生きづらさを診る産婦人科学

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2022-08-10
分野: 臨床医学:外科  >  産婦人科学
ISBN: 9784498160385
電子書籍版: 2022-08-10 (1版1刷)
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商品紹介

生物学的には,妊娠によって女性は母となる.もちろん胎児も母も大事との建前はあるものの,実際に優先されるのは胎児であることは言うまでもない.そこに生きづらさを抱いた女性に対し,著者らは多元的な視点からの介入を試みる.目の前の患者を生活人として捉えたとき,すべての症例が特殊事例になることは当然である.身体機械論的に問題点を純化し既存のテンプレートに患者を当てはめようとするのではなく,法学・倫理学・女性学など多くの学問を包括した新たな産婦人科学の構築に挑戦する.

目次

  • 第1章  女性ならではの生きづらさ
    (1)女性という身体に由来する生きづらさ
       1.胎児との利益対立
       2.妊孕性保持の義務化
       3.「月経」を抱え込まなければならないということ
       4.不均衡な「性」であること、所有されがちな「性」であること
       5.女性であることの肯定
    (2)女というジェンダーによって生まれる生きづらさ
       1.ジェンダーとは
       2.「母性」という社会的な縛り
       3.保護される「性」であること
       4.女に対峙する男の眼差し

    第2章  いろいろな生き方をしている女性たち
    (1)10人の子を持つということ
       1.まず、10人の子を持つ女性の物語を聞いてみよう
       2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
       3.疑問に答えながら、この女性が10人生むことの意味を考えよう
       4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
    (2)売春に起因した飛び込み分娩
       1.飛び込み分娩に至った女性たちの生を聞いてみよう
       2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
       3.疑問に答えながら、この女性が妊娠したことの意味を考えよう
       4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
    (3)ヒトパピローマウイルスワクチンとは、女性にとって何なのだろうか?
       1.アカネさんとミドリさんが聴いた講義とは?
       2.アカネさんとミドリさんとの対話
       3.タマヨ先生の主張を分析してみよう
       4.タマヨ先生のため息と希望
    (4)塀の中…で暮らす/から出てきた女性たち
       1.受刑中の妊娠女性の物語を聴いてみよう
       2.彼女に問うより、まずは考えてみよう
       3.疑問に答えながら、受刑中の女性を受け入れるということを考えよう
       4.現実の場で、さらに医療者が考えておかなければならないこと
    (5)女性は、妊娠という事象を受け入れなければならないのか
       1.妊娠という身体事象を受け入れられなかった女性たち
       2.女性は妊娠という事象をpositiveに受け入れなければならないのか
    (6)病気を知るということ、そして生殖ということ
       1.遺伝性乳がん卵巣がん症候群という存在を知らされた乳がん女性の物語
       2.オトネさんの持った迷いの分析
       3.オトネさんの持つ迷いに解があるのか?
       4.合理的なBRCA遺伝子変異に関する検査のすすめ方
    (7)胎児が障害を持つということ
       1.安心のために羊水検査をすすめられた女性のお話
       2.クラインフェルター症候群とは…そもそも診断と治療が必要なのだろうか
       3.親にとっての「知る権利」と子の「(親に)知らされないでいる権利」
       4.医療者の対応について
    (8)やんちゃで少々口の悪い女性の物語
       1.口が悪い…医師の指示(要求)を聞かない女性と私たちの物語
       2.なぜ、彼女は医療者に嫌われるのだろうか?
       3.疑問に答えながら、この女性の想いに向き合うことの意味を考えよう

    第3章  キーワードを考えてみよう
    (1)相対化、そして「四分割表」
    (2)医療の場における「アプリオリ」と「アポステリオリ」
    (3)「子」であること、「子」という存在、そして「胎児」というもの
    (4)「母」であること…とは?
    (5)「責任」というもの
       1.責任とは何だろう
       2.民事責任と刑事責任との違い
       3.「訴える」ということ
       4.刑事事件について

