PEN 2024年3月号

出版社: ジェフコーポレーション
発行日: 2024-03-01
分野: 臨床医学:一般  >  雑誌
雑誌名:
PEN
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目次

  • ◆第72回日本アレルギー学術集会 開催 
    ◎シンポジウム1「マイクロバイオームとアレルギー疾患」
    「小腸の腸内細菌叢とアレルギー疾患」
    ・腸内細菌叢は食物アレルギーと関連
    ・ディスバイオーシスを是正する治療も普及
    ・腸内細菌叢は衛生仮説の機序にも関連
    ・食物アレルギー患者では酪酸産生菌が減少
    ・ディスバイオーシスにより短鎖脂肪酸産生が減少し便中酪酸も減少
    ・酪酸産生菌の減少でTregが減り、アレルギーを発症
    ・酪酸産生菌の割合は食物アレルギーの耐性獲得と関連
    ・食物アレルギー患者に対するプロバイオティクスの効果は認められず
    ・腸内細菌叢を標的とした食物アレルギー治療ではプレバイオティクスが有用
    ・食物繊維を多く含む大麦「バーリーマックス」摂取で酪酸産生菌が増加
    ・「バーリーマックス」を用いた食物アレルギー治療の有用性を検討するプラセボ対照二重盲検試験を実施
    ・ディスバイオーシスの是正には食物アレルギーの治療の標的に
    【質疑応答】
    「皮膚マイクロバイオームとアトピー性皮膚炎」
    ・デュピルマブ投与で皮膚のマイクロバイオームが変化
    ・アトピー性皮膚炎患者では皮膚のマイクロバイオームのS.aureusが増加
    ・S.aureusは生息密度に依存し病原性が増強する
    ・皮膚のマイクロバイオームのS.aureus増加は皮膚炎を憎悪させる
    ・アトピー性皮膚炎発症と皮膚のマイクロバイオーム変化を検討
    ・アトピー性皮膚炎患者と卵白抗原感作以上の子どもでは乳児期に皮膚で異なるディスバイオーシスを示す
    【質疑応答】
    「肥満喘息とマイクロバイオーム」
    ・肥満喘息は呼吸機能低下、難治化が特徴
    ・肥満者ではオゾンによる肺機能低下が顕著
    ・肥満マウスでも野生型マウスに比べオゾン暴露による呼吸機能低下が亢進
    ・オゾンによる気道過敏性亢進には腸内細菌叢が関与
    ・肥満による気道過敏性亢進は肥満特異的な腸内細菌叢と関連
    ・ペクチン摂取による腸内細菌叢の変化は気道過敏性亢進を抑制
    ・マクロライド系抗生剤は肥満マウスの喘息も抑制
    【質疑応答】
    「上気道アレルギー疾患とマイクロバイオ―ム」
    ・プロバイオティクスによりスギ花粉症の症状やアトピー性皮膚炎発症を抑制
    ・好酸球性副鼻腔炎患者では鼻腔の黄色ブドウ球菌が少ないが、病態には関与
    ・アレルギー性鼻腔炎患者の腸内細菌叢は多様性が少ない
    ・腸内細菌叢の多様性は加齢とともに上昇
    ・ビフィズス菌と乳酸菌がアレルギーの感作に関与
    ・腸内細菌叢とアレルギー発症の関連は不明
    ・乳酸菌存在下では食物繊維摂取量がIgE産生に影響
    ・アレルギー性・好酸性上気道炎症には細菌叢も関与

    ◆REPORT 第45回日本臨床栄養学会総会 第44回日本臨床栄養協会総会 第21回大連合大会 開催
    ◎シンポジウム1「糖尿病、肥満症の食事・栄養療法を再考する―高齢化、合併症、サルコペニアをふまえて―」
    「サルコペニアと栄養」
    ・糖尿病がある人でのサルコペニア、フレイルが増加
    ・糖尿病がある人でのサルコペニア、フレイルには領域横断的な対応が必要
    ・糖尿病がある人でもエネルギー摂取量の不足に対応することが必要
    ・体重が減少した経口摂取不良患者へのONS付加で骨格筋量が回復
    ・糖尿病がある人でもサルコペニアに配慮した栄養療法が必要
    【質疑応答】
    「血統変動と栄養」
    ・HbA1cだけでは血統変動を把握できない
    ・血統変動は糖尿病合併症を惹起
    ・低炭水化物食でHbA1cが低下/・炭水化物のエネルギー比率低下で高血糖が減少
    ・炭水化物の種類や食事間隔、食べ方も食後血糖値と関連
    ・多職種連携による患者個別の継続可能な栄養指導が必要
    【質疑応答】
    「高齢者における肥満、糖尿病栄養管理の注意点」
    ・高齢者に対する栄養療法は、現時点では栄養素を基準とした指導が妥当
    ・死亡リスクは痩せで高く、フレイルリスクは痩せと肥満ともに効率
    ・高齢者の健康寿命維持にはフレイル、サルコペニア対策が必要
    ・糖尿病患者ではフレイル、サルコペニアが高率に合併
    ・フレイル、サルコペニアでは十分なエネルギーとたんぱく質摂取が重要
    ・サルコペニア肥満は死亡や認知症発症が高率
    ・高齢者の栄養指導は糖尿病領域と老年医学領域の連携が重要
    【質疑応答】
    「脳科学から見た糖尿病・肥満症の食事・栄養サポート:最近の研究動向と近未来展望」
    ・UPF摂取は生命予後悪化と関連
    ・異性化糖摂取は肥満、高血圧と関連
    ・ゼロカロリーの人工甘味料は肥満と関連
    ・脳のインスリン感受性低下は内臓脂肪蓄積と関連
    ・食事がすべての行動を決定
    【質疑応答】

    ◆学会情報

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