心が壊れる「ゲーム依存」からどう立ち直るのか

出版社: ミネルヴァ書房
著者:
発行日: 2023-12-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784623096701
書籍・雑誌
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2,750 円(税込)

商品紹介

スマホの普及に伴い、ネットゲームにはまり生活が破綻してしまう子どもや若者が急増しています。WHOで精神疾患に認定された「ゲーム依存(ゲーム障害)」にどう対応すればよいか、依存治療の第一人者がイラストや資料とともにやさしく解説します。なぜゲームにはまるのか、脳にどんなダメージをもたらすのか、また発達障害と依存は関係するのかなどのテーマを取り上げ、治療法と家族支援についてふれた、ゲーム依存を理解し克服するための入門書。

目次

  • [はじめに]
    なぜゲーム依存は病気とされたのか
     ゲームズテスト(GAMES test)
     インターネットゲーム障害テスト
      ● ICD-11によるゲーム障害の定義

    第1章 なぜネットゲームにはまってしまうのか
     オンラインゲームの「罠」
     ゲームビジネスの巧妙な仕組み
     「依存」の起こるメカニズム
     ゲーム依存になりやすい人
     ゲーム依存の症状と診断
      ● ゲーム依存の8つの兆候
      ● ゲーム依存(ゲーム行動症)の診断に必要な4症状

    第2章 ゲーム依存の脳で何が起こっているか
     脳の画像からわかる「依存」
     脳の「報酬系」と依存サイクル
    「依存」による脳のダメージ
     脳は何度も蘇る

    第3章 ゲーム依存と精神疾患はどう関係するのか
     ゲーム依存は精神疾患のリスクか
     ゲーム依存とうつ病
      ● うつ病の診断基準(DSM-5)
     ゲーム依存と社交不安症
      ● 社交不安症の診断基準(DSM-5)
     [ゲーム依存と子どもの発達障害]ゲーム依存とADHD
     [ゲーム依存と子どもの発達障害]ゲーム依存とASD
     合併精神疾患の治療
     ペアレント・トレーニング

    第4章 ゲーム依存患者の現実とどう向き合うか
     [ゲーム依存患者の家族体験記(1)]ゲームより普通の人生を生きたい
     [ゲーム依存患者の家族体験記(2)]ゲームとアスペルガー症候群
     [ゲーム依存患者の家族体験記(3)]サポート校で「依存」が改善
     [ゲーム依存患者の家族支援のあり方]ゲーム依存の家族支援で重要なこと
     [ゲーム依存患者の家族支援のあり方]家族はどのように対応するか
     [ゲーム依存患者の家族支援のあり方]大切なコミュニケーションスキル
     [ゲーム依存患者の家族支援のあり方]久里浜医療センターの家族支援

    第5章 ゲーム依存はどのように治療するか
     依存症治療の基本的考え方
      ● ゲーム・ネット依存が疑われる症状
      ● ADHDやASDの治療薬
     認知行動療法は「依存」に有効
     ゲーム依存の治療はなぜ困難か
     [久里浜医療センターの取り組み]受診からの治療の流れ
     [久里浜医療センターの取り組み]心身の状態を検査で把握する
     [久里浜医療センターの取り組み]入院治療のプログラム
     [久里浜医療センターの取り組み]独自の治療プログラムNIP
     [久里浜医療センターの取り組み]入院から回復へのプロセス
     治療キャンプの有効性
      ● 乳幼児や高齢者に「依存」はあるか

    [おわりに]
    依存の克服へ向けて

    [資料]
    「ゲーム・ネット依存」治療施設

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