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 女性ならではの生きづらさ

P.12 掲載の参考文献
1) 岩田銀子, 石塚伊緒子, 森谷契 北海道に於ける妊娠・出産に関する俗信から見た産育意識の一考察 北海道大學教育學部紀要 74 : 1-22, 1997
2) 谷山和美, 和田みどり, 藤田光子 妊産婦についての調査 (III) 慣習・言い伝え・迷信などに対する意識 (1) 広島女学院大学短期大学部紀要 16 : 23-29, 1983
3) 環境省 温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意に掲示等に関する新旧対照表 http://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/shinkyuu.pdf
4) 角田肇 子宮頸癌・体癌・卵巣がん患者の妊孕性 癌と化学療法 42 : 276-282, 2015
5) 澤田守男 子宮頸がんにおける妊孕性温存療法 京府医大誌 123 : 333-345, 2014
6) 奥川馨 子宮頸癌に対する妊孕性温存手術としての腹式広汎および単純子宮頸部摘出術について-的確条件, 術式の有用性, 妊娠分娩例の検討 日産婦誌 62 : 2085-2095, 2010
7) 田中ひかる月経タブーの歴史 生理用品の社会史-タブーから一大ビジネスへ pp.53-93, ミネルヴァ書房, 京都, 2013
8) 川村邦光 悩めるオトメ オトメの身体 pp.71-105, 紀伊國屋書店, 東京, 1994
9) 渡紀彦 女性モニター作戦 アンネ課長 pp.59-105, 日本事務能率協会, 東京, 1963
10) 柘植あづみ 「不妊治療」をめぐるフェミニズムの言説再考 フェミニズムの主張 3 生殖技術とジェンダー 江原由美子編 pp.219-253, 勁草書房, 東京, 1996
11) 中村啓信 伊耶那岐神と伊耶那美神 新版 古事記 pp.24-38, 角川書店, 東京, 2009
12) 江戸川乱歩 浴室痴戯 化人幻戯 pp.105-117, 春陽堂, 東京, 2015
13) ドウォーキン A (寺沢みづほ : 訳) 所有 インターコース 性的行為の政治学 pp.113-141, 青土社, 東京, 1989
14) 田村公江 官能 性の倫理学 pp.59-85, 丸善, 東京, 2004
15) 三砂ちづる月経を「やりすごして」よいのか オニババ化する女たち-女性の身体性を取り戻す pp.61-84, 光文社, 東京, 2004
16) 川村邦光 純潔-純血イデオロギーの誕生 オトメの身体 pp.209-260, 紀伊國屋書店, 東京, 1994
P.24 掲載の参考文献
1) 江原由美子 はじめに フェミニズムの主張 3 生殖技術とジェンダー pp.i-iv, 勁草書房, 東京, 1996
2) 参議院法制局 法令における用語の定義 法律の「窓」 参議院法制局 https://houseikyoku.sangiin.go.jp/column/column052.htm
3) 厚生労働省子ども家庭局母子保健課監修 第一条 目的 七訂 母子保健法の解釈と運用, pp.13-16, 中央法規, 東京, 2019
4) 高田昌幸 森喜朗元首相を尊大にさせた政治記者たち~「女性蔑視」発言は今に始まったことではない, 論座, 令和3年2月21日, https://webronza.asahi.com/national/articles/2021020500006.html?page=3
5) 加納実紀代 当事者性と一代主義 女性学 20 : 16-24, 2012
6) 朝日新聞 「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」 森喜朗氏 令和3年2月3日, https://digital.asahi.com/articles/ASP235VY8P23UTQP011.html
7) 朝日新聞 「女性というには, あまりにもお年」 森元首相が発言 令和3年3月26日, https://digital.asahi.com/articles/ASP3V732SP3VUTFK02T.html?iref=pc_ss_date_article
8) 前橋地方裁判所 平成18年 (わ) 第725号 平成20年1月17日判決
9) 横溝正史 悪魔が来りて笛を吹く 悪魔の記録 pp.420-444, 角川書店, 東京, 1972

