目次
- I 総論
1 乳腺画像診断のポイント ~基本的な診断の流れ,良性・悪性の鑑別~
2 乳頭異常分泌症の診断~早期癌の発見動機
3 細胞診/針生検/吸引式組織生検の適応と工夫
【コラム】針生検や穿刺吸引細胞診による癌細胞の播種について
4 穿刺吸引細胞診,針生検標本の病理診断
【スペシャルメッセージ】正確な病理診断のために臨床医が心がけること
5 病理検体の取り扱い(針生検検体,手術検体)
6 病理診断報告書の読み方
【コラム】癌のマッピングの有用性
【スペシャルメッセージ】病理所見がいかに臨床に役立っているか,
患者さんとのコミュニケーションで得た経験
II 良性疾患の診断
1 線維腺腫と葉状腫瘍
【コラム】線維腺腫と葉状腫瘍~臨床上の鑑別,手術適応について
2 乳管内乳頭腫
【コラム】乳管内乳頭腫~臨床上の癌との鑑別,手術適応について,切除方法の工夫
3 嚢胞,腺症および関連病変大
4 良性上皮増殖性病変および異型上皮内病変
5 腺腫(管状腺腫,授乳性腺腫,乳管腺腫,乳頭部腺腫)
III 悪性疾患の診断
1 非浸潤性乳管癌/非浸潤性小葉癌
【コラム】低リスクDCIS に対する手術省略の可能性
2 微小浸潤癌
3 浸潤性乳管癌
4 浸潤性小葉癌および乳管-小葉混合癌
【コラム】浸潤性小葉癌の臨床上の特徴
5 特殊型の浸潤性乳癌 ~ ER 陽性HER2 陰性乳癌の頻度が高いタイプ
(管状癌,篩状癌,粘液癌)
【コラム】ER 陽性HER2 陰性例の頻度が高い特殊型の浸潤性乳癌の臨床上の特徴
6 特殊型の浸潤性乳癌~TNBC の頻度が高いタイプ
(化生癌,アポクリン癌,髄様癌,腺様嚢胞癌,分泌癌)
【コラム】TNBC ~臨床医の視点から
IV Biology評価
1 浸潤径と組織学的波及度,脈管侵襲
【コラム】浸潤性乳癌において評価すべき病理組織所見
2 病理学的グレード分類(組織学的グレード分類,核グレード分類)
【コラム】臨床医からみた乳癌の予後因子,効果予測因子の多様化
3 ER / PgR
【コラム】ER / PgR 判定の臨床的意義
4 HER2
【コラム】HER2 の免疫組織化学法 まれな染色パターンについて
5 抗HER2 療法
6 Ki67
7 Ki67の臨床的意義
8 腫瘍浸潤リンパ球(TIL)
【コラム】腫瘍浸潤リンパ球(TIL)の臨床的意義
9 PD-L1
10 免疫チェックポイント阻害薬
11 乳房部分切除術と乳頭乳輪温存乳房全切除術の断端診断
【コラム】温存乳房照射の個別化~省略の可能性
【コラム】断端陰性の完全切除を目指した乳房部分切除術 ~術中迅速病理診断の位置づけ
【コラム】乳房再建術の最新情報
12 術前薬物療法の組織学的効果判定
【コラム】 pCR / Grade 2bの臨床的意義( JBCRG試験などから)
13 リンパ節転移の評価
【コラム】腋窩リンパ節マネージメントの変遷
14 遠隔転移巣の確定診断とBiology 評価
【コラム】治療経過でBiology が変化した場合の治療は
V 多遺伝子アッセイ・がんゲノム医療
1 遺伝子検査用組織の選択と準備
2 多遺伝子アッセイ
Oncotype DX,MammaPrint/ BluePrint,Prosigna(PAM50-ROR),Curebest 95GC Breast
3 癌遺伝子パネル検査
【スペシャルメッセージ】若手専門医が描く乳腺診療の将来展望
~ escalation,de-escalation,個別化~
【スペシャルメッセージ】若手専門医が描く乳腺診療の将来展望
~ escalation,de-escalation,個別化~