精神科治療のコツ

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2024-04-10
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753312399
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商品紹介

著者の信条では、医療の根幹部分は「一時期の介入」であり、最終的には「医療」から離脱して、「自己治療・養生」に移ることを理想とする。1984年の第一作 『精神科診断面接のコツ』から40年を経て、著者自身が現場で日々行っている治療技術を、「現場の人がそのまま臨床の場に取り入れること」ができるよう具体的に提示する。

目次

  •  序

    第1章 医療現場に臨むに当たっての心づもり
     『いのち・病・自然治癒力』
     『治療と養生』
     『治療には終わりがある』

    第2章 診断作業と治療作業
     『診断における、分類・命名作業は治療を阻害する』
     『診断名の役割』

    第3章 診療は援助作業である
     『治療・援助の順序』
     『治療関係という関わり』
     『援助がスタート』

    第4章 『邪 気』
     『邪気について』
     『邪気の病理』
     『邪気認知の手技』
     『治療操作の指標としての、邪気の消長』
     『薬物への反応』
     『邪気認知の、診断への活用』
     『邪気認知を使った、治療手技』
     『邪気に導かれての治療』
     『CTごっこ』
     『大谷選手に学ぶ』

    第5章 来し方と未来
     『病歴ではなく資質の発掘を』
     『幼稚園時代』
     『三歳の時の資質』
     『病歴よりも資質歴』

    第6章 原田憲一の「状態像」、への対応
     『せん妄状態』――意識障害
     『抑うつ状態』――うつ気分、意欲低下、自責など
     『興奮状態』――精神運動性興奮、躁的興奮、不機嫌状態、憤怒、易怒性など
     『不安緊張状態』――不安、緊張、心気性症状、恐怖症など
     『幻覚妄想状態』――幻覚、妄想
     『慢性欠陥状態』――記憶減退、認知障害(痴呆)、統合失調症性欠陥など

    第7章 診療の技法
     『心身の準備』――センサーとしての心身
     『訴えを聴く』――関係を造る
     『治療の歴史の整理』――特に薬物
     『強制治療』
     『ダブルバインド』――治療の道具としての正直
     『技術移転』――「自立」への援助、HSPへの対策
     『初回診察は初会』である

    第8章 さまざまな、養生・治療の手技と考察
     『薬物療法』
     『いつでもどこでも養生運動』
     『気の鍼の束』
     『気の鍼での深部治療』
     『若々しい体型』
     『気の鍼』とは
     『骨バラ・筋トレ』
     『子宮の中で』
     『二種の愛着障害、への治療』
     『初診の型』
     『渦の気功』

    第9章 さまざまな、架空症例
     症例1『お手上げの患者』
     症例2『発達障害』
     症例3『恋の行方』
     症例4『治療共同体』
     症例5『在るものを探す』
     症例6『援助は、いま・ここから』
     症例7『能力の発見』

     あとがき

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