第2章 いろいろな生き方をしている女性たち

P.42 掲載の参考文献
1) 田中ひかる ナプキン以前の経血処置 生理用品の社会史-タブーから一大ビジネスへ pp.1-51, ミネルヴァ書房, 京都, 2013
2) 中井祐一郎 妊婦とは妊娠している女性である 週刊日本医事新報 5000 : 54, 2020
3) 江口聡 はしがき 妊娠中絶の生命倫理 江口聡編・監訳 pp.i-iii, 勁草書房, 東京, 2011
4) 比名朋子, 中井祐一郎 生活保護受給女性における人工妊娠中絶が内包する問題の分析 生命倫理 25 : 13-21, 2015
5) 永田憲史 妊娠中の女子少年に対する医療少年院における人工妊娠中絶 ノモス 19 : 99-106, 2006
P.63 掲載の参考文献
1) 中井祐一郎 「塀」の中の彼女たち 週刊日本医事新報 5005 : 56-57, 2020
2) 比名朋子, 中井祐一郎 生活保護受給女性における人工妊娠中絶が内包する問題の分析 生命倫理 25 : 13-21, 2015
3) NHK「日本人の性」プロジェクト 調査結果の分析とその意味 性行動・性意識から見た日本人像 データブック NHK 日本人の性行動・性意識 pp.38-147, NHK出版, 東京, 2002
4) ライアン C, ジェタ C (山本規雄 : 訳) 人類はパンツを穿いたサルなのか? 性の進化論 pp.93-118, 作品社, 東京, 2014
5) 橋爪大三郎 売春のどこがわるい フェミニズムの主張 江原由美子編 pp.1-43, 勁草書房, 東京, 1992
6) 瀬地山角 よりよい性の商品化に向けて フェミニズムの主張 江原由美子編 pp.45-91, 勁草書房, 東京, 1992
7) 永田えり子 「性の商品化」は道徳的か フェミニズムの主張 2 性の商品化 江原由美子編 pp.1-33, 勁草書房, 東京, 1995
8) 赤川学 売買春をめぐる言説のレトリック分析 フェミニズムの主張 2 性の商品化 江原由美子編 pp.153-201, 勁草書房, 東京, 1995
9) 立岩真也 何が「性の商品化」に抵抗するのか フェミニズムの主張 2 性の商品化 江原由美子編 pp.203-231, 勁草書房, 東京, 1995
10) 上田早記子 社会福祉における自立研究の整理-先行研究の歴史的変遷 四天王寺大学紀要 49 : 105-124, 2010
11) 牧園清子 福祉政策における「自立」概念の研究 松山大学論集 21 : 211-236, 2009
12) 西原雄次郎 知的障害者にとって自立生活とは何か ルーテル学院紀要 40 : 1-7, 2006
13) 永田憲史 妊娠中の女子少年に対する医療少年院における人工妊娠中絶 ノモス 19 : 99-106, 2006
14) 日本うつ病センター 課題別支援のポイント ワンストップ支援における留意点 第2版 pp.23-54, 日本うつ病センター, 東京, 2019
15) 古川孝順 人間中心の社会福祉を構想する理論的枠組み-主体形成に向けた新たな対象論 社会福祉研究 113 : 35-48, 2012
16) 清野絵 障害者福祉におけるバルネラビリティ概念の意義 福祉社会開発研究 6 : 15-24, 2014
17) ノーグレン T (岩本美砂子 : 監訳) お国のために―戦前の中絶・避妊政策 中絶と避妊の政治学-戦後日本のリプロダクション政策 pp.43-64, 青木書店, 東京, 2008
18) 米本昌平 イギリスからアメリカへ-優生学の起源 優生学と人間社会-生命科学の世紀はどこへ向かうのか pp.13-50, 講談社, 東京, 2000
19) 市野川容孝 北欧-福祉国家と優生学 優生学と人間社会-生命科学の世紀はどこへ向かうのか pp.107-140, 講談社, 東京, 2000
20) 植松正 奇形児の出生に関する女性の態度 ジュリスト, 278 : 32-38, 1963
21) 植松正 サリドマイド奇形児の殺害 旬刊時の法令 444 : 34-37, 1963
22) 厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課 虐待の発生を予防するために 子ども虐待対応の手引き (平成25年8月 改正版) pp.26-35, 2013, https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/dl/120502_11.pdf
23) 長和彦 佐々あき 発達神経外来における被虐待経験者の検討 臨床小児医学 66 : 29-33, 2018
P.75 掲載の参考文献
1) 池田修一 子宮頸がんワクチン接種後の副反応 : わが国の現状 昭和学士会誌 78 : 303-314, 2018
