サイコーシスのためのオープンダイアローグ

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商品紹介

身体拘束などサービス利用者を無力化する精神医療に依存しないオープンダイアローグを精神保健サービスに組み込むことは,世界共通の悩みである。セイックラの論考などからサイコーシスにオープンダイアローグを導入する意義を確認するとともに,実践を展開する各国のさまざまな工夫や取り組みをユーザーの声を交えて紹介。

目次

  • 序言
    プロローグ

    ■セクション1 オープンダイアローグを導入する
    1 オープンダイアローグとは何か
    2 西ラップランドにおけるオープンダイアローグ開発の歴史
    3 サイコーシスは病気ではなく,極度のストレスに対する反応である。
      そして,ダイアローグはそのキュア(cure)である

    ■セクション2 個人,家族,専門家によるオープンダイアローグの経験
      編者によるイントロダクション
    4 私たちの息子が「帰ってきた」
      ──統合失調感情障害と診断された若年成人に対する対話的ネットワーク・アプローチ
    5 家族に対するオープンダイアローグ・アプローチの経験
      ──サービス終了から1 年後に姉妹と実践家が振り返る
    6 サイコーシス的な振る舞い
      ──(脳の)疾病の症状か,適応の試みか?
    7 不確実性に耐えることのストレス
      ──電子メールは役に立つ!
    8 愛に根ざして
      ──あるティーンエイジャーとその家族との暗黒時代を通り抜ける旅
    9 人間関係の現実世界に再びつながるための入口としてのオープンダイアローグ
    10 話すことの許可!

    ■セクション3 オープンダイアローグのトレーニング
            ──トレーナー,実践家による振り返りとさまざまな実施環境
      編者によるイントロダクション
    11 オープンダイアローグ・トレーニングの紹介
    12 3 年あるいは4 年間のオープンダイアローグ・トレーニングの対話的デザインについての考察
    13 3 年間のオープンダイアローグ・トレーニングへの参加を振り返って
    14 オープンダイアローグ基礎トレーニングプログラムの13年間の運営について
    15 オープンダイアローグ基礎トレーニング参加者からの振り返り
    16 対話的トレーニングにおいて「リズムをとる」ということ
    17 イタリアでのオープンダイアローグ・トレーニングについての個人的な振り返り
    18 英国NHS(国民保健サービス)のピアサポート・オープンダイアローグ・トレーニング

    ■セクション4 さまざまな国の異なった文脈においてオープンダイアローグを導入する
      編者によるイントロダクション
    19 ドイツにおけるオープンダイアローグ
      ──機会と課題
    20 イタリアの国民保健サービスにおけるオープンダイアローグ
      ──境界線からの眺め
    21 英国のサイコーシスへの早期介入サービスにおけるオープンダイアローグ導入の課題
    22 2 つのオープンダイアローグ・プログラム
      ──米国・マサチューセッツ州フラミンガムのアドボケイツにて
    23 米国・バーモント州アディソン郡のカウンセリングサービス(CSAC)における
       オープンダイアローグに基づく実践
    24 移民の家族
      ──ODアプローチを使う経験
    25 オープンダイアローグにおけるピアワーカー
    26 病院環境でオープンダイアローグを展開するという挑戦
    27 「閉ざされた扉」(閉鎖病棟)の中のオープンダイアローグ

    ■セクション5 対話を他のアプローチとともに開いていくこと
       編者によるイントロダクション
    28 神経生理学モデルとオープンダイアローグの共働
      ──その挑戦と機運
    29 システミック・セラピーとオープンダイアローグ
    30 オープンダイアローグと認知行動療法(CBT)
    31 オープンダイアローグサービス時代のヘルシンキにおけるニード適合型介入の展開
    32 インターファミリー・セラピー
      ──対話的な実践を家族グループに適用する
    33 精神分析とオープンダイアローグ
    34 治療共同体とオープンダイアローグとの親和性
    35 オープンダイアローグと音楽療法

    ■セクション6 オープンダイアローグの研究
      編者によるイントロダクション
    36 サイコーシスに対するニード適合型治療アプローチの研究
    37 サイコーシスのためのオープンダイアローグに関する西ラップランドにおける研究
    38 オープンダイアローグのアドヒアランスとフィデリティツール
    39 英国のODDESSI試験
    40 英国におけるピアサポート・オープンダイアローグの研究
    41 デンマークの5 つの自治体におけるサイコーシスへのオープンダイアローグ
      ──結果と経験
    42 フィンランドのオープンダイアローグのイタリアの精神保健システムへの移転の研究
    43 オープンダイアローグを米国の医療事情に適応させるためのフィージビリティ・スタディ
      ──米国マサチューセッツ州のアドボケイツにおけるコラボレイティヴ・パスウェイ
    44 ニューヨーク市のパラシュート・プロジェクト
      ──ブルックリン・モバイルチームのプロジェクトとその成果
    45 アイルランドでのオープンダイアローグ研究
    46 ベルリンでのオープンダイアローグの人類学的研究
    47 オープンダイアローグ・アプローチにおける開放性と真正性

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