PEN 2023年5月号
書籍・雑誌
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目次
- ◆第57回糖尿病学の進歩 開催
シンポジウム3「糖尿病患者の個別化食事療法の実現に向けて」
「摂食調節機構とその破綻」
・複雑な食欲制御メカニズム
・多岐にわたる肥満の要因
・島皮質が摂食に関与
・グルカゴンやGLP-1、GIPなどが摂食調節に影響
・運動により低脂肪食の選択が増加
・ヒトの摂食には情動的な要素も多大
「栄養疫学研究からみた糖尿病の食事療法における課題」
・食事指導のエビデンスには行動科学の検討が欠如
・診療ガイドラインは実臨床での実現の検討が必要
・食事指導の個別化でHbA1cが低下
・患者行動の研究を含めた食事療法の検討が必要
「実臨床からみた糖尿病の食事療法の課題」
・食事指導に加え、薬物療法や外科治療の併用も
・清涼飲料水摂取量増加で単純糖質摂取量が増加
・夜遅い時間の食事で血糖コントロールが悪化
・超加工食品摂取量増加により飽和脂肪酸摂取量
・食塩が増加
・高齢者糖尿病患者でエネルギー指示量やたんぱく質指示量が不足/他
「リアルワールドのエネルギー必要量」
・エネルギー出納の基本概念
・BMI22未満の糖尿病患者でガイドラインのエネルギー摂取量は過少
・高齢糖尿病患者では生活活動がエネルギー消費量を規定する
・高齢糖尿病患者ではフレイル予防を意識した食事指導が必要
・目標体重の個別化/・目標のHbA1cをめざした個別の減量目標、エネルギー摂取量の設定
「高齢者への食事療法の最適化」
・高齢糖尿病患者ではサルコペニア、フレイル合併が増加
・サルコペニア、フレイル予防のため十分なたんぱく質摂取量が必要
・高齢糖尿病患者の低栄養で死亡リスク上昇
・ライフステージに合わせた糖尿病治療
「食品交換表の位置づけと個別化に向けての取り組み」
・初期の食品交換表はエネルギー摂取量を重視
・食品交換表第5版にて大改訂。患者対象に切り替え、合併症予防、炭水化物摂取割合を重視
・食生活の変化に合わせた食品交換表の改訂が課題/他
質疑応答
◆REPORT 第56回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会 開催
会長講演「ウィズ・コロナ時代の超高齢者医療」
・メタボリックドミノの集学的な予防が必要
・健康寿命延伸には肉体的、精神的、社会的に健康な状態の維持が必要
・がん患者では脳卒中が増加/・がん患者での脳卒中予防も重要
・がん患者での脳梗塞にはムチンが関連
・がん関連脳梗塞予防におけるヘパリン投与の有用性が示唆される
・パーキンソン病は加齢で増加
・パーキンソン病はゴーシェ病遺伝子とも関連
・パーキンソン病発症には脳腸関連が関与
・パーキンソン病患者のフレイル予防に運動療法が有効
・COVID-19患者で発症した脳梗塞に対し血栓回収を実施
・COVID-19によりパーキンソン病が憎悪/COVID-19拡大中も運動の持続が必要
◆静脈・経腸栄養関連製品の現況 第22回 (2)
静脈栄養用輸液セット スペック一覧
◆新刊紹介「ゼン先生の栄養管理講座Ⅲ」井上善文先生著
◆関連学会情報