2) 川名敬, 八杉利治, 武谷雄二 STDは子宮頸がん, 外陰がんを増加させているか? 産と婦 70 : 1173-1179, 2003
3) 緒方妙子 判然としない子宮頸がんワクチンにどう向き合うべきか~リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点から考える 九州看護福祉大学紀要 15 : 99-107, 2014
4) 厚生労働省健康局結核感染症課監修 逐条解説 予防接種法 総則 pp.19-39, 中央法規, 東京, 2013
5) ミュシャンブレ R (山本規雄 : 訳) 肉体の快楽と呼ばれるものとは? オルガスムの歴史 pp.16-58, 作品社, 東京, 2006
6) 医療情報科学研究所, 編 病気がみえる Vol.9 婦人科・乳腺外科 第3版 p.143, メディックメディア, 東京, 2013
P.100 掲載の参考文献
1) 中井祐一郎 塀の中の彼女たち 週刊日本医事新報 5005 : 56-57, 2020
2) 山崎龍王, 渡辺博, 稲葉未知世, 深澤一雄, 野口崇夫, 稲葉憲之 当院における受刑者の分娩の検討 矯正医学 57 : 6-9, 2008
3) 矢野恵美 日本の女性刑務所が抱える問題について考える 慶應法学 37 : 111-130, 2017
4) 受刑者の出産, 手錠なし 14年から法務省が方針 日本経済新聞 (電子版) 2017年10月13日 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22214340T11C17A0CR0000/
5) 久留宮康浩, 木野敬輔, 佐古口英, 菅原元, 河合清貴, 桐山宗泰 刑務所受刑者における外科治療 日臨外会誌 80 : 658-662, 2019
6) 会計検査院 平成23年度決算検査報告 刑事施設の被収容者を外部医療機関で受診させる場合に, 被収容者の健康に支障を及ぼすなどの特段の事情がない限り, 診療点数1点10円の単価により医療費を請求する外部医療機関を受診先とするなど経済性を考慮した選定を行うよう改善させたもの https://report.jbaudit.go.jp/org/h23/2011-h23-0125-0.htm
7) 菊池栄 女子刑務所における妊婦とその子どもへの支援-法務省への政策提言の試み 社会デザイン学会誌 5 : 1-12, 2013
8) 糸井尚子 算数・数学能力の生得的・遺伝的な基礎と教育 東京学芸大学紀要 総合教育科学系 59 : 117-124, 2008
9) 村上晴香, 膳法浩史, 宮本恵里, 菊池直樹, 福典之 運動能力・運動行動の遺伝率 体力科学 65 : 277-286, 2016
10) 西尾亜希子 女子の大学進学に伴う諸効果に関する考察-講義の人的資本によるアプローチ 武庫川女子大学教育研究所 研究レポート 40 : 59-81, 2010
11) 松本卓也 「女子刑務所」の診察室からみえること 女たちの21世紀 80 : 28-33, 2014
12) 加藤彩子, 門本泉, 渡邉典子, 田畑賢太 再犯リスク要因に基づいた女子受刑者の類型化の試み 犯罪心理学研究 56 : 13-28, 2018
13) 平間さゆり, 牛木潤子, 小畠秀吾, 秋葉繭三 我が国の女子殺人受刑者に関する研究-家族機能・パーソナリティ・発達障害の傾向を他罪種と比較して 国際医療福祉大学学会誌 21 : 37-46, 2016
14) 鈴井江三子, 斎藤雅子, 飯尾祐加, 山名華代, 中井祐一郎, 岩崎千歳, 大橋一友 子どもをもつ女子受刑者の養育体験と未成年期の行動特徴 母性衛生 60 : 118-127, 2019
15) はるき悦巳 刑ム所訪問の巻 じゃりン子チエ5 pp.237-256, 双葉社 1980
16) 松本真弓, 山本一作枝 世代交代によって変わる価値観 pp.17-34, 消費社会白書 2006 動き出した選択消費, すすむ生活の趣味化 JMR 生活総合研究所, 東京, 2006
17) 中井祐一郎 女子受刑者の生に対する医療者による支援可能性の検討 助産学誌 30 : 451, 2017
18) Schur EM (畠中宗一, 畠中郁子 : 訳) 被害者なき犯罪 pp.159-220, 新泉社 1981
19) 緒方あゆみ 薬物犯罪者の処遇に関する一考察 法学研究 86 : 213-243, 2009
20) 小杉礼子, 宮本みち子 下層化する女性たち 労働と家庭からの排除と貧困 勁草書房 2015
21) 大高研道 排除からの回復と社会的企業 日本犯罪学会編 犯罪者の立ち直りと犯罪者処遇のパラダイムシフト pp.131-148, 現在人文社 2011
22) 小長井賀與 更生保護と元犯罪者の社会への再統合 日本犯罪学会編 犯罪からの社会復帰とソーシャル・インクルージョン pp.100-114, 現在人文社 2009
