PT・OT・STのための 現場のギモンQ&A77

出版社: 三輪書店
著者:
発行日: 2023-05-25
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784895907804
電子書籍版: 2023-05-25 (第1版第1刷)
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商品紹介

誰しも一度は思ったことがある「現場ならではの疑問」
回復期/生活期リハの勘所をQ&A形式で解説します!

目次

  • I 多職種アプローチ編
    役割分担
     Q1  PTは基本動作をみる職種ですか.
     Q2  PTはなぜセルフケアをみないのですか.
     Q3  OTの専門性をうまく説明できません.
     Q4 「 作業」と「行為」は同じと考えればよいでしょうか.
     Q5  STはコミュニケーションが専門ですか,食事が専門ですか.
     Q6  高次脳機能障害はSTの専門ですか,OTの専門ですか.
     Q7  認知機能が低下している患者さんはリハビリテーションが進みません.
     Q8  看護師と療法士の専門性の違いはどこにありますか.
     Q9  回復期リハビリテーション病棟における介護福祉士の役割は何ですか.
     Q10 ソーシャルワーカーはどのようなことをする職種ですか.
     Q11 ソーシャルワーカーと,社会福祉士やケアマネジャーとの違いは何ですか. 

    連携・協力
     Q12 PT・OT・STがお互いに無関心で,バラバラです.
     Q13 私はSTですが,多職種連携の仕方がわからず,個室にこもりがちです…
     Q14 生活のなかでのコミュニケーション能力を高めるためには,どんなことをすればよいでしょうか.
     Q15 早朝や夕方に患者さんのケアを担当していますが,これは療法士の仕事でしょうか.
     Q16 ADLの自立度は,誰が決めるとよいのでしょうか.
     Q17 回復期で医師に報告・相談しなければならないことは何でしょうか.
     Q18 主治医は元泌尿器科でリハビリテーションを専門としていませんが,大丈夫でしょうか.
     Q19 医師が忙しすぎて,リーダーの役割を果たせていません.
     Q20 療法士は「できるADL」,看護師は「しているADL」とよくいわれますが,どのような意味ですか.
     Q21 看護師さんは忙しくてFIMを評価してくれず,すべて療法士に任せっきりです.
        どのようなやり方がよいのでしょうか.
     Q22 ソーシャルワーカーとの関わり方を教えてください.

    II カンファレンス編
    会議の運営
     Q23 カンファレンスはどのように進めればよいでしょうか.
     Q24 カンファレンスが議論の場にならず,各職種の報告で終わっています.
     Q25 医師の方針に意見を言うのはタブーなのでしょうか.
     Q26 目標が曖昧で,チームでの共有や見直しもできていません… 
     Q27 看護師と療法士で目標がずれてしまうことが多く,しばしば意見が対立します…
     Q28 カンファレンスで決めた目標内容が家族にうまく伝わりません…
     Q29 患者さんから「少しでも長く入院していたい」と言われます.
        その希望に沿うべきでしょうか.

    ICFの活用
     Q30 回復期ではICIDHのほうがわかりやすいのですが,なぜICFなのでしょうか. 
     Q31 「活動」と「参加」は何が違うのでしょうか.
     Q32 「環境因子」の捉え方を教えてください. 
     Q33 家屋調査は,訪問しなくても写真と図面で十分ではないでしょうか.
     Q34 年齢・性別・生活歴などの「個人因子」は,「活動・参加」にどのように
        影響するのでしょうか.
     Q35 入院中は患者さんの「役割」についてどのように考えたらよいのでしょうか.
     Q36 「参加」の評価が難しく,人によって捉え方が様々です.
     Q37 「参加」はどのように支援すればいいのですか.
     Q38 ICFはリハビリテーション計画に活かせますか.
     Q39 能力の回復が見込めない重度の患者さんに対してはどうしたらよいのでしょうか.
     Q40 「したいことは何もない」と言う患者さんの目標設定に困っています…

    III 退院支援編
    退院支援
     Q41 退院支援とは何をすることですか.
     Q42 退院後のリハビリテーション目標に,何をあげればよいかわかりません.
     Q43 公共交通機関の利用練習では何をみておくべきでしょうか.
     Q44 外泊評価では何をみておくべきでしょうか.
     Q45 職場訪問では何をみておくべきでしょうか.
     Q46 退院に向けた家族への関わりで大切なことは何ですか.
     Q47 退院前の家庭訪問は何をしてくるのですか.
     Q48 退院時のリハビリテーション指導とは,何をすることですか.

