人間にとって、病気とはどんな存在でしょうか?
「なぜ自分が…」「あの時こうしていれば…」「死にたい…」……、誰もがネガティブな感情を抱くでしょう。
ずっと健康で順風満帆な人生を送れる人はそうそう居ません。
誰もが予期せぬ「苦」を経験する。それが万物の真理です。
そして「病気」になったら医師に診断をしてもらい、必要であれば外科的な手術も行う。
それが一般的です。
ただ、本書の著者は医者でありながら『病気の本質はサイエンスの及ばぬところにある』と言います。
そして「病気は必ずしも不幸ではない」とも言います。
本書はALSとの闘病で妻を亡くした著者自身の経験等から「どのような学びや智慧を病気から導き出すのか」をまとめた本です。
「病気」をどうしたらポジティブに捉えられるのか、是非多くの人に読んでもらいたい1冊です。