23) 厚生労働省 第66回労働政策審議会労働条件分科会 平成18年10月24日 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/txt/s1024-3.txt
24) 改革は何をもたらすのか 労働関連法改正を審議してきた公労使代表に聞く 週刊東洋経済 2007.1.13 44-51, 2007
25) 法務省矯正局 受刑者就労支援体制の充実 http://www.moj.go.jp/content/000112127.pdf
26) CAPIC https://www.e-capic.jp/
P.110 掲載の参考文献
1) 川村邦光 月経と衛生のディスクール オトメの身体-女の近代とセクシャリティ pp.108-124, 紀伊國屋書店, 東京, 1994
2) 加納実紀代 当事者性と一代主義 女性学 20 : 16-24, 2012
3) コーネル D (仲正昌樹 : 監訳) 分断された自己とさまよえる子宮 イマジナリーな領域 中絶, ポルノグラフィ, セクシャル・ハラスメント pp.43-130, 御茶の水書房, 東京, 2006
4) トゥーリー M (神崎宣次 : 訳) 妊娠中絶と新生児殺し 人工妊娠中絶の生命倫理 (江口聡編) pp.81-113, 勁草書房, 東京, 2011
5) トムソン JJ (塚原久美 : 訳) 妊娠中絶の擁護 人工妊娠中絶の生命倫理 (江口聡編) pp.37-44, 勁草書房, 東京, 2011
P.125 掲載の参考文献
1) 平成26~28年度厚生労働科研がん対策推進総合研究事業「わが国における遺伝性乳癌卵巣癌の臨床遺伝学的特徴の解明と遺伝子情報を用いた生命予後の改善に関する研究」研究班 CQ10. 発症前遺伝学検査は誰を対象とすべきか? 遺伝性乳癌卵巣癌症候群 (HBOC) の診療の手引き (http://johboc.jp/guidebook2017/toc/2-1index/cq10/)
2) 中井祐一郎, 比名朋子 「知らないでいる権利」は絶対的権利か? 週刊日本医事新報 5027 : 54-55, 2020
3) 平成26~28年度厚生労働科研がん対策推進総合研究事業「わが国における遺伝性乳癌卵巣癌の臨床遺伝学的特徴の解明と遺伝子情報を用いた生命予後の改善に関する研究」研究班 CQ9. 遺伝学的検査の結果をどのように血縁者に伝えるべきか? 遺伝性乳癌卵巣癌症候群 (HBOC) の診療の手引き http://johboc.jp/guidebook2017/toc/2-1index/cq9/
4) 平成26~28年度厚生労働科研がん対策推進総合研究事業「わが国における遺伝性乳癌卵巣癌の臨床遺伝学的特徴の解明と遺伝子情報を用いた生命予後の改善に関する研究」研究班 総論1. 遺伝性乳癌卵巣癌症候群 (HBOC) の概要 遺伝性乳癌卵巣癌症候群 (HBOC) の診療の手引き http://johboc.jp/guidebook2017/toc/1index/1-1/
P.138 掲載の参考文献
1) 六車光英, 松田公志 男性不妊症と染色体異常 (クラインフェルター症候群の病態を中心に) 産科と婦人科 65 : 912-918, 1998
2) 長谷川奉延 クラインフェルター症候群 分子精神医学 13 : 220-221, 2013
3) 岡本新吾 クラインフェルター症候群に対する生涯ケアとテストステロン治療 日本遺伝カウンセリング学会誌 25 : 75-80, 2004
4) 笠井新一郎 小児音声言語障害の現状と今後の課題-言語聴覚士としての対応 日本耳鼻咽喉科学会会報 116 : 997-998, 2013
5) 貝田守 民法における出生について 下関商経論集 10 : 33-56, 1967
6) 池岡清光, 小西未来, 岡川泰子 草食系男子のホルモン動態 週刊日本医事新報 4659 : 32-36, 2013
7) リビドー洋菓子店 公式website http://www.sweet-studio.jp/libido/
8) 中井祐一郎 胎児超音波検査は, がん検診とは違うだろう 週刊日本医事新報 5067 : 62-63, 2021
P.154 掲載の参考文献
1) 松本けい Narrative Based Medicineが内包する問題に関する予備的考察 人間科学 88 : 43-59, 2018
2) 井上史雄 敬語の「乱れ」は変化の先駆け 新・敬語論 なぜ「乱れる」のか pp.209-229, NHK出版, 東京, 2017
3) 山本周五郎 駆込み訴え 赤ひげ診療譚 pp.56-101, 新潮社, 東京, 1964
4) 最高裁判所 平成16年 (あ) 2145号 平成17年3月17日