    生活期への連携
     Q49 病院から在宅チームへの申し送りにはどんな情報が必要ですか.
     Q50 退院時のリハビリテーション計画にどのように関わるとよいでしょうか.
     Q51 退院時は,ケアマネジャーに情報提供書を渡すだけでよいでしょうか.
     Q52 退院後も機能訓練の継続が必要ですが,適当な介護事業所がみつかりません.
     Q53 ADLの回復がゴールに達していれば,生活期でのリハビリテーションは
        必要ないのではないでしょうか.
     Q54 退院前に行った住宅改修が失敗作だと在宅スタッフに言われてしまいますが,
        どうしてでしょうか.
     Q55 下肢装具の再調整や修理などのフォローアップで困っています.

    IV 生活期リハビリテーション編
    生活期の理解
     Q56 生活期は,維持期ともいわれますが,何か違いがあるのでしょうか.
     Q57 訪問の場面で,マナーが悪く常識がないと患者さんに言われたのですが,
        何が悪いのかわかりません…
     Q58 生活期では機能回復が難しいとされていますが,療法士には何ができますか.
     Q59 急性期や回復期と違って療法士の専門性が低く,自分の技術を研くことができません.
     Q60 退院後の目標設定に悩んでいます.患者さんは機能回復にばかり関心があり,
        自宅での「活動・参加」に目を向けてくれません.

    回復期との連携
     Q61 入院リハビリテーションでADLを回復させきってから生活期につなげたほうがよいのでしょうか.
     Q62 回復期リハビリテーション病棟のスタッフが退院後も継続して関わる場合の注意点はありますか.
     Q63 自宅に退院した直後はどんなことが課題になることが多いのでしょうか.
     Q64 入院部門と在宅部門のスタッフが互いに批判し合ってばかりです.
     Q65 初めて連携する介護事業所に患者さんを紹介するときの注意点はありますか.

    生活期のアプローチ
     Q66 在宅では入院中のように集中的な介入ができず,効果的なアプローチは難しいと思います.
     Q67 患者さんのリスク管理は入院と在宅で違いがありますか.
     Q68 PT・OT・STの方針とケアマネジャーの方針が違うのですが,どうしたらいいのでしょうか…
     Q69 サービス担当者会議に初めて出席します.何を話したらよいのでしょうか.
     Q70 在宅リハビリテーションでは関わる職種や事業所が多く,連携に苦労しています…
     Q71 プライバシー保護のため,患者さんの私生活のことは聞かないほうがよいのではないでしょうか.
     Q72 自分の意思を十分に表出できない人に対して,どのように支援していけばよいのでしょうか.
     Q73 患者さんの思いが尊重されず,家族の意向だけでリハビリテーションが進んでいきそうです.
        どうしたらよいでしょうか.
     Q74 通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションは,利用者さんに寄り添い,
        ずっと継続すべきではないでしょうか.
     Q75 神経難病でどんどん悪くなっていく利用者さんに療法士が関わる意味があるのでしょうか.
     Q76 進行性難病やがんの末期などで死が迫っている利用者さんに療法士は何ができるのでしょうか.
     Q77 生活期では専門を絞り込むより,いろいろと広く対応できるほうがよいのではないでしょうか.

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

I 多職種アプローチ編

P.7 掲載の参考文献
1) ボンジェ・ペイター : 作業の力を作業療法にどう活かすか. 臨床作業療法NOVA 2020 ; 17 : 34-40.
2) 能登真一 : 臨床的思考過程と作業療法士の自己活用. 能登真一 (編) : 作業療法学概論. 第4版, 医学書院, 2021 : p.162-164.
P.9 掲載の参考文献
1) チーム医療の推進に関する検討会 : チーム医療の推進について. 厚生労働省, 平成22年3月19日.
P.15 掲載の参考文献
1) 山鳥重, 早川裕子, 博野信次, 他 : 高次脳機能障害マエストロシリーズ (1) 基礎知識のエッセンス. 医歯薬出版, 2007 : p.17.
2) 山鳥重 : 「解説」高次脳機能障害とともにいかに生きるか-神経心理学の立場から. 山田規畝子 : 高次脳機能障害者の世界 私の思うリハビリや暮らしのこと. 協同医書出版, 2009 : p.142.
P.17 掲載の参考文献
1) フロレンス・ナイチンゲール (著), 湯槇ます, 他 (訳) : 看護覚え書 看護であること・看護でないこと. 改訳第6版, 現代社, 2000 : p.221-222, 249.
2) 金子道子 (編著) : ヘンダーソン, ロイ, オレム, ペプロウの看護論と看護課程の展開. 照林社, 1999 : p.20-24.
P.21 掲載の参考文献
1) 社会福祉・社会保障研究連絡委員会 : ソーシャルワークが展開できる社会システムづくりへの提案. 平成15年6月24日.
2) 厚生労働省 : 医療ソーシャルワーカー業務指針. 平成14年11月29日.
P.31 掲載の参考文献
1) 一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 : 回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書. 2019年6月.
P.35 掲載の参考文献
1) 宮井一郎 : 医師の役割.回復期リハビリテーション病棟協会 栄養委員会 (編) : 回復期リハビリテーション病棟 管理栄養士必携. 第2版, 2020 : p.12-15.
P.37 掲載の参考文献
1) 日本リハビリテーション医学会ウェブサイト : 「リハビリテーション科専門医」を知っていますか? https://www.jarm.or.jp/pr/ (2023年3月1日閲覧)
2) 公益財団法人日本医療機能評価機構 : 病院機能評価 高度・専門機能解説集 リハビリテーション (回復期) Ver.1.0. 2019 : p.28-29.
3) 一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会 : 回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書. 2021 : p.86.
4) 厚生労働省ウェブサイト : 医師臨床研修制度の変遷. https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/rinsyo/hensen/ (2023年3月1日閲覧)
5) 一般社団法人日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会ウェブサイト : 総合診療専門研修プログラム整備基準. https://jbgm.org/menu/専門研修プログラム/ (2023年3月20日閲覧)

