ガイドライン改訂関係者名簿
     1)ガイドライン作成団体
     2)ガイドライン作成組織
     3)ガイドライン責任組織
     4)外部評価組織
     5)ガイドライン作成方法論アドバイザー
     6)文献検索
     7)協力団体
    □Question・推奨一覧
    □アルゴリズム・参考図表
    1.アルゴリズム
     1)アルゴリズム1 消化管粘膜下腫瘍の診断・治療の概略
     2)アルゴリズム2 紡錘形細胞型GISTの鑑別病理診断
     3)アルゴリズム3 類上皮細胞型GISTの鑑別病理診断
     4)アルゴリズム4 切除可能な限局性消化管粘膜下腫瘍の治療方針
     5)アルゴリズム5 限局性GISTの外科治療
     6)アルゴリズム6 限局性GISTの術後治療
     7)アルゴリズム7 GISTの薬物治療(一次治療)
     8)アルゴリズム8 イマチニブ耐性GISTの治療
    2.参考図表
     1)参考図表1 GISTの遺伝子型
     2)参考図表2 多発GISTの鑑別
    □略語一覧

    ■画像診断領域
    1.総論
     1)粘膜下腫瘍の診断に有用な画像検査
     2)薬物療法の効果判定に有用な画像診断
    2.CQ
    ・画像1(BQ) GISTが疑われる患者の確定診断にEUS-FNAは有用か
    ・画像2(BQ) GIST患者の病期診断や再発診断にCT、MRIは有用か
    ・画像3(BQ) GIST患者の病期診断や再発診断にFDG-PET/CTは有用か
    ・画像4(CQ) GISTに対する薬物療法の治療効果判定にFDG-PET/CTの追加は有用か

    ■病理診断領域
    1.総論
     1)GISTの病理診断
     2)GISTの再発リスク分類
     3)GISTの遺伝子異常
    2.CQ
    ・病理1(BQ) GISTの鑑別にはHE 染色での形態診断とKIT免疫染色は有用か
    ・病理2(BQ) GISTの鑑別診断にKIT以外の免疫染色は有用か
    ・病理3(BQ) 免疫染色でKIT陰性または弱陽性のGISTの診断に遺伝子解析は有用か
    ・病理4(BQ) GISTは臓器別に頻度や悪性度に違いはあるか
    ・病理5(BQ) GISTの悪性度評価に再発リスク分類は有用か
    ・病理6(BQ) GISTの悪性度(再発リスク)評価に生検は有用か
    ・病理7(BQ) GISTにおいてKIT免疫染色とc-kit遺伝子変異とは関係があるか
    ・病理8(BQ) イマチニブ一次耐性GISTにおける遺伝子解析は有用か
    ・病理9(BQ) c-kit・PDGFRA遺伝子以外の異常により発生するGISTはあるか
    ・病理10(BQ) GISTが多発する病態はあるか

    ■外科治療領域
    1.総論
     1)原発GISTに対する外科治療
     2)転移・再発GISTに対する外科治療
    2.CQ
    ・外科1(CQ) 2cm未満の胃GISTに対して、外科切除は推奨されるか
    ・外科2(CQ) 2cm以上、5cm 未満の粘膜下腫瘍に対して、外科切除は推奨されるか
    ・外科3(CQ) 5cm以上の粘膜下腫瘍に対して、腹腔鏡下手術は推奨されるか
    ・外科4(BQ) 外科切除が適応となるGISTに対して、臓器機能温存手術は推奨されるか
    ・外科5(CQ) 大きなGISTや、不完全切除の可能性が高いと判断されるGISTに対して、
            イマチニブによる術前補助療法は有用か
    ・外科6(CQ) 術前もしくは術中に腫瘍破裂が確認されたGISTに対して、
            イマチニブによる術後補助療法は有用か
    ・外科7(BQ) 完全切除後のGISTに対して、定期フォローは有用か
    ・外科8(CQ) 転移性GISTに対して、初回治療としての外科切除は有用か
    ・外科9(CQ) イマチニブ奏効中の転移・再発GISTに対して、外科切除は有用か
    ・外科10(CQ) 薬剤耐性の転移・再発GISTに対して、外科切除は有用か

    ■内科治療領域
    1.総論
     1)転移・再発GISTの治療
     2)術後補助療法
    2.CQ
    ・内科1(CQ) 標準用量開始が可能な転移・再発GISTに対して、
            イマチニブの標準用量開始と比べて低用量開始は有用か
    ・内科2(BQ) 転移・再発GISTに対して、チロシンキナーゼ阻害薬が有効性を示した場合、
            治療中断は有用か
    ・内科3(CQ) 転移・再発GISTに対して、イマチニブの血中濃度測定は有用か
    ・内科4(CQ) イマチニブ400 mg/日投与中に増悪した転移・再発GISTに対して、
            投与量増加は有用か
    ・内科5-1(BQ) 再発高リスクまたは腫瘍破裂GISTに対して、完全切除後3年間の
             イマチニブによる術後補助療法は有用か
    ・内科5-2(CQ) 再発高リスクまたは腫瘍破裂GISTに対して、完全切除後3年間を超える
             イマチニブによる術後補助療法は有用か
    ・内科6(BQ) イマチニブ不耐・不応の転移・再発GISTに対して、スニチニブは有用か
    ・内科7(BQ) スニチニブ不耐・不応の転移・再発GISTに対して、レゴラフェニブは有用か
    ・内科8(CQ) レゴラフェニブ不耐・不応の転移・再発GISTに対して、
            イマチニブまたはスニチニブの再投与は有用か
    ・内科9(CQ) 転移・再発GISTに対して、放射線治療は有用か
    ・内科10(CQ) GISTの肝転移に対して、外科切除以外の局所療法は有用か
    ・内科11(CQ) スニチニブおよびレゴラフェニブの標準用法用量の不耐GISTに対して、
            スニチニブおよびレゴラフェニブの投与スケジュールの変更は推奨されるか
    ・内科12(CQ) GIST治療におけるチロシンキナーゼ阻害薬の選択に遺伝子解析は有用か

    ■附録
    1.検索式
     1)画像診断領域
     2)病理診断領域
     3)外科治療領域
     4)内科治療領域
    2.各Questionの投票結果内訳
    3.外部評価対応
     1)外部評価対応
     2)がん診療ガイドライン評価委員会によるAGREEII評価結果

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