第3章 キーワードを考えてみよう

P.161 掲載の参考文献
1) 大生定義 臨床倫理教育の実践とプロフェッショナリズム 日内誌 102 : 1518-1522, 2013
2) 下島裕美, McCormick TR, 蒲生忍 医療倫理と教育 4 ボックス法を用いたMcCormick博士の講義ノート 杏林医会誌 38 : 2-10, 2007
3) 石川文康 道徳的仮象と真の道徳-条件付き命法と無条件の命法 カント入門 pp.139-156 筑摩書房 東京 1995
4) 児玉聡 功利主義とは何か 功利主義入門-はじめての倫理学 pp.21-57, 筑摩書房, 東京, 2012
5) ブルジェール F (原山哲, 山下りえ子 : 訳) ケアの主題/女性たちの声 ケアの倫理-ネオリベラリズムへの反論 pp.19-54, 白水社, 東京, 2014
6) ノディングス N (立山善康, 林泰成, 清水重樹, 宮崎宏志, 新茂之 : 訳) なぜケアリングにかかわるのか ケアリング 倫理と道徳の教育-女性の観点から pp.11-45, 晃洋書房, 東京, 2012
7) ギリガン C (岩男寿美子 : 監訳) 人間関係のイメージ もう一つの声-男女の道徳観のちがいと女性のアイデンティティ pp.37-110, 川島書店, 東京, 1986
P.170 掲載の参考文献
1) 長沖暁子 座談会 AID で生まれるということ 長沖暁子編著 pp.119-162, 萬書房, 横浜, 2014
2) 江口聡 はしがき 妊娠中絶の生命倫理 江口聡編・監訳 pp.i-iii, 勁草書房, 東京, 2011
3) 塚原久美 欧米における中絶の倫理 中絶技術とリプロダクティブ・ライツ フェミニスト倫理の視点から pp.181-223 勁草書房, 東京, 2014
4) 谷口真由美 日本における「リプロダクティブ・ライツ」および「リプロダクティブ・ヘルス」の受容と現状 リプロダクティブ・ライツとリプロダクティブ・ヘルス pp.123-162, 信山社, 東京, 2007
5) 三四三人の宣言 妊娠中絶裁判 ショワジール会編 (辻由美訳) p.271, みすず書房, 1987
6) 田村公江 リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する倫理学的考察 龍谷大学人間・科学・宗教オープンリサーチセンター「仏教生命観に基づく人間科学の総合研究」研究成果2006年度報告書, 2007
7) 中井祐一郎 出生前診断と人工妊娠中絶を行う私と植松聖の仮想対話 週刊日本医事新報 5020 : 67, 2020
8) 中井祐一郎, 比名朋子 出生前診断と選択的人工妊娠中絶を行う医療者による相模原障碍者殺傷事件に対する応答可能性の検討 医学哲学・医学倫理 37 : 70-77, 2019
9) ビンディング, ホッヘ (森下直貴, 佐野誠 : 訳) 生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁 「生きるに値しない命」とは誰のことか pp.3-104, 窓社, 2001
P.174 掲載の参考文献
1) 東京高等裁判所 令和2年 (う) 第827号 令和3年3月4日
2) 大阪高等裁判所 令和2年 (う) 第396号 令和2年9月15日
P.183 掲載の参考文献
1) 田口文夫 過失ある診療行為と死亡の因果関係が肯定されない場合の慰謝料請求権の成否 専修法学論集 116 : 147-183, 2012
2) 大江忠, 馬場隆紀, 須藤典明, 村田渉, 加藤新太郎 推論の構造-事件のスジの内実は 判例タイムズ 1242 : 4-25, 2007
3) 倉田卓次 民事事実認定と裁判官の心証 判例タイムズ 1076 : 15-24, 2002
4) 医事紛争 日本産婦人科医会報 令和3年6月1日 8, 2021
5) 出口雅久 債務不存在確認訴訟の機能と確認の利益に関する若干の考察 立命館法學 256 : 1610-1624, 1997
6) 岐阜地方裁判所 平成18年 (ワ) 第238号 平成19年 (ワ) 第264号 平成20年4月10日
7) 厚生労働省 医師及び歯科医師に対する行政処分の考え方について https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000475756.pdf
8) 萩原由美恵 医療過誤における刑事責任の限定 中央学院大学法学論叢 24 : 123-156, 2011

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