II カンファレンス編

P.65 掲載の参考文献
1) 障害者福祉研究会 (編) : 国際生活機能分類 (ICF) -国際障害分類改定版-. 中央法規出版, 2002.
P.77 掲載の参考文献
1) 諏訪茂樹, 酒井幸子 : 行動変容ステージと支援技術. 日本保健医療行動科学会雑誌 2019 ; 34 : 1-6.
P.83 掲載の参考文献
1) 先崎章 : 精神医学・心理学的対応リハビリテーション. 医歯薬出版, 2011 : p.41.

III 退院支援編

P.89 掲載の参考文献
1) 澤俊二 : QOLとADL・IADLの関係-脳血管障害者の追跡調査から. 作業療法ジャーナル 2003 ; 37 : 469-476.
2) 芳野純, 佐々木祐介, 臼田滋 : 回復期リハビリテーション病棟患者の退院後日常生活活動変化の特徴と関連因子. 理学療法科学 2008 ; 23 : 495-499.
3) 浜岡克伺, 吉本好延, 橋本豊年, 他 : 在宅脳卒中患者の生活範囲は日常生活活動能力の変化に影響する. 理学療法科学 2012 ; 27 : 465-468.
4) 阿部俊輔, 萩原明人 : 運動器リハビリテーションを受けた軽度要援護高齢者の自宅退院後の日常生活動作 (ADL) 変化と関連要因. Jpn J Rehabil Med 2017 ; 54 : 146-157.
5) 澤俊二, 磯博康, 伊佐地隆, 他 : 慢性脳血管障害者における心身の障害特性に関する経時的研究 リハビリテーション専門病院の入院・退院時比較. 日本公衛誌 2003 ; 50 : 325-338.
6) 大田仁史 : 在宅ケアとリハビリテーション. 日農医誌 2002 ; 50 : 789-791.
7) 小野美穂, 高山智子, 草野恵美子, 他 : 病者のピア・サポートの実態と精神的健康との関連-オストメイトを対象に. J Jpn Acad Nurs Cci 2007 ; 27 : 23-32.
P.95 掲載の参考文献
1) 厚生労働省 : 治療と仕事の両立について. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115267.html (2023年3月1日閲覧)
P.101 掲載の参考文献
1) 山本則子, 杉下知子 : 退院指導と退院後の問題発生予測の評価-退院後の問題発生との対応から-. 日本看護科学会誌 2000 ; 20 : 21-28.
2) 小泉航二, 村山幸照 : 脳卒中患者および家族に対しての退院時リハビリテーション指導の定着率とその要因. 作業療法ジャーナル 2020 ; 54 : 387-393.
P.111 掲載の参考文献
1) 奥野英子 : 社会リハビリテーションと社会生活力. 奥野英子 (編著) : 障害のある人のための社会生活力プログラム・マニュアル 自分らしく生きるために. 中央法規出版, 2020 : p.4.
P.115 掲載の参考文献
1) 日本支援工学理学療法学会 : 理学療法士の福祉用具・義肢・装具支援に関する実態調査報告書. 平成29年3月.

IV 生活期リハビリテーション編

P.125 掲載の参考文献
1) 一般社団法人日本専門医機構ウェブサイト. https://jmsb.or.jp/kenshu#an02 (2023年3月1日閲覧)
P.147 掲載の参考文献
P.161 掲載の参考文献
1) 益社団法人日本介護福祉士会 : 介護福祉士の専門性. https://www.jaccw.or.jp/about/fukushishi/senmon (2023年3月1日閲覧)

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