パーキンソン病は、多くが老年期に発症し年を取るに従って患者数が増加する疾患です。現在「パーキンソン病パンデミック」といわれるほど患者数は増加しており、加齢に疾患の進行が加わった晩期をどう治療し生活していくかは難しい問題となっています。
タイトルの「50+30」は、「50」は岡田芳子がパーキンソン病を発症してからの、「30」は舟波真美が診断を受けてからの年月です。若い頃に病を得た2人の若年性パーキンソン病患者が、病気の晩期と人生の晩期に立った今、病気とともに過ごしてきた過去・現在・未来の思いを執筆しました。
なお医師でもある岡田は患者としての視点と医療者としての視点から執筆しており、患者・家族に限らずパーキンソン病の治療・療養に関係するすべての方々に読んでいただきたい内容となっています。